見出し画像

【BTC】ビットコインって何がすごいの?

はじめに

Project LUCKと書く人

Project LUCKメンバーの大橋です!Project LUCKというのは、株式会社マーキュリー(代表取締役:都木聡)の中で立ち上げたプロジェクトです。そのコアメンバーが日々、自分たちが学んだことや読者の皆さんとコミュニケーションをとりたいと思い、さまざまな記事を書いています。

今回のテーマ

今回はビットコインの歴史も含めつつ、「ビットコインって何がすごいの?」というテーマで書いていきたいと思います。



そもそもビットコインはすごいのか


皆さん、各暗号資産の時価総額ランキングはご存知でしょうか?
ビットコインって聞いたことあるけど、そもそもビットコインってすごいの…?という方のために2024年2月20日時点でのCoinMarketCapの時価総額ランキングをご紹介します。

暗号資産時価総額ランキング
1位 ビットコイン(BTC):約150兆円
2位 イーサリアム(ETH) :約50兆円
3位 TetherUSDt(USDT):約15兆円

出典:CoinMarketCap

暗号資産の価格は変動が激しいため、あくまで目安にすぎませんが、ビットコインの時価総額は2位のイーサリアムと比べても約3倍ほどの差があり、現在でも圧倒的な地位を築いていることがわかると思います。

また、現時点では1BTC=約780万円であり、円建てでは過去最高値を更新しています!(2024年2月20日時点)

では、さっそくビットコインの何がすごいのか、ご説明していければと思います。


ビットコインの何がすごいのか

要因は色々とありますが、ビットコインがすごい1番の理由は、

世界で最初に作られた暗号資産だから

だと思います。

全ての暗号資産はビットコインをベースに作られており、ビットコイン以外の暗号資産をまとめてアルトコインと呼びます。

現在のスマホも、世界で一番最初にタッチディスプレイを搭載したスマートフォン「iPhone」をベースに作られていますよね。iPhoneがすごいのと同じイメージですね。

では、ビットコインはなぜ生まれたのでしょうか?


ビットコインはなぜ生まれたのか


ビットコインが生まれた理由については、諸説ありますが、
2008年のリーマンショックにより、中央銀行に対する不信感が高まったため
という説が有力とされています。

中央銀行等が管理する中央集権型の伝統的な金融は「TradFi (Traditional Finance)」とも呼ばれ、その金融システムの違いから、ブロックチェーンを使用した分散型金融「DeFi」や中央集権型金融「CeFi」等とは区別されることが多いです。
DeFiとCeFiについては、また別の回でご説明しますね。

では、ビットコインはどのように成長していったのでしょうか?
ビットコインの歴史について少しご紹介していきたいと思います。


ビットコインはどのように成長を遂げたのか

2009年 ジェネシス・ブロックの生成

2008年10月末、サトシナカモトは技術論文「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」を公表し、ビットコインの構想を書きました。
この技術論文に基づき、2009年にビットコインのソフトウェアが開発、公開されています。

実際にビットコインの取引記録が確認できるエクスプローラーを見ると、2009年1月4日 03:15(日本時間)に最初のブロックであるジェネシス・ブロックが生成されていることがわかります。

ビットコインのジェネシス・ブロック Block 0 (出典:Btcscan)

ジェネシス・ブロックが生成された後、ビットコインはオンラインコミュニティに参加している一部のエンジニアたちに支持されました。当時は一部のエンジニアの間でやりとりされているものにすぎず、資産としての価値はあまりありませんでした。


2010年 ビットコイン・ピザ・デー

2010年5月22日、フロリダ州のラズロ・ハニエツさんが1万BTCでPapa John'sのピザ2枚を購入しました。
当時は1BTC=1円にも満たない価値でしたが、ビットコインフォーラムで、ラズロ・ハニエツさんは「ピザ2枚に対して1万BTCを支払うので取引してくれる人はいないか」と投稿を行い、実際に取引が成立しました。

この取引は、初めてビットコインが現実世界の商品と交換された取引だと考えられています。


2011年以降 ビットコインの拡大

ビットコイン 価格の動き(出典:CoinMarketCap

2010年にビットコインでピザが購入されて以降、ビットコインの価格は乱高下を繰り返し、2017年には一時1BTC=約200万円となりました。
2018年には相場が低迷しましたが、2021年には1BTC=約700万円になり、2024年2月には1BTC=約780万円になる等、激しい乱高下を繰り返しつつ、少しずつ価値が上がってきたんですね。

2010年と比較するとビットコインはかなり値上がりしたので、ラズロ・ハニエツさんが注文したピザは、現在だとかなりの高級ピザになりますね…!
当時、1万BTCで取引しているので、2024年2月時点の価値に直すとピザ2枚で約780億円です!


最後に

今回はビットコインについてご説明していきました。

現在、ビットコインは値動きが激しいので、日本円等の法定通貨の代わりに決済に使用するという側面よりも、FXや株、金等と似て投資的な側面が強く、今後の値動きについては段々と落ち着いていくのか、下がるのか、上がるのかはわかりません。

しかしながら、ビットコインは新しい金融システムの基礎となり、ブロックチェーン技術を基盤とした分散型ネットワーク環境「Web3」という概念を生み出す等、その影響は金融システムにとどまらず、広がり続けています。

ビットコインで使用されているブロックチェーン技術はどの業界にも応用することができ、その活用方法は無限大ですので、これからの未来がどう変わっていくのか楽しみですね。

また、初めてビットコインが現実世界の商品と取引されたことを記念して、毎年5月22日はビットコイン・ピザ・デーとして全世界で祝われています。
皆さんも今年のビットコイン・ピザ・デーにはピザを注文して、ビットコインの成長と歴史に思いをはせつつ、楽しんでみてはいかがでしょうか?

ビットコインの銘柄特性等については「Project LUCK 暗号資産探索」シリーズの記事でご説明する予定なので、取引を検討されている方はそちらもぜひ参考にしてみてください!


参考文献

CoinMarketCap「暗号資産時価総額上位100」
https://coinmarketcap.com/ja/

Btcscan 「Block 0」
https://btcscan.org/block/000000000019d6689c085ae165831e934ff763ae46a2a6c172b3f1b60a8ce26f

ビットコインフォーラム「Pizza for bitcoins?」
https://bitcointalk.org/index.php?topic=137.0

総務省「令和5年度版情報通信白書 Web3とは」
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r05/html/nd131110.html

CoinPost「ビットコイン生誕15周年 過去の歴史と軌跡を振り返る」
https://coinpost.jp/?p=302159

ナサニエル・ポッパー著、土方奈美訳「デジタル・ゴールド:ビットコイン、その知られざる物語」
https://amzn.asia/d/9rn3g8o



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?