Office+クラウドで作るシステム開発(はじめに)
ここでは、マイクロソフトアクセスとクラウドサービスのAzureを利用して「自分で作る業務システム」の構築方法を紹介していきたいと思います。
マイクロソフトアクセス(MS-Access)は、Webアプリケーション全盛の世の中で、「部署内でちょっと共有して使いたい」「自分の業務内容をもっと効率化したい」という自分でも作成できる小さなシステムを開発するツールとしては最適だと思います。
ここでは、在宅や出張先でも見積の申請を行い、上司からOKをもらった地点で捺印つきの見積書が各PCから出力されるという販売管理システムの開発手法を紹介していきたいと思います。
1)営業PCで見積情報を作成し、承認申請を発行
2)管理PCで各見積情報を閲覧し、見積金額や内容が承認されたら捺印付きの見積書の発行を許可
というような機能を実装していきます。まずはAzureの契約から行っていきましょう。
Azureの無料アカウントを取得する
クラウドサービスを契約してみましょう。まずは、1か月無料で購入できるプランがありますので、いろいろと試してみることができます。
AzureのURLにアクセスします。(https://azure.microsoft.com/ja-jp/free/)
※URLは2021/06月現在です。
無料で始めるボタンをクリックします。
マイクロソフトアカウントのログイン画面が表示されますので、サインインボタンをクリックしてサインインを行います。
※サインインが必要ですのでアカウントが未作成の場合には作成しておきましょう。
まずは、クレジットカードの入力が必要となります。「いきなり有料?」と思いますが、適切なサービスを選択していれば特に後で高額請求ということにはなりません。ただ、コスト管理はしっかり学んでおかないといけません。コスト管理で失敗した例も含めて後ほど紹介していきたいと思います。
名前やカード番号を入力し、「次へ」ボタンをクリックします。
アグリーメントのチェック後、サインアップをクリックします。
「ポータルに移動」をクリックします。これで登録は完了です!
次回はデータベースを作成していきたいと思います。費用をしっかりと把握して適切なデータベースを設定していきましょう。