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どうぶつ村(意味が分かると怖い話)

 どうぶつ村はいろんなどうぶつさんたちが仲良く暮らしている愉快な村でです。時折トラブルも起こりますが、なんとか平和に暮らしています。

 ある日、村一番の力持ちの「くまさん」がいいました。「僕の家でホームパーティーしない?」

 すぐさま「僕行きたい!」といったのは「いぬさん」です。「いぬさん」は村で一番の食いしん坊です。

 すると「わたしも!」と「ねこさん」もいいました。「ねこさん」は村で一番かわいい、みんなのアイドルです。

 ほかにも「れっさーぱんださん」や「ちべっとすなぎつねさん」も参加したいといいました。ホームパーティの前の日になって「にんげんさん」も加わってくれることになりました。

 待ちに待ったパーティーが始まります。「くまさん」は山で採ってきたどんぐりのビスケットをみんなに振舞いました。「ねこさん」は家で作ってきたサラダをみんなに振舞いました。「にんげんさん」はインターネットで取り寄せたチョコパイをみんなに振舞いました。「いぬさん」はわざわざ原っぱまで行ってきて、「うしさん」をビーフステーキにしてみんなに振舞いました。

 村で一番賢い「にんげんさん」はいいました。「ほかのどうぶつさんを獲物にしていいの?」

「いぬさん」は反論しました。「どうぶつはみんな他の何かを食べて生きてるんだよ。生きるってそういうことじゃないか?他の命を犠牲にするのは仕方がないことなんだ」

「にんげんさん」はいいました。「そうか、そうだよな。ぼくはこの村の土地を悪いどうぶつさんに売り渡してしまったんだ。でも悪く思わないでほしいんだ」














答え
「にんげんさん」はホームパーティーでチョコパイを振舞っている。チョコレートに含まれるテオブロミンは人間には無害だが、犬や猫をはじめとした大半の哺乳類には猛毒である。おそらく「にんげんさん」は地上げの邪魔になる動物たちを毒殺するつもりだと思われる。

 犬にチョコレートを絶対に与えないように!!


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