バーコードでイベント来場者を記録する
バーコードと名前を印刷した名札を用意し、バーコードを読み込むことで入場者の記録をする仕組みを作りました。
イベントに来て頂く招待客の名札を作っておき、それを首から下げてもらって会場入口でバーコードを読みます。バーコードの読み取りと名簿を照合することで、招待客の誰が何時に来たのかという記録をバーコードの読み取りと同時に行います。この仕組みのようにGoogle SpreadSheet を使って、招待客リストを別の場所で開いておくことで、場所が離れていても重要な方が来場したことをリアルタイムで知ることができます。更にはイベントの終了後に、スプレッドシートで絞り込みすることで、来場された招待客のリストを瞬時に出すことができ、このデータを使ってイベント終了後、直ぐに御礼状を発信(発送)することができます。
バーコード(QRコードを含む)を使った出欠管理の仕組みは様々な方法がありますし、手元にあるデータと連携させれば工夫次第でいろんなことができます。今回は招待客のリストと連携させて、来場しているかどうかを一覧表で見れるようにしました。
仕様
アプリ:バーコードを読み込むためのもの
イベント招待者名簿:Google SpreadSheet に作成
来場者バーコード読み取り記録表:Google SpreadSheet に作成
招待者の名札:紙に印刷したものと、それを入れて首から下げてもらうネックストラップ
アプリで名札のバーコードをバーコードスキャナーで読むと、バーコードデータが来場者バーコード読み取り記録表に書き込まれ、それと連動してイベント招待者名簿の来場とその日時が自動で表示される。
動かしてみる
1.来場された招待者にネックストラップに入れた名札を渡す。名札はプリンタで普通紙に印刷したものを名刺サイズに切ったもの。
2.アプリを起動しておきます。名簿の来場欄を見ると既に3名が来場しています。
3.サクラテクノロジーの田中太郎様の名札のバーコードをスキャンする。読み取りを行うと、読み取り成功の表示と名簿の来場欄に○が付き、来場日時が記録される。
技術情報
プログラム言語(アプリ):python
表計算ソフト:Google SpreadSheet
サーバー側処理:Google Apps Script
連携の仕組みです。バーコードのデータは読み取り記録シートに書き込まれ、名簿シートでは読み取り記録シートにあるコードをVlookup関数で見つけられたら、来場欄に○を出して、来場日時欄に読み取り記録シートの日時データを表示します。
まとめ
展示会の名札にバーコードを印刷して使うケースを使いましたが、いろんな場のことを考えてみると、無線通信が使えない場所もあるし、バーコードスキャナーを置くことに支障があることもあります。そういうケースでも使えるようにしたいと思います。