#おむすびの具 時間は積み重ねるもの
「今月あと1週間しかない!」
「もう一年たっちゃうよ〜」
1日1日は長く感じられるのに、いつの間にか思っていた以上に時が過ぎている。
そんなとき、漠然とした不安を感じます。
今まで何をしていたんだ。
このままでいいのかな。
時間がない。
過去を振り返ってはなんの中身もない日々を歩み、ただただ時間を無駄にしてきたように見える自分を恨み、責め、後悔する。
私の砂時計は、どのくらい消費してしまったのだろう......。
あとどのくらい残っているのだろう......。
時間は限りあるものを使っていくイメージを持ちがちだけど、それじゃあ減っていく様を見て悲しくなるだけ。
だから、砂時計の上ではなく下を見て見たらどうでしょう。
私は、なんの変哲もない砂をどのように変化させてきたと思う?
美しい色の花びらを八重咲にさせた桜。
勢いよくしげるみずみずしい葉。
ハラハラと踊りながら風に集められた落ち葉の山。
天に向かって燃え盛る炎、煙、そして残った灰。
砂時計の丘からは、どんな景色が見える?
草花で溢れた草原かもしれない。
寂れた廃墟かもしれない。
時間は減らしてきたものではなく、創り上げてきたもの。
今がどんな景色でも大丈夫。
これからいくらでも変えられるから。
虹のシャワーを大地に降らせることもできる。
夜空に宝石のような星をまくこともできる。
砂時計の上にある砂の価値を決めるのは自分なんです。
そして、砂時計の下に創る世界を決めるのも自分なんです。
さぁ、今日はどんな1日にしようかな。