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百葉箱のタイトルに惹かれて(中学時代の思い出)

ほんとなつ懐かしい響き‼️
中学生になる頃の前段、小学生ではサッカーを2年とりあえずやっていた。そこでなんとなくゴールキーパーなどやってみたがさほどあまり魅力的では無かった。でも当時はJリーグもない時代で代わりと言ってはなんだか実業団サッカーが盛んで当時は釜本選手や鈴木選手が花形だった時代に小学校の担任教師がクラス引き連れ横浜三ツ沢の競技場に連れて行ってくれた。すぐ間近でみる選手達の猛威的なスピードやボールの取り回し様は小学5年生にとっては驚異な刺激であった事は鮮明に今でも覚えている。
つまり、あれには成れないなと言う宣告されたのような感覚。でも、観覧では大いに興奮した。実業団はアマチュアだと思ってはいても、やっている事はプロフェッショナルそのものだった。貴重ないい体験をさせて貰ったと思う。
中学生になったら野球部、剣道部、陸上部を覗き見させてもらい、その足で校舎内の文化部へ覗き見に入ると何故だか地学部に吸収されてしまった。小学生の頃にはここのクラブでやるべく内容は経験がなかったので半分興味本意と言った所で、入部の時から観測器記録と言う百葉箱通いが日課となる。記録、記録ひたすら記録の世界。クラブ練習では3000m高度気象図をラジオ録音を聴きながらこれまた覚えたばかりの気象天気ロゴと風向と風力、気圧、温度を聞き取り記入とラジオ終了後に等圧線を繋げて絵にしていくアナログな作業はちょっとした趣味世界と並ぶべく様な壮観な感覚体験だった。放送はたしか一日三回あった様で決まった時間に天気図を自宅でも書いて天気と気圧変化を見ていくのが結構面白く授業の宿題よりも楽しかった。今さらに思えば当時はスーパーコンピューターなぞ無い時代。これを気象庁職員が日夜観測、集計、図面化する事を思い浮かべてみるとそのご苦労が偲ばれる。
この天気のメカニズムについての興味は尽きず拙い小遣いで朝倉書店の大気循環論の大学生が読む様な高価ものを買ってみてチンプんカンプんになりながらもこの本に書いてある数式なぞ何にも分からないのでひたすらにはしょり読図読書に頼って理解しようとしていた。まあ、かなり無理がある。

これらの経験値はのち独り山行へと出向く社会人になってから遥か昔を思い出しだし3000m天気図を描いて行き先方面の天気予測をしていたりしていた。
あの頃は懐かしい。まあ中学生は多感な時代だから知らぬ事を入れていくのは必然的に楽しかった。このときに興味幅を随分広くしたのではないかと今は思う。

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