五月雨登校
中学1年生の3学期、息子は塾の宿題に追われてしまっていました。しなければいけないけれども眠くてなかなか進まない日が多くなりました。ちょっと寝るから1時間後に起こしてと言われたら、私は頼まれたんだからと機嫌の悪い息子を無理やり起こしていました。
ある日、宿題が終わらずに寝てしまい、朝から「塾の宿題が終わってないので学校休みたい」と言ってきました。塾の宿題なんてしなくてもいいよ、と伝えましたが、息子は考え方が百かゼロなので、塾の宿題をしないまま塾には行けない、先生に怒られると訴えてきました。これが五月雨登校の始まりです。
もぉーと思いながら朝から急いで弁当を作って出勤しました。
その日学校は休みましたが、塾の宿題は全く手をつけていませんでした。
塾に相談すると、すぐに面談しましょう。原因はきっとスマホの見すぎでしょうと。面談時息子は、これからは計画的に宿題をして、頑張りますと宣言しました。
いつも塾へ出発するのは夕食後の19時15分頃でした。面談から数日後、部活から帰って、半泣き状態で何も食べずに宿題やミニテストの勉強をギリギリまでやって塾へ行こうとしてたので、もうこんな状態で塾に行くことはできないと思った私は、冷たい口調で「塾なんていけるわけないじゃん」と言ってしまい、息子はきれて、部屋で暴れました。
息子は塾に行きたい、勉強したいんだと思っていましたが、今思えばそれは間違いで、息子は勉強しなければいけない、勉強しなければ良い高校に行けない、と思っていたんだなと。そう思わせるような子育てをしたのは私なんだとのちのち自分をたくさん責めました。息子よ、本当にごめんなさい。
最初は1週間に1回学校休む、翌週は2回休む、こんな感じで休む日が増えていき、3月は数日しか学校に行くことが出来ませんでした。
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