旅の功労者（10月の旅のこと―また別記―）

この度の一人旅。
一人旅ゆえに、見たいことしたいこと感じたいこと　叶えられるだけ全部満たしてこよう！――とすると、空腹感はその場しのぎで済ませたりして、結局 地元のグルメにはほぼありつけませんでした（^^ﾄﾎﾎ
二日目の車中泊の晩は、なぜにどうしても舌が焼き鳥を欲していて、網焼きで食べたくて、地元のスーパーへ仕入れに走って２軒はしごしたけれど、串に刺さっている鶏肉が見つからなくて、結局 ３割引きになっていた香味ウィンナーを網焼きすることに落ち着き、それでも鶏が食べたい私は 少量パックの鶏もも肉を買い（割高だけどこういう時ぐらいは！）、カット野菜とインスタントの卵スープで鍋をすることにした。

少し冷たい海風が強めに吹く中、はふはふして食べる鍋が最高だった。
空には満点の星。日本海側に来ると、やはり北極星の位置がわずかに高くにある実感がする。そして白くまぶしい半月。極上の晩ごはんの雰囲気を味わうのには、人工的な明かりはいらなかった。（鶏肉の火の通り具合はライトでしっかりチェックしました。^^ぬかりなく）

大人になってから月が好きになった。月はずっと眺めていられる。無になって、ぼーーーーっと。時を味わえる贅沢。
でもそういえば最近は こんなに長い時間 月を見つめることって無かったなあ。帰宅時 車から降りたときに「ああもう少しで満月だなあ」くらいの一瞬しか見ていない気がする。わりと若いころの方がふとした自然や空気感に浸ることができた。いつからなのかもわからないくらい、いつの間にかそうできなくなってしまっていた。あえて意識しないと五感が思うように働かない。
ヒトが、自然の一部たることを忘れかけてしまいそうな、一抹の寂しさ。

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この日の晩ごはんで、ありがたや～と思えた商品を２点ほど。

ミニ焚き火台。近所のホームセンターさんにて購入。

網焼き用の網。円形と正方形と２枚組。ダイソーさんにて購入。
上と同じ条件で撮った写真なのに画質がこんなに変わる我がスマホの不思議よ^^…

いつかの一人旅で使おうと、しばらく温め置かれていた子たち。なかなか出番がなくてクローゼットケースの中でほかの備品などに揉まれて外装だけ傷んでいました。ごめんネ。
今回やっと持ち出されて大活躍してくれました。ミニ焚き火台には固形燃料（これも100均）を使って、３個で鍋も網焼きも十分調理してくれた。コンパクトで軽いし、組み立ても簡単（久々すぎて手こずったけれど^^ﾈ）で、2人分くらいの調理では事足りることが分かった。（鍋の量が2.5人前くらいあった気がする～^^ｳﾌﾟ）
焼き網については丈夫さに驚きまして、正直（100均さんなので…）１度使ったらポイになってしまうかなと思っていたけれど、汚れを落とせばまだまだ全然傷んでない様子。結構ウィンナー焦げるくらい焼いちゃったけど。しかも長いのでずらしながらを4本も。しかももう１枚入っているという最高のコスパときた。
荷物を最小限にしたい時にうってつけの２点で、大変満足しました。

でもやはり、一番の功労者は 愛車だろうなあ。
今回の旅が、おそらく私の中の運転時間最長記録を更新したと思う。全線高速ではなく山も越え夜間も走り、日中気温も上がる中走ったけれど、普段の通勤乗りよりもかなり燃費よく走ってくれた。車中泊は狭くとも爆睡でした。笑
軽で新しいわけでもなくて、本当はそんなに長距離走るような仕様ではないけれど、大変頑張ってくれました。自宅車庫に着いてエンジンを止めたとき、ハンドルを握りなおしたら、「ありがとうね～」と思わずこぼれた。