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前の職場であった不思議なこと

こんにちは。
史井奈志郎です。

強制終了の話を書き込んでいこうと思いましたがー
やめました。

印刷のスキルの話も書き込もうとしましたがー
これもやめました。

どっちも考えると超重くなってしまう。

折角、立ち直ってきたのだから、わざわざここでまた重たいものを引っ張り出してくる必要もないだろうと思い直しました。

でもー

前の職場であった不思議でしょうがないという事を書き込んでみようと思います。
ちょっと批判じみたように思われるかもしれませんけど、決して前の会社を批判するのではなく、その起きた現象が不思議でしょうがなくて記事にするものです。
皆さん、必死でいっぱいいっぱいで、当然僕もいっぱいいっぱいだった訳ですが、そんな中で起きた不思議な現象という事です。


前の職場は3交代制で昼夜機械を回していました。
この印刷右肩下がりのご時世、機械を止めないように営業も必死で仕事を取ってきてるようでしたし、現場も大変でした。
でもトラブルは絶えなかったですねぇ。
仕事上のトラブルは勿論、機械や設備のトラブル等々ー。
ひどい時は毎日のようにー。
それで社長もいっぱいいっぱいだったとは思うんです。
何か大きなトラブルがあった時だったと思うんですが、月一で品質会議というのがあって、その席で一同に
「愛社精神が足らないんだよ!」
と仰られまして、その後で
「成績のいい奴が学級委員になるんだ!仕事も成績がいい奴が上に上がるんだ!」
と仰られましてー。
その言葉を聞いた時、さすがに僕もなんじゃそりゃあ?と呆れ返りましてー。
まぁ仕事は成績のいい奴が上に上がるかもしれないですけど、そこに学級委員の例えを出してくるというのがどうも…。その例え、小学生、中学生レベルですよね。もう少し気の利いた例えは出てこなかったんですかね。
今、noteのお題で"心に残る上司の言葉"というのをやってるようですが、ある意味、そっちの方に投稿しようかと思ったぐらいでー。
その心に残るお言葉からダメになっちゃって。心中不平不満。仕事の内容ではなくて、ものの考え方、捉え方ですね。その辺に不平不満が溜まりまくりまして。
肝心の仕事だってあんな言い方をされれば士気が落ちます。
でも仕事自体はやりがいのあるものだと思ってました。
いかにトラブルを減らし、品質向上出来るかという事は常に考えてました。
余談ですが、機械も段々よくなって、ホント辞める直前までは、自分の思い描いていた仕事までもう一歩、新台も任されて、よっしゃ自分の仕事の集大成にしようと意気込んでいました。
大体、新台というのは意外と故障し易かったりするんです、何故か。他の新台で一年経ったか経たないうちに大きな故障が起きて、一ヶ月以上も機械が停止していたなんて事もりました。
しかし僕が任された新台は、設置時のトラブル、インキのパイピング異常という以外、一年以上本体の故障はゼロでいきました。
僕は機械の性能を存分に引き出すこと。そうすれば機械を操作作業している人間の負担も減り、余裕が出来る事によってトラブルも未然に防ぎ、連鎖するように起こる二次三次のトラブルも当然なくなり、品質も向上する。しいては会社の発展にも繋がる-と思っていました。
まぁでも会議での社長の発言があった時は、収まりもつかなくて、Wordなんかに鬱憤を綴ってたりしてたんですよね。
で、ある夜勤の日、それがピークになってて、"老害め!"って打ち込んだんです。
それから10分ぐらいしてからですかね。
結構、大きな地震が起きたんです!
なに、これ…と思ったんですが…。

…偶然ですね。

この社長が余ったインキの入ったインキ缶を重ねて置いておくのをものすごく嫌がってまして。
僕が担当していた機械は特色が多かったので、すぐにインキ缶が溜まっていく訳ですよ。しかもほんのちょっとしか使ってない奴とか、すぐには来ないだろうけど、また使うであろう練ったインキとか。
昔の印刷職人の方は、捨てるのは大変勿体ないので、そういう余ったインキで特色インキを練ったりされてたんです。
でも社長はすぐ捨てろと仰られる。
あのインキ1kgいくらなんだろうとか僕なんかは考えるんですが、社長はそんなのお構いなくすぐ捨てろと。
勿体なくないですか?ある意味お金を捨てろと言っているようなものですよ。それを社長自ら言ってるんですから。
僕は心の中では「印刷会社の社長としてあるまじき発言」と思っていたのですが。それでいて使わない電気は消せ、節電しろと言ってた方なんです。
インク缶の重ね置きに関しては、要は社長がこだわっているのは見栄えの問題だったと思うんですよね。
でも画家のアトリエやパレットが全く汚れのないままで絵が描けると思いますか?展示会のようにしていて仕事が出来ると思いますか?
そうそうそう、社長はどうも常に展示会の会場のような工場の姿を思い描いていたようです。かと言って自社工場じゃなくて貸工場ですから、もともとがそんなきれいな所ではないですし、どうあがいても展示会の会場という訳にはいきません。
ある時、また工場の管理の人間を通して、インキ缶を積み上げるなという指示を出したらしいんです。その理由が
"地震が来たら崩れて危ない"
だったらしいんです。
社長は午前中に来られて指示を出したと記憶してるんですが、僕は助手に「そんなインキ缶が崩れるような地震なんて、めったに来る訳ないじゃん」と言ってたんです。
そしたら午後になってー
来たんです。
結構、おっきな地震がー
「へ?」
僕は唖然としました。
いや、まさかホントにくるとは。
それから管理の人がきて「いやぁ、地震きましたね」と笑ってましたが。
でもー
インキ缶は崩れませんでした。

で、社長以外にもあんまりにも不条理な仕事や、無茶な仕事をヘーキで現場に流す営業の事も、おんなじようにWordで綴ってたんです。
しかし地震をはじめ異常なことは全く起こりませんでした。
ですから社長だけなんですよ、地震が起きたのは。

まぁ、偶然ですね。

とは言え未だに不思議でして。

ある方にこの一連の話の事をラインに打ち込んで
このラインを送った後、また地震が起きたらすごいですけどね。
と最後に打って送ったんです。

地震は起きませんでした。
その日は-。
でも翌朝、僕が住んでいる所からは遠く離れた九州地方で、震度5の地震があったとニュースで知りました。

……。

まぁ、偶然ですね。

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