今年の手帳を買ってきた
お気に入りの手帳の話
Daycraft の手帳を紹介してくれたのは、当時同じ部署で働いていた中国人の同僚でした。
彼女は私の好みをよく知っていました。
そして、不思議なのは、私自身もどのような手帳が自分に合っているのか分かっていなかったのに、彼女は知っていたということです。
まさに彼女の言う通りでした。
色々と書いていると、何だかんだでページが埋まってしまうのです。それは、さらさらとした質感の紙のおかげで、書き心地が非常に良かったというのも理由のひとつかもしれません。
私はすぐにその手帳が気に入り、それ以来ほぼ毎年、この daycraft の手帳を使うことになるのです。一度他の手帳に手を出したこともありましたが、結局翌年には daycraft に戻ってしまいました。
そして今では、「次は何色にしようかな」という嬉しい悩みに浸るのが、年末年始の恒例行事になっています。
私がこの手帳を気に入った理由は他にもあります。
まずは、何と言っても、世界の休日が記載されているという点です。
これは、デイリー仕様であることの次に重要でした。韓国にいても日本の休日が分かりますし、また、東南アジアにいたときには、韓国と日本の休日を確認するのに役立ちました。
ただ、このような利便性はあくまでもおまけです。
実は、昔の英語の先生が使っていた手帳に世界各国の休日が載っていて、それがとてもかっこよく見え、自分もいつかそのような手帳を持ってみたいと思っていたのです。
そう。この手帳のおかげで、小さな夢がひとつ叶ったというわけです。
また、各国の主要都市、言語、通貨、空港、緊急通報、政府のサイトなどの基本情報をまとめたページもあります。
ん? そんな情報、手帳に必要あるかって?
おそらくないでしょう。
実際、一度も使ったことはありません。
それでも良いのです。
だって、付いているだけで嬉しいのですから。
その他にも、地域と年代別ヴィンテージワインチャート、インチ×センチメートル換算表、フィート×メートル換算表、マイル×キロメートル換算表、摂氏×華氏換算表、食材別カロリー計算表、地域別洋服・靴のサイズ、国別IDDコードも載っています。
もちろん、どれもこれも、一度も使ったことがありません。
それどころか、もし今後これらの情報が必要になれば、ネットで検索するというのがオチでしょう。それでも、手帳にこのような情報が載っているということがとてもかっこよく思えましたし、だからこそ、この手帳を持っているだけで満足だったのです。
今年はOROMの手帳に決定
今年も daycraft の手帳を買う気で満々でした。
しかし、いつものようにソウルで最も大きな書店の教保文庫(교보문고)に行ったところ、どこを探してもない、ない、やっぱりない・・・。
お店の人曰く、今年は入荷していないということでした。
ガーン。
ガガーーン。
ガガガーーーン。
ショーーーーック!(&思考停止)
Daycraft は香港の企業で、基本的には中国と韓国でビジネスを展開しているのですが、今年は商品が一切韓国に入って来ていないようでした。(香港の情勢が関連しているんですかねぇ・・・勝手な想像ですが)
Daycraft の韓国サイトで確認しても、手帳は全て品切れとのこと。
こうなっては仕方がありません。傷心の私は気持ちを奮い立たせ、できるかぎり Daycraft に近い手帳を探すことにしました。
そして選んだのが、OROMの手帳です。
ただ、これが良かったというよりは、他に好きなのがなかったというのが正直なところです。
A6 サイズの daycraft よりも一回り小さめというのが、ちょっくら不満ではあります。紙の厚さも、希望のものよりはちょびっと厚め。そしてお値段も、daycraft よりお高めです(ムスッ)。
ーーなんて、タラタラと不満を並べていても仕方ないので、気に入った点を探すことにしました。
すると、出てくる出てくる。
ということで、今年はこの手帳で1年過ごそうと思います。
それにしても、毎回のことではありますが、最初の文字を書くは緊張しますね。きれいな字を書くぞという余計な気合いと意味のないプレッシャー。
そんなもの、数日・・・いや、早ければ数分で消え去ってしまうのにね。
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