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梨泰院にあるおすすめのLeeum美術館

 ソウル・梨泰院に位置する Leeum 美術館(리움미술관はサムスン文化財団が運営する私設美術館です。

 昨年初めて常設展を観に行きましたが、国宝や宝物も含めて韓国の古美術品を鑑賞することができ、建物も美しく、魅力的な美術館でした。芸術にはあまり親しみのない人でも楽しめるような工夫が施されているため、普段は美術館や博物館を訪れない方にもおすすめです。

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Leeum 美術館(리움미술관)

 Leeum 美術館は、サムスングループ創設者の李秉喆(이병철/イ・ビョンチョル)氏が生前に蒐集した約15,000点の美術品を基盤に2004年10月に開館されました。

 美術館名の「Leeum」は李氏の「Lee」と美術館の「Museum」を合わせた造語だそうです。

 美術館は古美術を展示する Museum 1現代美術館の Museum 2、子ども向けの児童教育文化センターの3棟に分かれ、建物はそれぞれスイス人建築家マリオ・ボッタ氏(Mario Botta)、フランス人建築家ジャン・ヌーヴェル氏(Jean Nouvel)、オランダ人建築家レム・コールハース氏(Rem Koolhaas)によって設計されました。

 今回は陶磁器や書画、仏教美術などを楽しめる Museum 1 の常設展を観覧しました。入場料は無料ですが、最初にチケットブースでチケットを発行してもらう必要があります。

 また、日本語でも利用可能なデジタル音声ガイドも借りられます。

 このあたりはさすがサムスンといった感じで、デバイスはスマホの Galaxy。内容も豊富で使いやすく、展示を観て回る際には非常に役立ちました。ちなみに、デジタルガイドを借りる場合は身分証明書を預けるシステムになっているため、忘れないようご持参ください。

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◆陶磁器

展示方法がたいへん魅惑的――
惹きこまれました
青磁象嵌雲鶴牡丹菊花文梅瓶(宝物)
13世紀(高麗時代)
青磁透刻牡丹文盒
12世紀(高麗時代)
粉青沙器鉄書草花文獐本

心なしか、蚊取り線香を思い出す・・・
白磁青書雲龍文壺
18世紀(朝鮮時代)

右に傾いてる? でっぱってる?

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◆書画

老柏図
18世紀前半(朝鮮時代)
古代名画帖
16~17世紀(朝鮮時代)
群仙図(国宝)
1776年(朝鮮時代)

おそらく、この展示で一番の見所作品

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◆仏教美術

銀製観音菩薩坐像
14世紀(高麗時代)
金銅阿弥陀如来三尊坐像
14~15世紀(高麗時代末期~朝鮮時代初期)

三尊そろって「おっけ~👌」
金銅金剛杵・青銅五鈷鈴
10~14世紀(高麗時代)

かっこいい。こういうのほしい
金銅塔形舎利器一括
14世紀(高麗時代)
金銅大塔(国宝)
10~11世紀・高麗時代

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◆金属・木工芸

玳瑁錯嵌花文櫛
8~10世紀(統一新羅時代)
螺細菊花唐草文器物
14~15世紀(高麗時代末期~朝鮮時代初期)

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◆アート建築

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 Leeum 美術館はアクセスしやすい場所に位置し、常設展では初心者でも古典美術を十分に堪能できる魅力的な美術館でした。

 展示内容もさることながら、作品一つ一つをいろいろな角度から鑑賞できる工夫が施されており、考え抜かれた動線のおかげで人の流れもスムーズ。最初から最後まで一気に楽しめました。思わず写真を撮りたくなるような映えポイントもいくつかあり、規模もちょうど良かったように思います。

 これが無料だなんて贅沢だなあ。

 次回は特別展も鑑賞したいと思います。


■■Leeum美術館ホームページ■■

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