Docs: Haruka Takahira
Getting Started
Docs: Haruka Takahiraは、自分のバックグラウンドに関して網羅的に記載したもの
投資家、起業家の仲間、将来一緒に仕事をする仲間たちに読んでもらい、話の切り口、人間関係の入口になると嬉しい
Timeline
特徴
コンピューターと共に育った
とにかく何事も試してから考えたいタイプ
いくつか開発系のサークルを立ち上げた
2002/01 | 生まれる in 福岡
2007/?? | コンピュータと出会う
2013/?? | 中学はテニス部
2013/?? | はじめてのAndroidアプリ開発、英語の壁で挫折
2013/?? | オープンソースの3D街づくりゲーム(Railsim)にハマり、3Dモデリングにハマる
2016/?? | 高校は友人とプールに通う(水泳部が無かった)
2016/?? | 高校の文化祭のアニメーション・ポスター制作をきっかけに、CGにハマる
2020/03 | 高校卒業
--- 上京・大学1年 ---
2020/04 | 大学入学、コロナ禍と共に大学生活を迎える
2020/05 | テニサーに入る
2020/08 | AI系サークル(HAIT Lab)に入る
2021/01 | AI系サークル(HAIT Lab)の運営代表になる
2021/01 | 1社目インターン(データアナリスト・AIコンサル)
--- 大学2年 ---
2021/08 | 尖ったエンジニア学生を集めたサークル、GDSC Keio (愛称: Cloud League) を立ち上げる
2022/03 | ブロックチェーンに興味が湧く
2022/03 | 友人と東大ブロックチェーン研究会(後の2代目 CryptoAge)を立ち上げる
--- 大学3年 ---
2022/03 | 2社目インターン(ブロックチェーンエンジニア)
2022/05 | 1社目インターン辞める
2022/04 | ブロックチェーン上の予測市場を開発、ハッカソンに出す
2022/05 | NFTマーケット・CYPHERを開発、リリース
2022/05 | 西海岸のスタートアップの現状を知り、サマーインターンの代わりにY Combinatorを目指すことを決意
2022/07 | 5カ国から集まった学生とブロックチェーン上のEC基盤(MallTomorrow)を開発
2022/09 | MallTomorrowをY Combinatorに出す、落ちる
2022/09 | はじめての渡米、シリコンバレー中心に1ヶ月弱滞在
2022/10 | ブロックチェーンに見切りをつける
2022/11 | インドネシアのSME向けAIアシスタント・OPLANDを開発
2023/03 | OPLANDをY Combinatorに出す、落ちる
--- 大学4年 ---
2023/05 | 50以上の現地ビジネスに使ってもらうも継続利用が伸びず解散
2023/07 | mercariでソフトウェアエンジニアのインターンを開始
2023/09 | 米カリフォルニア大学留学、シリコンバレーを中心に1ヶ月弱滞在
2023/09 | スタンフォードの学生に背中を押され、内定を捨てて起業を決意
2023/09 | 熟練のメンバー3人で新しいチーム結成
2023/10 | 3社目インターン(AI電子カルテのエンジニア)
2024/01 | 3社目インターン辞める
2024/02 | AIを用いた光学系の自動設計に関する卒論を書き上げる
2024/02 | 卒業間近にチームが解散
2024/03 | 医療領域で事業を練り仮説検証を進める
--- 卒業 ---
2024/04 | 医療領域を断念
2024/04 | 受託開発でキャッシュを作りつつ、先輩起業家に弟子入り
2024/05 | 位置情報系ソーシャルアプリを出して仮説検証
2024/07 | 位置情報系ソーシャルアプリを断念
2024/08 | 開発で貯めた資金でGather Inc. を法人登記
2024/09 | 観光AIアプリ・GatherGoをリリース(予定)
Identity: Gather Inc. の Founder
自分にぴったりのお出かけ先を見つけられるAIアプリ GatherGo を開発
使用頻度が高い(歯ブラシテストに合格する)割にペインが深い
観光、モビリティ、都市の未来を見据えている(後ほど記事書きます)
これまで立ち上げたサークルの仲間たちと創業
4ヶ月の受託・仮説検証を経て今に至る
コンシューマーアプリに精通した少数精鋭メンバーで開発
LayerXやMercariのような、テクノロジー中心かつ高効率な組織を目指している
Updates
高校まで
もともとコンピュータは好きだった
どちらかというと、3Dやグラフィックスなど視覚的な分野をやっていた
ただ、工学系に進むことは考えていなかった
学年の半分以上が医者になる変な高校で育った & 教育熱心な家庭環境のため医者になるつもりだった
高校2年時にToyotaがCESの発表会でWoven Cityの計画を発表したとき、コンピューターが人々の生活を豊かにする未来に心震え、進路を工学系(東大理1)に変えた
僅差で理1に落ち、後の原動力になる
インターン 1社目(STANDARD): データ分析、PoC開発、AI・DXコンサル
大2だった自分に大手企業との案件を任せてもらえ、大きな影響を受けた
一方で、大手企業のクライアントと向き合う中、いちコンサルとして変えられる社会の限界を知る → 起業家志向のエンジニアになる転機に
インターン 2社目(Monobundle): ソフトウェアエンジニア
尖ったメンバーが多くて面白かった。当時出会ったE4GのCEO・Baraoや、世界中飛び回っているツヨポンは今も仲いい。
プロジェクトが燃えて1日16時間コードを書いていた日々は良い思い出。
インターン 3社目 (Pleap): ソフトウェアエンジニア
プレシード期に入り、PMFを目の当たりにした
チームの熱量が高く、学生とは思えないほどインサイトが深かった。「学生だから」という言い訳をしなくなった
Y Combinatorに落ちる (2回) & シリコンバレー訪問 (2回)
現地大学(Stanford, UC Berkeley etc.)を訪れ、現地学生の熱量に触れた → ボトムアップでプロダクトを作ろう、会社を作ろう、社会を変えようという姿勢に感銘を受け、起業を決意
Y Combinatorに何度落ちても、グローバルで通用するプロダクトを作りたいという思いは強くなるばかり
東南アジアやインドの学生が出来ているのに、自分たちが出来ていないのが悔しい
Prefs
People
科学技術を社会実装する起業家を尊敬しています
トーマス・エジソン (白熱電球 etc.): 発明への固執とそれを事業する姿勢
ピエール・デュポン (Du Pont, General Motorsの再建): 時代を見据えた経営戦略(自動車の普及に合わせた自動車塗料の生産 etc.)、化繊普及による暮らしの革命
井深大 (ソニー): 品質へのこだわり、「真面目なる技術者の技能を、最高度に発揮せしむべき自由闊達にして愉快なる理想工場の建設」の企業文化
理念や作りたい世界観を持って技術の普及を目指す経営者を尊敬しています
松下幸之助 (Panasonic): 「無税国家」構想による格差なき経済発展、「観光立国」構想における文化の収益化
小林一三(阪急東宝G): インフラ、レジャー、住まいの開発による生活水準向上、戦後の復興支援
Books
技術書にとらわれず、割と幅広く読みます
自由意志によって物事をポジティブに捉える / 自らを律する思想が好きです: サルトル、ニーチェ、アドラーなど
群集心理系の社会学が好きです: フロム『自由からの逃走』、オルテガ『大衆の反逆』、ル・ボン『群集心理』など
理想的社会主義をAIの時代に捉え直すことに面白みを感じます: ロバート・オーウェンなど
AIが普及する未来を、古代ギリシアのような奴隷制が一般的だった時代と対比することに興味があります: アリストテレス、プラトンなど
Others
Ready Player Oneが好きです。VRが普及し、世界中の人々が有機的につながり、いち人類として協業する世界線を信じています。
Art Decoが好きです。カッサンドルのポスターや、庭園美術館、クライスラー・ビルディングのような曲線装飾が好きです。
酒全般が好きです。九州出身なのでかなり飲みます。日本酒なら高知の『南』、ウイスキーならスコッチの『ボウモア』が好きです。割らない派。
Philosophy
自分が生まれた理由: テクノロジーを用いて人間の可能性を拡げるプロダクトを世界中に送り出すため
「AIが仕事を奪う」と言われるような時代において必要なものは、AIを使って人件費をxx円減らすようなプロダクトではなく、仕事を生み出すようなプロダクトや面倒な仕事を任せられるようなプロダクト、もしくはその時間を豊かにするようなプロダクトだと信じています。
インドネシアでリリースしたAIアシスタントは、労働力余剰の課題に対して仕事を提案するAIを作ることで人のキャリアの可能性を広げました。GatherGoでは、一人ひとりの価値観や気分に合わせて、ぴったりのお出かけ先を見つけられるようにすることで、限られた人生の時間に仲間との豊かな体験をもたらそうとしています。また、クリエイター、そして一人ひとりが街なかの体験の魅力を生み出し、発信し、そこから収益を得られる機会を作ることで、より活気あふれる街を作りたいと考えています。
ゆくゆくは、全自動化されたスマートホームのような、抜本的に余暇時間を増やせるようなサービスを作りたいし、それを安価に社会全体に拡げることで、社会により大きな豊かな時間をもたらすことを目標としています。
鉄則: 課題には最も効果的な方法でアプローチするべきである
課題に対して、科学技術を駆使し、かつ、最適な戦略でアプローチすることを重要視しています。
私はかつて、ブロックチェーン系の事業をやっていて幻滅したことがあります。「クリエイターが新しい収益源を得られるために」という崇高な理念ばかりを掲げ、実際には既存の"集中的な"サービス、例えばYouTubeやTikTokほども、クリエイターに収益を還元できておらず、しまいにはトークンを購入した消費者からお金を巻き上げて運営者が夜逃げするような実態を見ました。こうした"見せかけ"の理念や行動を忌避し、技術を正しく活用し、現実的な方法で社会に送り出すことこそが正義だと考えています。
私は今の事業をやっていて、「なぜ経済格差の課題に向き合わないのか」「なぜ国際紛争のXXを解決するようなものをやらないのか」と、よりスケールの大きい課題に取り組まない理由を聞かれることが多いのですが、それでも(スケールが小さく見える)今の事業をやるのは、まずは将来的にそうした大きな課題に効果的に取り組めるように目先の課題に対して良い解決策を提案できるようになるべきだという理由からです。こうした大きなスケールの課題に取り組むために必要なのは、顧客ニーズのあるビジョンを描き、現実的な実行手段を素早く図り、経済的な資源を持つ・もしくは集められる者であるし、いまのOpenAIのサム・アルトマンCEOはまさにその好例だと考えています。元はおもちゃのような位置情報アプリを作っていたものが、今や世界一のAI企業を率いているのです。
いわゆる、「ゼロヒャク思考」を持つのではなく、松下幸之助やサム・アルトマンのように着実に小さな実績を積み重ねた先に、大きなインパクトがあると考えています。この点は、ジョン・ゴールトにも影響を受けています。科学的な効果的利他主義こそが社会をより良い方向に持っていくと信じています。
Links
www.linkedin.com/in/haruka-takahira-ba85181a6
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