ゴールシークプロンプトで有名なShusukeHayashi(林駿甫) 氏があらたに「超抽象化ゴールシークプロンプト」を発表しました。
prompt本体は以下に置かれてます。
そしてpromptの解説を動画でしています。
自分は、林氏が開かれていたラインのオープンチャットと、シュンスケ式プロンプトデザインのDiscourseに参加していたのですが、前者は閉鎖、後者のほうはパトロン形式の有料クローズドコミュニティへ活動の場を移されて、現在は、どんなことをしてるのかなとTwitterに呟かれることをwatchしている状況です。
超抽象化ゴールシークプロンプトそのもについては、上記の解説動画をみていただけたら、なにをしているかは分かると思います。
ただ個人的には、以前のゴールシークプロンプトをChatGPTにつくらせているところが私自身は一番おもしろく感じている箇所です。(以前もこのやりかたは動画で公開されてましたが、非公開になったので取り上げませんでしたが、プロンプト本体よりも、こっちのほうを知っておいたほうが大事だと思います)
今回の動画のなかで、ゴールシークプロンプトを作る際に、林氏がChatGPTに入力した言葉を文字起こしすると、以下の通りです。
以上の入力だけで、ゴールシークプロンプトが作られています。(今回の動画上ではGPT-4を使っていましたが3.5でも多分うまくいくのではないでしょうか。)
それを真似て、私がプロンプト生成プロンプトを作るために入力したのは以下の通り。「ゴールと成果物が与えられたら、必要と考えられるワールドと、必要なオブジェクトを持つエージェントたちを包括する抽象的なフレームワークを設定して、具体的な成果物を生成するプロセスがワールド・エージェントプロンプトです。これをプロンプトとして書き出してください。」
ゴールと成果物が与えられたら、必要と考えられるワールドと、必要なオブジェクトを持つエージェントたちを包括する抽象的なフレームワークを設定して、具体的な成果物を生成するプロセスがワールド・エージェントプロンプトです。これをプロンプトとして書き出してください。
オブジェクトは普遍性のあるものですが、個人的にはChatGPT上でエージェントを動かすのが気に入っているのと、せっかく「世界をつくる」と言っていたのを洩らすのはもったいないので、これらを放り込んだ形です。もっとも、超抽象化ゴールシークプロンプトで大事なのはワールド内でのイベントを発生させるということですが、そこはあまり興味がなかったので、包摂しませんでした。(超抽象化ゴールシークプロンプト」に関心が深い人は、それ自体をChatGPTに解説してもらうと良いです。)
さて、これでChatGPTがつくりあげたのは以下のプロンプトです。
---
**プロンプト: ワールド・エージェント生成プロセス**
与えられたゴールと成果物に基づいて、関連するワールドと必要なオブジェクトを備えたエージェントたちを包括する抽象的なフレームワークを構築し、具体的な成果物を生成するプロセスを設計してください。以下の情報に基づいて、そのプロセスを詳細に説明してください。
1. **ゴールと成果物の定義**:
- ゴール: [ここにゴールの説明を記入してください。]
- 成果物: [ここに必要な具体的な成果物の説明を記入してください。]
2. **関連するワールドの特定**:
- ゴールと成果物に関連するワールドを特定し、その特徴や制約を記述してください。
3. **必要なオブジェクトの洗い出し**:
- ゴール達成のために必要なオブジェクトをリストアップし、それらのオブジェクトの特性や機能について説明してください。
4. **エージェントの役割と特性**:
- ゴール達成に関与するエージェントたちの役割と特性を定義し、彼らが持つ能力や制約について説明してください。
5. **抽象的なフレームワークの構築**:
- 前述の情報を元に、ゴール達成のための抽象的なフレームワークを設計してください。このフレームワークは、ワールド、オブジェクト、エージェント間の関係と相互作用を捉えるものです。
6. **具体的な成果物の生成プロセス**:
- ワールド、オブジェクト、エージェントのフレームワークを活用して、具体的な成果物を生成する手順を示してください。成果物の生成において、エージェントたちの相互作用や協力がどのように影響するかも考慮してください。
7. **注意事項**:
- このプロンプトの指示に従いながら、なるべく具体的で論理的な情報を提供してください。各セクションの詳細な記述が求められます。
(ここにあなたの回答を記入してください。)
---
私の指示では、エージェントにオブジェクトをもたせるイメージでしたが、実際には、オブジェクトとエージェントは別々に扱われました。
それでも、これでプロンプト生成プロンプトのできあがりです。
実際に使うと以下の感じです。
まず、これを使って、プロンプトを作成します。
上記のプロンプト生成プロンプトをコピペした一番上に、ゴールと成果物を指定して、以下のような入力を実行します。
はい。これで、プロンプトが生成されました。これをあらためてNewChatに貼り付けて、一言、最後の行に「成果物を書き出して」と付け加えて、入力すると、案内文がポンとでてきます。
さすがに、情報が足りない部分は、[ ]となっていますが、必要に応じて書き加えたら、案内文のできあがりです。
ということで、プロンプト生成プロンプトの第3弾を書き記しておきました。
ちなみに、ワールド・エージェント生成プロセスという名前より適切な名前の提案をきいたら…
という感じでしたので、最初の命名のままがいいなと思って、そのままにしてあります。
ちなみに、もっと極端に抽象化してもらったら、以下のプロンプト生成プロンプトになりました。
「超抽象化プロンプト
"与えられた目標を達成し、関連する成果物を生成するための手段を提示してください。具体的な内容や詳細はプロンプト実行時に提供されます。"」
超抽象化プロンプト
"与えられた目標を達成し、関連する成果物を生成するための手段を提示してください。具体的な内容や詳細はプロンプト実行時に提供されます。"
試しにこれを使ってみたら、以下の感じです。
まぁ、ここまできたら、プロンプト生成プロンプトを使わなくても、必要十分な指示内容を含めるだけで、いいのではという気になってきます。
ということで、やってみますと…
上記のような感じで出てくるので、結局は、ゴールと成果物を与えたら、それなりの出力されると思って尋ねてみました。
さらに尋ねてみると…
という回答がもどってきたので、結局のところ、基本の下の記事内容7つのポイントをプロンプトとして放り込めばそれでいいという感じなんだというところへ一周して戻ってくるイメージですね。
#IT #ChatGPT #テクノロジー #使い方 #入門 #始め方 #利用方法 #ChatGPTの使い方 #ChatGPTに訊いてみた #AI #AIとやってみた #prompt