自分が変わると世界が変わる「セルフラブのすすめ」
みなさんは宇宙の法則をご存知ですか?
それは自然界の生命に適用されるとてもシンプルなルールです。私たちはいつもその法則のもとで生きており、身をまかせていることで最適な豊かさを得られるとされています。
一方で、エゴや利己的な意識で行動している場合、私たちが得られる豊かさには限界があります。たとえ一時的に豊かさを得ても、再び失う恐れを伴うため「ない」ものを追い続けることになるのです。
今日は皆さんが宇宙の流れにのれるよう、法則の一つである「インサイドアウト」と、世界が変わる「セルフラブ」についてご紹介します。
インサイド・アウトとは
アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士が著書『7つの習慣』で紹介した言葉です。
インサイド・アウトとは、一言で言えば自分自身の内面から始めるという意味である。内面のもっと奥深くにあるパラダイム、人格、動機を見つめることから始めるのである。
ースティーブン・R・コヴィー著『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(キングベアー出版、2013)より
みなさんは、「あの人が〇〇だから」「あの人が〇〇してくれないから」と、外側の情報に刺激され反応的に生活していることがありませんか?人は変えられない、変えられるのは自分だけとわかりつつ、いつも外側ばかり気にしてイライラ。
反応的に生きる限り、状況を変えることは難しいもの。ただネガティブな気分で時間を浪費するだけです。
内側が外に反映され、創造される
しかし、もし私たちが自分の意識に光をあて原因を求めるなら、それは必ず外に反映され現状を変えていきます。スティーブン博士は著書の中でこのような言葉も残しています。
「すべてのものは2度つくられる」
1度目は知的創造。気づき、意識すること。
2度目は物的創造。行動し、現実に立ち上げること。
つまり意識が現実になる、ということです。どれだけ不満や不安を覚えても、それは他でもない、自分の意識から生み出した現実です。
内側が外に反映しているのだとすれば、私たちはいつも自分の意識に責任を持つ必要がありますね。
自分をととのえる「セルフラブ」
誰かをコントロールしようとしたり、外に意識が向いているとき、私たちの貴重なエネルギーは自分ではなく外側に漏れ出しています。それは生きる上での主導権を他者に譲り渡し、自分で自分を物語の主役から下ろすような悲しい行為です。
ですから私たちはいますぐ、外に漏れ出しているエネルギーを自分に取り戻す必要があります。その方法を3段階にわけてご紹介します。
STEP1.意識を浄化する「ジャーナリング」
なんかもやもやする、なんかいらいらする、なんか悲しい。
この「なんか」はとても重要なサインです。むしろ、内なる自分からの警告とも言えます。そこに秘めた想いは見過ごしても蓋をしても意識から消えることはなく、さらに蓋をしたまま時が過ぎれば、心身を蝕むことさえあります。
ここでおすすめが、感情の整理法である「ジャーナリング」。
ノートにあるがままの気持ちを書き出す感情の整理法です。書く瞑想とも言われており、自分にフォーカスする効果を持ちます。
用意するのはプライベートな空間と、ノートとペンだけ。誤字脱字を気にすることなく、思いついたことをあるがまま書くことがポイントです。ウィッシュリストのように、欲しいものやしたいことを書くのもいいですね。
散らかった感情は体内で邪気を飛ばすものですが、ことばという居場所を与えられると安心して私たちを困らせることがなくなります。
現実を変えるには遠回りのように思えるかもしれませんが、1日5分でもいいので意識の浄化をしてみてください。
STEP2.自分を充電する「セルフケア」
浄化の次は充電です。
エネルギー不足の時は、人にやさしくするのが難しいもの。そんなとき、マイナスになった電池を自分で0に復活させるのがセルフケアです。
みなさんは何が好きですか?
こどもの頃に没頭したことはなんですか?
何をしているときの自分が好きですか?
誰にも文句を言われないとしたら何がしたいですか?
日常に埋もれていると、過去や未来のこと、世間体や常識が邪魔をして自分の「好き」を後回しにしがちです。五感が喜ぶこと、自分が喜ぶことならなんでもセルフケアになります。まずは手の届く範囲で、自分を充電してあげましょう。
STEP3.パワーチャージする「行動」
浄化、充電の次はプラスの力を蓄えていきます。それがパワーチャージです。
(日々のジャーナリングやセルフケアは継続してくださいね。意識は刻刻と変わり、心身は毎日エネルギーを使います)。
ここでの行動とは、自分の未来を変えていくためにエネルギーを動かしていくことです。
このステージになると、他人に奪われていたエネルギーが自分に戻ってきます。すると、いつかできたらいいな…と考えていたことが、今ならできるかも!と思えるようになったり、何かアイデアが浮かびチャレンジする気持ちが湧いてくる方も。
地球は「行動の星」と言われており、行動するところにエネルギーが流れます。動けば動くほどなんらかの形あるものが出現しますから、一見消費するように感じられる行動も、自分を愛する行動は精神的、物理的なチャージになるのです。
結果を期待せず行動していきましょう。何が起きてもこの宇宙ではすべてベストタイミングです。
セルフラブがもたらすもの
自分を愛することは一見わがままで自己中心的のように思われるでしょうか?
しかし、内側が外側に反映する宇宙では、自分のことを無条件に愛する人が、世界を愛し、愛されるに至ります。そして自分と外の世界が太いパイプでつながっていることを感じられると、どこにいても自分は孤独ではないことを感じます。人の喜びや幸せが自分の幸せになります。それがワンネスです。
私自身、外の世界を恨み苦しんだ経験がありました。長く苦しい戦いでしたが、それは内なるエゴの産物でした。悩み苦しむことはまだまだありますが、その度に気づかなかったエゴと向き合わされ、一つ、また一つと不完全な自分を愛しているところです。
見方を変えれば、一見ネガティブな出来事も、実は私たちを至福の流れに乗せる宇宙の優しさ。これを読んでいるみなさんも、もしいま何かに苦しんでいても大丈夫です。今すぐ、自分を愛することにエネルギーを注ぎ、時間をかけて自分を理解してあげましょう。
皆さんの世界に愛があふれることを願っています。
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