与える人になりたい【ライフスタイル】
私はどちらかといえば、人からもらう体質の人間だ。
学生時代や20代の頃は本当に色々な人から教えてもらったり、モノをもらったり、ご馳走になったりしていた。旅行に行けば、友人が組んでくれたスケジュールに乗っかり、運転までしてもらっていた。人に与えるという発想はなく、ただただもらうだけだったように思う。
つい先日も、知り合いのお子さんの小学生と遊ぶ機会があったが、メザスタの話をし出したら大盛り上がりで、レアなタグをたくさんもらってしまった。いい歳したオトナが、小学生にまでモノを貰ってしまうなんて、どこまで私はもらう体質の人間なんだろうと思う。
でも、最近は、与えることの大切さを実感している。
感覚的な話かもしれないが、与える人生の方が、何か人の役に立てるような人生の方が、オトクではないかもしれないが、より豊かなような気がしているのだ。
そして、与える上で大事なことがひとつある。
それは、いかに「与えてやっている」気持ちを持たずに与えられるかだ。
自分に余裕がなくなるほど与えて、「こんなにしてるのに」と気持ちが乱れてしまうのでは意味がない。
多分、そのメザスタのタグをくれた小学生も、タグをあげたことに対しては恐らく何とも思っていない。「僕がこんなにタグをあげたから何かをして欲しい」という気持ちは、本人じゃないから分からないが、接している感じからして、ないと思う。
与えられる人は、与えることをナチュラルにやっている。最近、豊かな人生を送るために必要なことは、Give Give Giveなんじゃないかと思っている。いかに与えられたか。でも、それは自分を削るほどやってはいけないし、見返りを求めても意味がない。
「ここまでなら楽しんでできる」「ここまでなら見返りがなくても与えられる」そのボーダーラインを探すことが大切だ。
何も、聖女のようにやれという意味ではなく、見返りがなくても与えられるボーダーラインを上げていくことが大事なのだ。
自分のキャパが大きければ大きいほど、与えられる量も増やせるのである。