意外と厳しかったエリート達のしつけ【子育て】
先日、ある知り合いが主催しているイベントに参加させていただいた。
そこでは数家族が集まったのだが、みんな未就学児の子供がいる。そして、ほとんどが両親エリートの家庭(我が家がダントツで一般家庭だった)だったので、そこに集まった子供たちがどのように振る舞うのか、親は子供に対してどのように接しているのか、大変興味があった。
我が家は人様の前に出られないほど恥ずかしい教育はしているつもりはないが、英才教育をしているかと言われれば全くそんなことはない。エリートの子供たちの中で、我が家だけカオスな状態になったらどうしようという気持ちは、ないと言えば嘘になる。
しかし、実際にその場に参加してみて分かったのは、エリートの子供だからといって、最初から物分かりが良く完璧なわけではないということだ。
訪れた瞬間から、エリート子女たちのおもちゃの取り合い合戦は始まるし、食事の時に「お菓子が食べたい」と言い続け、結構キツく注意されていた。一人でスマホゲームをやりたいと言って親と大喧嘩をしていた子もいた。
とは言っても、最年長の子は流石に口が達者で、本当に子供かと思うような論理的でレベルの高い口論(テーマは「なぜ今、自分がアイスを食べるべきなのか」だが)を親としていたのには驚き、さすがエリート子女!賢い!と思う部分もあった。
でも総じて感じたのは、ほとんどの家庭は厳しかった。一部、ひたすらの優しさでカバーしている家庭もあったが、その家庭ですら、頑としてワガママや人に迷惑をかける行為などは許さないという態度だ。もちろんどの家庭も怒鳴ったりはしないし、全員愛情込めて育てているのは伝わってくる。でも、私が思っていたよりも、そして一般家庭の我が家よりもだいぶ厳しかった。
ちなみに、親の方は全員見事に優しく、マナーも良く、気遣いもできる素晴らしい人たちだ。そして恐らく、仕事もスーパーデキる人たち。
だからこそ、子供に対する愛情の注ぎ方や接し方、しつけの仕方などは、本当にたった1日の出来事ではあるが、学ぶところがあった。
子供は最初から完璧なのではない。一緒に成長していく生き物なのだということが、本当によく分かった。
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