いつか会えると信じて③
あの頃は野良で出会ったフレンドに名前をつけていなくて、ランダムネームがほとんどだったのだけど、この子は出会い方が印象的で初めて自分で考えて名前をつけた子だった
かくれんぼーい
ホームでいきなりかくれんぼを始めた野良がいて、なんとなく参加してみたときにフレンドになった子。何回か一緒にかくれんぼをして、楽しくて、「かくれんぼーい」と名付けた。
そこから、毎日彼は私に会いに来てくれた。
私にとっての初めての中国人の友達はこの子だった。
中国語は翻訳してもわかりにくく、彼が教えてくれた名前すらちゃんと理解できなくて。
お互いに手探りで会話をしていた。
彼との会話のスクショはいまもまだたくさん残っている。
どんなに会話が成り立たなくても、彼はINをすれば必ず私のところに遊びにきた。
彼との最後の会話は覚えてる。
なんてことない日常的なものだった。
「明日になれば、新しいパンツが手に入る」
リズムの季節のアイテムを手に入れることを心待ちにしていた彼。
「楽しみだね!」って私もワクワクして。
手に入れたら見せに来てねって話もした。
でも、それ以降、彼に会うことはなかった。
星座盤から見える君は、楽しみにしていたパンツをしっかり着ている。
きっと、私のINするタイミングが合わなくて会えなかったんだよね
いつかまた、同じskyの世界で出会えたなら、あの頃より会話しやすくなったこの世界で、今度こそたくさんお話をしようね、わたしはずっと待っているよ
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