見出し画像

アジャイル開発にデザイン業務を組み込む

こんにちは! デザインチームののなかです。
最近「一月往ぬる二月逃げる三月去る」という言葉を初めて知りました。
社会人になってからは特別イベントの多い時節というわけでもないですが、寒い寒い言ってる間に、ちょっとずつ日が長くなってきて、気づいたら春、という感覚の方は他にもいるではないでしょうか、、🌸

さて、アサインナビで作っているcsclipというサービスでは、計画、実装、テスト、リリースまでを1スプリント = 2週間とし、アジャイル開発しています。

新しい画面をつくるときなどはもちろんデザインが必要になるわけですが、いつどのように対応しているのか?を今回紹介したいとおもいます!

体制

スクラムで一般的に定義されているプロダクトオーナー、スクラムマスターが設置されており、メンバーとしてデザインチームが入っています。

プロダクトオーナーが全体設計に責任をもち、何のために何を実装するか?を決めます。わたしたちはその内容をベースに、他メンバーとコミュニケーションをとりながらデザインを進めています。

フロー

画面や機能をつくるのに、おおよそ上記のようなフローで進めます。
着色した部分がデザイナーが関与するステップです。

・ 機能目的、概要をチームで共有

チケット確認会で、プロダクトオーナーから実装したい機能の概要が共有されます。その後、デザイン、開発について、暫定で担当者を決めます。

・ デザインする

WFや文書、ヒアリングからラフデザインを起こします。必要に応じてビジネスチーム、エンジニアを含めた打ち合わせを設定し、フロント周りで必要な仕様をできる限り詰めます。
実装開始までにデザインをfixし、エンジニアにバトンが渡ります。

・ デザインレビューする

実装が終わるとレイアウトや余白などのチェックを行います。大きな崩れがないか、ユーザビリティに影響がないかなどを確認します。
OKだったら最後にプロダクトオーナーがユーザーレビューし、リリース待ちになります。

スプリントとチケットステータス

・ 実装の1つ前のスプリントでデザイン

実装〜リリースまでを1スプリントとしているので、それまでに必要な画面デザインを用意しておく必要があります。このため、実装の1つ前のスプリントでデザインの対応をします。またデザイン作業に時間がとれるよう、さらに1つ前のスプリントでチケット確認会が設置されています。
ただしこれは基本の流れで、ボリュームによってもっと前から頭出しがあったり開発直前でデザイン依頼を受けたりすることも多々あります。

・ 「デザイン●●」ステータス

実装内容はチケットで管理していて(「チケット駆動開発」という手法がアジャイル開発と親和性が高いとされています。)、デザインチームに関連するステータスがいくつか設けられています。
具体的には、デザイン対応前は「デザイン新規」、対応中は「デザイン中」、デザインが終わったら「実装前」に移動し、エンジニアさんの実装・テスト後は「デザインレビュー」にチケットが回ってきます。

情報連携もチケット上で行っていて、FigmaURLや素材の格納先などを記述しています。
ちなみにチケット管理はbacklogで行っています!ガントチャートの利便性が理由で最近Jiraから移行しました〜


おわりに

スクラムチームに混ぜてもらい実装の1つ前のスプリントでデザインをする形は、チーム感があって作業期間もちょうどよく、個人的にとても気に入っています!プロダクトオーナーは少し先の実装まで見通す必要があり大変そうですが、、


みなさんはどのような体制、フローで開発を進めていますか?
会議体設定やチケット管理、役割分担、、などベターな在り方を今後もチームみんなで模索できたらなあと思います。