#6 海と共に生きる、地域の未来をつくる③【岩手県洋野町/眞下美紀子さん】

2020年10月16日 10:30

さて！眞下さんへのインタビューもついに最終回です😢

洋野町さまざまな活動をしている眞下さん！
眞下さんが感じている課題や、これから挑戦したいことは？？

それでは～～～Let's talk!!!

「北三陸ファクトリー」と「ひろの屋」とは！？

元々、北三陸ファクトリーはひろの屋の1ブランドだった！
→ひろの屋が新しい水産のかたち・地域の良さを広げていくのが難しい…
BtoB（Business to Busines：企業が企業に向けて商品やサービスを提供する取引）がメインだったが、それだと卸売りがメインに…

新しいものを作る、価値を高める・掘り起こす、作り手のストーリーをお客様に知ってもらいたい！！
→原料調達、仕入れて市場に卸すのがひろの屋の役割

BtoC（Business to Consumer：企業が個人に対して商品・サービスを提供する取引）を専門とする北三陸ファクトリーを設立！
→地域の、「眠っているけど価値のある食材」を掘り起し、よりお客様の食卓を豊かにする商品を生み出すことを北三陸ファクトリーの役割に！
（それだけでなくうみの学校、ウニの養殖事業など新しい事業にもチャレンジ！）

「日本の水産業を元気にする」を掲げているように、持続可能になれるように！！
→すべてのプロセスを元気に！
他の産業と掛け合わせながら水産業をよりよくしていく！

コロナの影響で変化したこと

東京に行けない
→行かなきゃいけない事業の時に困る…

しかし…

メリットのほうが大きい！

オンラインのスピード感がいい！物事の進み方が変わった！

北三陸ファクトリーがやるBtoCをやらなければならない状況になった
それにお客様が付いてきてくれた！
→他の人が商品の良さを伝えてくれるからBtoBのほうが楽だけど、BtoCで直接伝えることの価値がある、それが利益にもつながる！
→やるべきことが見えてきた👀

一方で「教育の面」では焦りを感じている
岩手はコロナが出るのが遅かったぶん、オンライン授業などを活用する機会も少なかったので、IT活用の面で後れを取ったと感じている
さらに…参加したセミナーで「地方は教育で後れを取っている」と言われた
→子どもがいる移住希望者にとってそれはどうなのだろうか？

眞下さん「ITはどこでも使えるからこそ、都市と地方の教育格差を埋めるのがITなんじゃないかと思います！地域の大人が教育格差を縮める努力をしなけれないけない。情報をキャッチアップして実行できる人が多くなければいけないと感じます。」

これから挑戦したいこと

○うみの学校ガチでやりたい！！🌊🏫🐟
→これから幅広くいろんな人が必要
たとえば…フィッシュテックな考え方ができる人、技術系の人（IT、ICTに詳しい人）が必要！

○リーダーシップ教育
すべての人がリーダーシップを持つべきだと考えている

眞下さん「リーダーシップっていうのはポジション的な意味ではなく、自分の軸を決めて、自分できることをとことんやる人のことだと考えて居ます！そのためには自分自身もリーダーにならないといけないし、リーダーシップ教育ができる人がいたらいいな！」

→上から押し付けられるのではなく、自発的な学びにしたい
たとえば…地元の人と外から来た大学生との対話でお互いが足りなかったもの・将来のビジョンに気づく
→立場や役職など関係なく、地域の良さを気づかせてくれる存在が必要

大きくなくていいから多くの人が事業をやっていけるように、大学生・高校生に「こういう働き方もあるんだ」と思ってもらいたい、それが自己成長に繋がるということを見出したい！
（今は伝えることしかできないけど…）
北三陸ファクトリーに関わってくれている若い人たちがどういうキャリアを積むか、という責任も感じている

○インターン受け入れてみて
fumotoがどうあるべきかを考えるきっかけになった！
→インターン生の問いによって考えが研ぎ澄まされる、一緒に考えることに価値があると感じた
これからも受け入れたい！！（ありがとうございます！☺）

最後は…洋野町のおすすめポイント✨

「食」が美味しい、その背景が結構深い！
→ウニ牧場、南部もぐりなど！

観光都市ではないけど、他にはない技術がある！
実は…洋野町は元々水産業ができる環境ではなかった⁉
→「工夫しながら漁場を作った」というストーリーをもっと伝えたい！！

海産物はみんな好きだけどワカメが一番！
美味しすぎてびびる！

最後に…

洋野町で生まれ育った眞下さん。
「いつかは洋野町のためになりたい」と思いながらいろいろな経験をされて、現在では洋野町に戻ってたくさんの事業に携わっています！

今回眞下さんにインタビューさせていただいて、多くの事業に携わっていても、全部に100％…いや120％で取り組んでいる姿がとても素敵だと感じました。
インターン期間で、眞下さんの洋野町に対する想いを何回も聞くことができました。
洋野町や水産業をよりよくするためにはどうすればいいのかを常に考え、それを言葉で伝えてくれたことがとても印象に残っています。
そんな眞下さんと一緒に活動できたことを誇りに思っています☺

わたし自身、「地域の外の人」として地域の人に魅力を伝えていけるよう、もっと頑張りたい！と思っています💪

眞下さん、本当にありがとうございました！！

by ちばももこ🐸☀