11月11日~15日|1週間の振り返りと今後の注目点「トランプ氏の政策が意識された相場に」
11月11日〜15日の振り返り
大統領選を勝利したトランプ氏の政策が意識される相場となり、米債利回りの上昇と共に、ドル高の動きが継続。
対外的には高関税、対内的には減税、拡張的な財政政策などがインフレ圧力を高めるとみられています。
米消費者物価、生産者物価などが、いずれも低下傾向は一旦落ち着きをみせたことから、パウエルFRB議長は講演で、
「利下げを急ぐ必要性を示す経済状況ではなく、慎重に決断を下すことができる」
「政策はより中立的な設定に移行している」
と、今後の利下げに慎重な姿勢を示しました。
トランプ政策に対してマイナスの影響が大きいとみられる中国、メキシコ、タイなどの通貨が売られ、欧州でも特にドイツ経済への影響が懸念されているようです。
ドルが全面高になりドル主導の動きとなる中で、週末にドル高に調整が入った形となりました。
今後の注目点
月曜日には植田日銀総裁の経済懇談会および会見が予定されており、12月利上げに関するヒントが得られるのかどうかが話題となっています。
ドル円主導でのドル売りもあったことから、12月の利上げは期待されている様子です。
直近では特に大きな米指標もない事から、トランプ氏の政策が意識された相場、「トランプラリー」がどこまで続くのか、発言などには注意が必要そうです。
LTC-Tradeの成績
ドル高が続く中、Type1・Type2ともにトレンドに乗った安定したトレードとなりました。
トランプ氏の政策が影響する相場が続きそうですが、大きくドルが買われていることから、どこかで大きな調整が入る可能性があります。
反転サインなどには注意しながら、しばらくはトレンドを追う形になりそうです。