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うろちょろすんじゃねぇよ!

少し強めなタイトルだが、最近あることに関して感じたことである。

何かというと、"リビングでの格好について"である。もっと言うと"風呂に入る前(若しくは後)の姿について"である。


妻は、脱衣所のドアは常にピシャリと閉めている。ふざけて、開けようものならめちゃくちゃ怒られる。裸の姿を見られたくないからだ。
(これに関して同意される女性の方はいるだろう)
結婚12年を迎えても妻のこのスタンスは変わらないため、私は妻が脱衣所に入ったら「開かずの部屋」ヨロシクで放っておく。


そんな話をふとした時にキャンプに一緒に行っていたメンバー(40〜60代の男女)にとても驚かれた。

中には夫婦で参加している方もいるのだが、大半のメンバーが奥様が風呂上がりや入る前にタオルを巻いたり、腕で乳房(や乳首)など大事なとこを隠したりして、リビングを横断するというのだ。(この文章に関して不愉快な思いをした方がいたら申し訳ない)

開かずの部屋で街着から部屋着に着替える(風呂に入って着替えるも含め)妻は、ほぼ裸でリビング横断ウルトラクイズはしないのだ笑

よくよくそのメンバーの話を聞くと、下着を忘れたということで、脱衣所から出てくるのだが、その姿はすでに裸らしい。タオルを巻いていれば良い方で、中にはタオルもなくリビングをうろちょろする強者をいるとのことだ。

それを良いだの悪いだの言うつもりはない。他所様の家での過ごし方に何かを言う権利が私にはないことを自覚しているからだ。


家庭内という極めてプライベートな空間において、進撃の巨人の地ならし顔負けの風格漂う足取りでリビングを渡ったって構わないではないか。


ただ、その姿を想像して私はこう思った。






俺は嫌だなぁー…


純粋にその思いだけが胸の奥にあった。
嫌なのである。


恥ずかしげはもうそこにはないのだろうか。

そんな奥様が「イヤだ」と漏らす旦那様もいた。拳を握りしめる勢いで同意である。
家の中でそんな姿を見せられるというのは自然体でストレスフリーな環境ということも言えるかもしれない。ただ、私は抵抗感があった。妻が徹底してくれているからそう思うのだろう。


ただ、ここまで嫌な気持ちになるのはなんでだろう、と自分自身を鑑みてみるとある思い出が蘇った。


私の母親がうろちょろしていたのである。


私が幾つだったかは曖昧だが、おそらく10代前半の多感な時期であっただろう。自分の母親のそのような姿を見るのはちょっとした罰ゲームではないだろうか。



今なら令和の時代に逆行しようが「ババァ、うろちょろすんじゃねぇよ!」と暴言を吐いてしまいそうだ笑



当時のLT524少年はただ、気まずい思いで視界に入らないように遠くを見つめていた。


そんな思い出が呼び起こされて、"嫌だなぁー…"という気持ちになったのである。


そう考えると、妻に感謝である。
恥じらいを持って、リビングを行き来するのだから。




こんなにあーだこーだ言っている私はという…


裸でリビング横断したりするのだ。(これに関しての容赦ない批判、激しい非難、辛辣なご意見は甘んじて受けなければならないだろう)



いま、1番俺に言いたいよ、



うろちょろすんじゃねぇよ!!!笑


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