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アンネフランクの家と風車のまちへゆっくり澄んだ旅

こんにちは

1日目の続きです。
昨日スーパーで買っておいたラップとフルーツジュースを。

オランダはスーパーや小さなTo Goスーパーにもスムージーがたくさん売っています。オランダはやはり、イケイケ感があります。
アムステルダムからは特に、若者の文化やアートが発展していて、消費も激しそうな、エネルギーを感じました。

NATURI-SCORE  が下から2番目?!なぜよ!信頼していたのに。

昨日はすごくバタバタとしてしまったので今日は早めに7時にはホテルを出て、ゆっくりと旅しました。

朝の静かで澄んだ風景

今回は行きませんでしたが、有名な作品がたくさん入っているアムステルダム国立美術館の開店前。

無駄な装飾が一切なくて素敵

国立美術館管理の庭。
誰も気が付かない場所にありました。
こんな石も作品でした。作品名は「THE KISS」

寄り添っています

ぼ~っと朝から太陽を食べて澄んだ風を飲みます

アンネフランクの家の当日券の予約をするため、ベンチで待機。
(なぜ私が当日券を取っているかはひとつ前の記事を読んでください)


9時になったらアクセスをして更新ボタンを何度もクリック。
・・・・

戦うこと20分。

・・・
残念。ネットにはつながるのですが、空きが出ることは一切ありませんでした。

このためにアムステルダムに来たのに、、と正直すごく落ち込み、諦めきれませんでした。ぐぅぅ

アンネフランクの記憶をたどって小川洋子さんが書かれた本を読んで今回ここに来ました。

ナチスのホロコーストの被害者という側面からではなく、1人の少女の2年間の純粋な思春期の葛藤とそれを素晴らしい文才で表現したアンネフランク。
会ってみたかったなぁ。


中には入れないけど、ひとまずアンネの家まで行ってみることにしました。

正面は老朽化防止でこんなつくりです

さすがの行列でした。
そうか、私は全世界の人とチケットの争奪戦をしていたのか・・・
でもあの狭い部屋をこの大人数で見ることになると、あまりゆっくり見ることはできないのかもしれません。

せっかく2時間30分で来られる距離に住んでいるのだし、冬のオフシーズンにまた来れるはず。と言い聞かせます。くやしい。。


悲しい目で眺めていると、おじさんから声をかけられました。
アムステルダムの絵を描いているおじさんでした。

どこから来たの?
日本です。今はドイツに住んでいます。
日本に友達がいるよ!
えぇ?本当?
そうだよ!Facebookの友達だ!
Facebookね!(笑)
ポストカードもあるからゆっくり触ってみてもいいよ。

そこからは解説もしてくれたのですが、早すぎる英語でほぼ聞き取れませんでした。

アンネの家に行っていたら気が付かなかったであろう、おじさんの絵。
悲しい記憶がつまったアンネの家をこんな鮮やかに表現していて、アンネももしかしたらこの景色に夢を抱いていたのかもしれない、と思いました。

手書きのポストカードを買いました。

おじさんの目にはこう見えているのかな

親切にしてくださり、本当に心が温かくなって
今日はちゃんと楽しもうという気になりました。

アンネの家の前からも運河が見えます。カーテンで閉ざした部屋からは見えなかったようです。



そこから、風車の町ザーンセスカンスに向かいました。

予定通りのバスが2本もキャンセル。ざわつくバス停。

バスで20分。
着きました。すごくのどかで、村全体が当時のままの博物館のような町です。

小さく風車が見える
牛・羊・動物がたくさんいる

オランダは国土の4分の1が海抜0mだったらしいです。
(ネーダーランド=低い土地)

風を利用した風車を何千基も作るようになって、水を吐き出し、土地を開拓していくことでやっと住める土地になっていった。
水は自然の中でも一番脅威だから、当時は相当苦労したんだろうな。

今は数基だけ残っています

風車を使って昔は粉を引いていたらしいです。それを使ってパンを作る。
昔の人の知恵はすごいです。

近くで見ると迫力があります

ゴーダチーズのお店もありました。
そこで食べた薄切りのチーズが死ぬほど美味しくて、買って帰りたかったけれどすごく大きな丸い原形しかなくて泣く泣く断念しました。
恐るべし、試食。

そのあとはアムステルダムに戻りました。
帰りのバスも2本キャンセルになり、もう一生オランダには来ない、と誓いました。(笑)

キャンセルはいいよ、でも「あと10分」「あと2分」と電光掲示板で表示しておいて、直前で消えるのはナシだよ。。

結局違うバスに乗って、電車に乗り換えて帰りました。


そこからアムステルダムの町をぶらぶらしましたが、人が多くて早々に撤退。食べたいものも特になく、スーパーでパンを買って運河を眺められる場所に移動しました。

私のパンをずっと見ている

アムステルダムの鳥は大きい。

日本に生まれたからか、海抜0mって津波の被害をどこまで受けるんだろうか、と心配になります。

そろそろ帰りのバス停がある地へ向かいます。

ここでもまだまだ船上で生活している人がいるのですね。

ちゃんと住所もあるおうち

オリンピックの時にセーヌ川で生活している人がいるとニュースで見ました。
目が飛び出るほどの家賃でしたが、開会式の特等席だわと言っていました。

ここはどうなんでしょうか。水の上の暮らし、少し憧れます。
ゴミ回収もちゃんとしてくれるようで、快適そうでした。


自分へのお土産にアムステルダムのチーズを購入。
高いのしかなくて、どうしたもんか、、と悩んでいましたが食べてみたくて購入。
箱から出したらすごく大きくて、しばらく楽しめそうです。

試食の時に薄~くスライスしてくれたこのチーズ用のスライスナイフ。
小さくて安かったので別の店で購入しました。
いつも包丁で切っていたので、食感でこんなにも味が変わるんだと感動しました。

重い、ストロープワッフル 中はハチミツ

シナモンの香りがするストロープワッフルは、八つ橋を思い出します。

熱々のコーヒーカップの上に、このストロープワッフルを乗せてしばらく待つと、熱気でワッフルがふにゃふにゃと柔らかくなり、中のはちみつがトロリと溶けた瞬間に食べるのがたまらなく美味しいです。




無事、帰りはちゃんとFLIX BUSに乗れました。

どうでしょう、分かりにくいでしょう。
でもここは分かりやすいほうです。エッセンは表示すらありません。

今回の運転手は、ちゃんとQRコードをスキャンしてくれて
ちゃんとパスポートはカバンに入ってるか?(国境を超えるので)と確認してくれたり、出発前にスモールトークをしてバスを沸かせてくれました。


無事、帰宅。

旅行でトラブルが無かったことが、ない。
だから旅行中は無駄なことを考える時間がないから、頭をフル回転させて自分の力で何とかしようと行動的になれる。・・・気がする。


今回の旅で、ちゃんと見れたゴッホ美術館より見られなかったアンネフランクの家の記憶がすごく残っています。
つくづく人間はできたことよりできなかったことに焦点を当ててしまうのだと痛感しました。


自分のコントロールできない範囲で起こったことは仕方ないのだから、、と言い聞かせてまた旅に行きたいです。

読んでくださり、ありがとうございました。

では~

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