私のタンデムパートナー

GutenTag

タンデムで出会ったBちゃん。
22歳の大学生ですごく日本が好きな優しいドイツ人の女の子です。

私より日本のドラマに詳しくて、逆に教えてもらってもよく分からないものが多いくらい日本に傾倒している。

「私は多分間違えてドイツに生まれてしまったの」と笑いながら言っているくらい本人も周りも日本人だと思っている。

彼女は日本人のタンデムパートナーをおそらく10人以上抱えていて
まだドイツに来て間もない人たちと頻繁に会っているそう。

毎日男女関係なく日本人と会って会話をしている。

彼女に助けられている人が少なくとも10人もいると思うと、泣きそうになるくらいいい存在だ。
もちろん何かを協力してほしい、とか日本語の課題をしてほしい！とか
そんなことは一切ない。
毎回2～3時間カフェで会話をして(ドイツ語1割日本語9割)、解散するだけ。

会話の内容は主に彼女の恋バナ。
彼女は恋愛体質なので常に恋の悩み事がつきない。
彼女の恋愛対象は日本人男性だ。
日本人男性は優しくて真面目で好きになってしまうそう。それはうれしい。

そこでいつも１つだけ気になることがある。

それは「私の女友達はこう言ってた」とすぐに友達を出してくることだ。

例えば、彼女の女友達に恋バナを相談して「それはおかしい！」と言われたことで「彼は嘘をついている気がする」とか「彼は私のことを信用してくれてないのかもしれない」と思い込んでしまう。
私から見ると全部想像じゃん…と思ってしまうことで別れてしまったりする。

私は恋愛においては本人同士の問題だから、友達の一言はあまり聞きたくないしそこに揺れる意味ってあるのか？と思う。
だから基本的には事後報告しかしない。
本当に信頼している親友には愚痴ったりすることはあるけれど…別にアドバイスを求めはしない。

Bちゃんと元カレのチャットを見せてもらったので(私は望んでない)
ちらっと見てみると彼側は結構まともで、Bちゃんが若干ヒスっている。

お、ぉう(o^―^o)汗

しか言えないくらいのヒスり具合の時もある。

私は日本人男性側の立場になって、きっとこれは相手が少し困っているからもう少し会話しながらゆっくりデートしてみたら？と言ってもますますヒートアップしてくるからもう無理である。

Bちゃんは女友達には寛容ですごく優しいのに、恋愛感情が入るとすごく怖くなる。
独占したくなるのか、自分と同じだけの愛がほしくなるのか分からない。

特にドイツでは悪気はなくても思ったことを直接言う文化があるから、友達の意見も結構辛辣なものがあるのかな。

例えばデート終わりに連絡がないだけで女同士の会話のネタにされるのだろうか。これは日本でもあるか。

もっと自分の感情だけを大事にしてほしいし、そんなに好きなら二人の会話の内容は二人だけのものにしてほしいなぁ。

話は脱線するが、私は仕事をしていたころ3～4年目くらいまではいろんな人の意見に左右されたこともあったがもうこれでは無理だと思ってから、
周りに宣言して
「私は第3者からの話はこれから一切信用しません。〇〇がこう言ってた、
みんなこう言ってる、という話は今後一切無視します。」と言ったことがる。
それくらいこちらから遮断しないと、平気で耳に入ってくる

もちろん上司や関係者の話は聞くよ

私は年上の部下が多かったので(パートの方)、休みを平等に欲しいだとか
私にもあの仕事をさせてくれ、だとか自分の主張を通すための手段として他人を売っている人が本当に嫌いだった。
嫌いというか、だんだん嫌いになっていった。

でもそのおかげで自分はあんな大人にはなりたくないと思えたのもいい経験だと思う。

ドイツではまだ仕事に就いていないけど、どんな感じなんだろうな。
日本でも人間関係の問題は山ほどあるし、そこに文化の違いはないような気もしてくる。

でも接客には少し自信があるので、飲食店で働いてチップをもらいまくりたい！！そしてそのお金でＢちゃんに何かパーティを開いてあげたい。

こういうリアル文化の違いを聞くことができて楽しい。