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エッセン 「Villa Hugel」に行ったよ

こんにちは。

先日エッセンからSバーンで3駅のところにあるヴィラ・ヒューゲルという迎賓館に行ってきました。

Essen-hugel という駅が最寄り駅で、よく散歩がてら歩きに行くコースのひとつなのですが、駅から降りるとすぐに大きな湖があります!
Baldeney seeという湖なのですが、夏はボートのスポーツが開催されていたりするようです。

私は海や太陽が恋しくてしんどくなったりしたときにその湖を見に行き散歩をしています。


そしてその近くに大きな公園のようなものがあるのを前から気になっていたので先日行ってきました。

ここは「Villa hugel」という大きな史跡で、なんとドイツの鉄鋼財閥クルップ社の邸宅でした。(全部初耳)

まさか公園だと思っていた場所が個人の邸宅だとは…


本来は入場に5€かかるはずが、私が行ったときはなぜか無料でした。
ネットで調べても情報が少なく、どういうシステムか分かりません。

中に入ってみると おおおおお・・・・広すぎる!!!

というくらい壮大な面積の庭。なんと東京ドーム6個分。大学か何かですか?

クルップ社というのは、19~20世紀にドイツで栄えた最大鉄鋼業企業で、ルール工業地帯の中心となったドイツの産業界を支えた一族のようです。

その時築かれた邸宅が今も保存されていて見学できるようになっていました。


豪華な邸宅。ゴー!

入口には品のよい警備員がいて、その付近にバッグ置いて入ってねと声をかけられました。
バッグを置く…?ここで…?ほんとにあんた見てくれているのか?とかなり不安になりましたが、お客さんは数人しかいなかったし上品な方ばかりだったのでここは信用してバッグを置いて入場。
(スマホ・財布・貴重品はもちろん持ち込んだ)


すすすすすてき・・・!
まず、埃が一切なく管理状態が一流なことに驚きました。

一歩一歩足を踏み込むたびに「ギーギー」という重みのある床音が鳴るのが心地がよくてうっとりです。

豪華なシャンデリアとクルップ一族の自画像がたくさん。
全員イケメンと美女でした。絵なので盛っているのでしょうが・・・

当時の貴族のみなさまはやはり乗馬がステータスだったのですね。
今も変わらず乗馬は貴族のたしなみですからね。
ここも第二次世界大戦で攻撃を受けたそうですが、状態がほんっっっとうにキレイです。

クルップ一族

もうこれは金持ち以外の何者でもありません。
威風堂々としたたたずまいです。
クルップ社は当時鉄鋼業で栄え、銃や大砲をばんばん製造していたそうです。この時代その技術があればドイツの戦争で大儲けしていたでしょう。
大砲王とも言われていたそうですよ。良いのか悪いのか・・・
その資産でこのエッセンの医療や鉄道が栄えたみたいので市民からしたら英雄ですかね。


ここは迎賓館なので、一流のお偉いさんをもてなす場として様々な美術品もそろえていたみたいです。

中でもこの織ものがすごい。

ゴブラン織りで作られた巨大なタペストリー?です。何枚もの織物が飾られているのです。

高校生のころ、ゴブラン織りのスカートが欲しかったけど高かったんだよな…と思い出し、だとしたらクルップさん、当時どんだけ金持ちだったんだよと思いました。


進むとすすすすてき…!!!(目がハート)
と心が躍る部屋が。


センスがよすぎるよ・・・・

ここはおそらくダンスルームです。(想像)

エメラルドグリーンとゴールドの部屋に豪華絢爛なシャンデリア。

真偽は分かりませんが、かつてDiorのファッションショーも行われていたとか。絶対に行われてもおかしくないほど美しい空間でした。


2階に上ってみると大きなホールがありました。


駅舎なのか?というほどの天井の高さ。オペラやコンサートが行われていたのでしょうか

ここは今年150周年を迎えるそうで、コンサートやアートの場として活用されていると書いてありました。
調べてまた行ってみようかな。。。


エッセンからSバーンという各駅列車でしか行けない場所にあるのでかなり不便なのですが、静かで人が少なく自然がたくさんある心が鎮まる気品のある邸宅でした。とにかく美しい。という言葉に尽きます・・・


そのあとは広大な庭?公園?皇居? と何だこれと思うくらい広い緑の中を歩き駅に戻りました。




そのあとエッセン駅に着き、喫煙者が多すぎてちゃんと現実に戻されて帰りました。


こんな場所をこれから探していきたいな…


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