チャーハンのようなものに、わたしはなりたい。
「今日のしょうチャン、おいしかったなあ」
わたしが小学生のころ、土曜日のお昼過ぎによく交わされていた会話だ。
平日の月曜日から金曜日まで、小学校では給食が提供されていたのだけれど、土曜日は12時頃までの授業で終了し、お昼ごはんは自宅で食べることになっていた。
学校から走って帰って、息を切らせながらテレビをつける。土曜日のお昼は吉本新喜劇を見ながらお昼ごはんを食べるのが常だった。
母親が準備してくれていたお昼ごはんのレパートリーはいくつかあったけれど、俄然しょうゆチャー