アルフレッド大王【日曜英語史クイズ2】
クイズ2
次はイギリスのアングロ・サクソン時代、9世紀に活躍したアルフレッド大王 Alfred the Great に関する記述です。このうち誤っているものが1つあるのですが、それはどれでしょうか?
ラテン語の書物を人々が読めるように英語に翻訳した
イギリスの歴史記録を編纂させた
英語の韻文作品を残した
デーン人(ヴァイキング)にキリスト教を信仰させた
Xで集まった回答
クイズの答え
答えは3【英語の韻文作品を残した】が誤りでした!
各選択肢の解説です。
ラテン語の書物の英語翻訳『英国教会史』ベーダ、など
歴史書の編纂『アングロサクソン年代記』
【誤り】「韻文作品」ではなく「散文」でした。彼は英語の散文の礎を築いた人物とされています。
デーン人がデーンローに居住を許された「ウェドモーアの和議」の中に、キリスト教信仰の条項も含められていました。「ここまでやったか!」と私の驚きポイントです。これによりデーン人とアングロ・サクソン人との混交が道付けられ、英語とノルド語が融合することになります。
参考:Baugh and Cable. A History of the English Language. 6th ed. (2012) §52, 68
hellog より
堀田隆一先生がブログに投稿された記事を紹介します。先生、ありがとうございます。