現場が伝える!「介護・福祉・保育」のオモテ話・ウラ話

株式会社ライフサイエンス研究所が運営する、介護・福祉・保育を主軸に様々な情報をお届けするコラムです。生きづらい現代社会の日常を今よりちょっとだけ素敵な暮らしに変える取り組みを、様々な専門家と知恵を出し合いながらおこなっています。公式HP→https://life-si.com/

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今、保育士を辞めないで。~あなたの資格を活かせる場面は増えていく~「児童福祉司」としての可能性

現代社会の中にはびこる子ども虐待の実態  子どもへの悲惨な虐待事件。多いのは内縁関係にある男女の間で連れ子が虐待されるケース。 よく見る例として、母親が親である前に彼に対するオンナになってしまい、彼が子どもに辛くあたることを防ぎきれないどころか、一緒になって虐待しているケースが多くみられます。 社会環境の変化や価値観の多様性、複雑性、要因は色々あるのでしょうが、子どもの虐待にいかなる理由も許されることはありません。 保育士こそ児童福祉司にむいているのではないかという発

    • 現役保育士が考える、園長先生の「やめてほしい行動」3選

      現場保育士たちが園長先生にこれだけは辞めてほしいと願っていることを、案外園長先生ご自身が気付いておられません。 保育士たちが輝いて働ける職場を作るために、今回は現役保育士たちの口から聞かれることの多い”どうしても避けてほしい園長先生のNG”をお届けします。 現場がうまくいっていないと感じる園の園長先生、必見です。 子どもたちや保護者の前で先生を叱らないで クラスの先生と子どもたちはしっかりと信頼関係で繋がっていてほしいものですが、子どもたちの前で先生が叱られてしまうと

      • 保育士同士の「保育観が合わない時」に思い出したい”4つの視点”

        保育士が10人いたら10通りの保育観があっていい 保育観とは、自分が保育を行うときに大切にしたい価値観や考え方のことをいいます。 保育士なら誰でも「こんな保育をしてみたい」「こんなふうに子どもに関わりたい」といった気持ちを持っていると思いますが、それが保育観ということになります。 保育観はそれぞれの歩んできた人生から習得した価値観の上に成り立っていますので、例え同じ教科書、同じ現場でトレーニングを積んだとしても一人ひとり変わってきます。 保育士が10人いるなら10通り

        • 「承認欲求との上手な向き合い方」ある園長先生の心に響く名回答を紹介

          「承認欲求が強い保育士の対応をどうしていますか?」という問い合わせがありました。 自分のことを認めてほしいという欲求が人一倍強い人に対してどう接していくかという問題かと思いますが、これに対して横浜のある保育園園長先生がとても心優しい回答をしてくださったのでご紹介したいと思います。 以下は、園長先生のより詳しいアンサーの言葉です。皆さまのご参考になれば幸いです。 承認欲求はよく機能すれば人を成長させる源になるもの 承認欲求とは「自分を価値のある存在だと思いたい」「他者か

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        • ☆入院関連の記事をまとめました。
          2本
        • ☆介護関連の記事をまとめました。
          3本
        • ☆子育て関連の記事をまとめました。
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          「静かな退職」の時代、部下が生き生きと働けるリーダー像とは。

          今、ブームになっている「静かな退職」という言葉。 ビジネスインサイダーによると、実際に退職するわけではなく、必要以上に一生懸命働くのをやめること、といったような意味のようです。 ワークライフバランスを整えるといえば聞こえが良いのですが、「仕事に対する熱意を失い、必要最低限の作業のみこなして何とか1日をやり過ごそうとする従業員の働き方を指す(ジャパンZDネットコム)」ということなので、雇用側にも従業員にもあまりハッピーな気配は感じられません。 元来、日本人は仕事を通じてやり

          「静かな退職」の時代、部下が生き生きと働けるリーダー像とは。

          認知症の方との会話で意識したい「5つの配慮」を解説

          ”会話中の配慮”が良い関係の秘訣 認知症の方は脳の機能の低下によって物忘れや見当識障害、時に妄想や幻覚などが起こり、物事を正確に判断することがとても苦手になっています。 自分でもこれまでと違って色々分からないことや出来ないことが増えたということは分かっていて、不安や焦り、怒りや悲しみの感情を常に抱えていると思っても良いでしょう。 そのような状況にある方への話しかけ方は、おのずと配慮が必要になってきます。 正しい接し方で話ができると認知症の方とも良好な関係を築くことがで

          認知症の方との会話で意識したい「5つの配慮」を解説

          これだけでいい。介護の仕事を続ける"3つのコツ"

          介護業界の採用担当者に話を聞くと、採用を決めるポイントになるのは「笑顔」「挨拶」「敬語」と言われることが圧倒的に多いのはご存じでしょうか。 そして、実際介護の仕事に就いた後も、仕事を続けていくうえで必要不可欠なのはこの3つだということを聞いてびっくりされる方もおられることでしょう。 なにせ介護の業界に入ってから必死に介護技術の習得に励んできた福祉現場の皆さんです。基本的な介護技術から応用知識まで、あるいはケアーマネジメント能力やご利用者さんとのコミュニケーション能力など、

          これだけでいい。介護の仕事を続ける"3つのコツ"

          免許返納しても要注意!安全にシニアカーを利用するために。

          高齢になって免許を返納する人が増えてきました。 判断力が低下してきたことを自覚して、大きな事故が起きる前に返納する。勇気がいりますが賢明な判断ですね。 一方、自動車を卒業したのちにシニアカーに乗り換える人も結構おられます。 シニアカーは分類では電動車椅子に属していて、どのメーカーのものも最高速度は6km(大人の早足くらいの速度)と安全に配慮した乗り物なのですが、乗り方を間違えるととても危険なものにもなります。誤って事故を引き起こさないように慎重に運転したいものです。 シニ

          免許返納しても要注意!安全にシニアカーを利用するために。

          【特集】過剰な糖質制限は肝臓を傷める!? パーソナルトレーニングで注意したい「ダイエット脂肪肝」の危険性

          ダイエットでの過剰な糖質制限には注意が必要 フィットネスや健康に対する関心が高まり、トレーニングブームが続いています。中でも厳しい食事制限により、短期間で大きな効果を出すことを売りにしているパーソナルトレーニングジムが注目を集めています。 しかし、そのような食事制限の結果、1日100g以下のような過剰に糖質を制限することが肝臓に悪影響であるという事実はまだ広く認知されていません。 そこで本記事ではダイエットにおける過剰な糖質制限の危険性をお伝えしたいと思います。  

          【特集】過剰な糖質制限は肝臓を傷める!? パーソナルトレーニングで注意したい「ダイエット脂肪肝」の危険性

          【強制退園】保育園と親、それぞれの実情を考える。自閉症という重度障害をもつお子さんがいるご家庭へ

          今通っている保育園に通わせ続けたいというのは無理な話なのだろうか 発達の程度も保育園のキャパもそれぞれ。どこが限界なのか考えてみよう A.発達障害のある子供さんが保育園に通っている例は珍しくありませんが、障害の程度も受け入れる保育園のキャパシティもそれぞれ違いがありますので、ご質問のお子さんに保育園が良いのか療育施設の方が適しているのかは一概には言えません。 ただ、ご質問のように通っている園から退園を強く勧められて、その際、子供さんの困った点を様々に伝えられて心身共に傷つ

          【強制退園】保育園と親、それぞれの実情を考える。自閉症という重度障害をもつお子さんがいるご家庭へ

          劇的に介護しやすくなる認知症ケア 「ユマニチュード」の4つの柱を習得しよう

          認知症ケアで特に難しい「尊厳を持った介護」を実践させる方法 認知機能が低下してきた高齢者のケアでは、高齢者と介護者の間の意思疎通が難しくなって関係がギスギスし、互いの精神的な疲労が溜まってしまったりすることが起こりえます。 物忘れがひどい高齢者に同じことを何度も言わなくてはならない、話しても分かってもらえなくて介護に抵抗されるなど、悩みが尽きないなか、疲れてしまった介護者は「どうせわかってもらえない」と介護中無口になったり、粗雑に高齢者を扱うようになってしまうこともありま

          劇的に介護しやすくなる認知症ケア 「ユマニチュード」の4つの柱を習得しよう

          介護現場に潜む「不適切ケア」に要注意

          介護現場に潜む虐待の卵を「不適切ケア」と呼びます 高齢者介護において虐待はいけないものだということは常識として知られています。 しかし日々の介護の現場においては虐待まではいかなくとも、高齢者に不快な思いや不安な気持ちにさせる対応になってしまう介護シーンというものが起こり得ます。 そうした正しくない対応の仕方は「不適切ケア」と呼ばれ、介護の現場でとても問題視されています。 それは日ごろの不適切ケアが慢性的に続くことによって虐待へと発展してしまう可能性がとても高いからなの

          今、注目の「福祉心理カウンセラー」とは?

          医療、福祉、教育場面で引く手あまたの福祉心理カウンセラーという職業   福祉心理カウンセラーとは、乳幼児、児童生徒、障害者、高齢者などを対象に、生きていくうえで抱えている悩みや課題に福祉の知識を用いて寄り添う仕事。 カウンセラーの技術を用いてクライアントと共に悩みや課題を解決していく、とてもやりがいのある仕事です。 ただ、こうした職業に就きたいと思ってインターネットで「福祉心理カウンセラー」と検索しても、様々な業界や団体が似たような名称の独自の資格取得ができるものを色々

          今、注目の「福祉心理カウンセラー」とは?

          ホワイトな介護施設の特徴 ~働きやすい介護施設を見分ける3つのポイント~

          介護の世界が3K(きつい、汚い、給料が安い)と揶揄されたのは今や過去になりつつあります。 より正確に言えば、ブラックな施設とホワイトな施設の差が開いてきたというのが相応しい表現かもしれません。 どうせ働くのであればホワイトな施設で働きたい、そんな願いに応え、良い施設を見分けるための簡単な3つのポイントをご紹介します。 1.「働く”人”をよく観察しましょう」施設を訪れた時に見る職員の様子は、そこで働いた時の自分の姿 初めて新しい施設を訪れるときは緊張するものですが、良い

          ホワイトな介護施設の特徴 ~働きやすい介護施設を見分ける3つのポイント~

          ご家族が最期を過ごす”終の棲家”選び。特養でも看取り介護ができないこともある。

          過ごしなれた施設で最期を迎えたいという意見は多い 高齢になっての人生の最後の選択の結果、特別養護老人ホーム(以下、特養と略します)にお世話になる方は沢山いらっしゃいます。 特養入所を選ぶご本人やご家族から話を伺っても「最後の死に場所にしたい」「過ごしなれた施設で穏やかに最後を迎えたい」等の感想が聞かれます。 自宅で暮らすことが難しくなったときに、自宅に代わって穏やかに最期を迎えることができる場所として特養を選ばれているわけです。 入所している施設が”看取りできない”場

          ご家族が最期を過ごす”終の棲家”選び。特養でも看取り介護ができないこともある。

          この”声掛け”やってたら要注意! 伝わった様で伝わりづらい「自分がされたらどう思う?」の難しさ

          小学校にあがるまでは難しい”相手の立場”になって考えること 子育て世代のパパママから絶大な信頼を寄せられているカリスマ保育士のてぃ先生は、自身のYouTube動画の中で「誰かに対していけないことをした幼児に”自分がされたらどう思う?”といった注意の仕方をしても、ほとんど意味がない」と解説しています。てぃ先生曰く、「相手の気持ちになってそれを自分に置き換えて考えることができるようになるのは早くても小学校中学年あたりから」なのだそうです。 親の問いにきちんと答えられているのは

          この”声掛け”やってたら要注意! 伝わった様で伝わりづらい「自分がされたらどう思う?」の難しさ