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【イベントレポート】


外国人スタッフが「多文化交流会」を開催しました!
安住野で「多文化交流会」を実施しました。
企画を担当したのは、安住野スタッフのグエン ティ アンさん(以下、アンさん)です。3カ国語による絵本の読み聞かせや、ゲームで盛り上がった当日の様子をレポートします。
 

 


■開催のきっかけ

 
 
少子高齢化が進み、慢性的に人手不足となっている介護業界では、多くの外国人スタッフが活躍しています。
 
安住野でも、6人の外国人スタッフが働いています。
タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアと出身国はさまざま。年内にもう2人、外国籍のメンバーが増える予定です。
 
弊社代表の山野は積極的に外国人スタッフを採用しようと取り組んでいますが、外国人スタッフを労働力の穴埋めとは思っていません。遥々外国からやってきた彼女らには、自分らしく活躍する場所と新しいことに挑戦するチャンスの機会を提供したいと考えています。
 
そこで山野は、安住野歴4年のアンさんに、交流会イベントの企画を委ねました。
 

 
 

■企画担当のアンさんはこんな人

 
 
アンさんは、母国のベトナムで日本企業に勤めた際に、日本での暮らしや文化に興味を持ち来日しました。日本語学校で学んだ後、2019年にライフサポート山野へ入社。安住野で事務の仕事を担当しています。働き続ける中で、外国人スタッフが増えてきたことから互いのルーツを紹介し交流する場を作ろうと、多文化交流会を企画しました。
 

 

アンさん
「日本にいる外国人が増えると国際結婚も増えます。日本で子どもを産む人も多く、その子どもたちに、ルーツがある国の言語に触れてもらいたいと思いました。イベント内容を絵本の読み聞かせにしたのは、子どもたちに楽しく外国語に触れてもらうためです。イベントの企画は初めての経験でしたが、他のスタッフの力を借りて準備を進めることができました」


 

■当日の様子

 
 
約30人の方が来てくださり、中にはフィリピンの民族衣装を着ているお子さんも。安住野の利用者さんもイベントの様子を見に、外まで出てきてくれました。
 


絵本の読み聞かせは、日本語、英語、ダガログ語の3カ国語で行いました。
読み聞かせを担当してくれたのは、実際に日本で子育てをしている外国人スタッフやその家族です。
 
日本語の読み聞かせを担当したのはスタッフの島根マスナワティさん。
島根さんは絵本に出てくるキャラクターのお面や小道具を手作りし、子どもたちを楽しませました。
 

島根さん
「読みやすいように、絵本を紙芝居の形にしました。たくさんの人の前で読み聞かせをするのは初めてだったので、緊張して手作りグッズは使い忘れてしまいました。(笑)私も日本で子育てをしているので、これからも外国人が日本での生活を楽しめるようにお手伝いできればと思っています」
 

 
英語とダガログ語の読み聞かせを担当したのは、スタッフの家族でフィリピン人のクリフォードさんです。普段はエンジニアのお仕事をしているクリフォードさんは、絵本に出てくるセリフを使って英語やダガログ語のレッスンも行いました。
 

クリフォードさん
「直接子どもたちと話すことができて、とても楽しくこちらがパワーをもらいました。子どもたちが初めて聞く単語を楽しそうにまねしている姿を見て良いイベントだと思いました」
 

 
 
絵本の読み聞かせの他にも、椅子取りゲームや紙で手作りした魚取りゲームを行いました。イベントの後半には、シンギングボウルの演奏も行われ、充実した1日となりました。
 

 

■今後の目標


安住野で行われた初めての多文化交流会は、スタッフや地域の方が互いの文化や言語を共有し、これからの生活をより豊かにする第一歩になったように思います。イベント終了後、アンさんと山野に感想と今後の目標を聞きました。
 

 

アンさん
「人が集まるか心配でしたが、たくさんの人に楽しんでいただけたようでありがたいです。次は、外国から来た人々が日本で暮らす中で抱く悩みに寄り添い、共有する場所を作りたいと思っています」
 

山野
「アンさんが自主的に動いてくれたことをとてもありがたく思っているし、他のスタッフも積極的に彼女に協力してくれたことで今回のイベントが完成しました。これからも安住野が一丸となって外国人スタッフがイキイキと働ける職場作りに取り組んでいきたいと思っています。多言語が交わることが当たり前の環境を目指し、他の事業者さんとも情報交換ができるようになれば嬉しいです」


 
 
以上、初めてのイベントレポートいかがでしたでしょうか。最後までお読みいただきありがとうございます。
 
安住野では、引き続き外国人人材を積極的に採用し、誰もが働きやすい環境づくりに取り組みます。スタッフ同士や地域との交流はもちろん、同じ介護業界で働く方ともより良い外国人人材の受け入れ環境について考えていきたいです。
 
#イベントレポート #介護施設 #外国人人材 #安住野