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【Lraoughインターン記事】出産・育児と働くのバランスについて。日本の現状や日米での違いは何かを調べてみた!

皆さん、おはようございます、こんにちは、こんばんは!
Lraough LLC Founder, CEOのShimotaku(しもたく)です。

今回は最近ラフでインターンをしていた現役大学生のYumaさんが、自らリサーチして書きあげた記事を紹介します。彼女自身が自ら「調べたい!」と伝えてくれて動いたPJTなので、気持ちが入っていてとても良かったのでシェアしたいと思います。今後も素敵な会社や人に出逢って、良い社会人ライフが始まりますように!

大学生がインターンをゴリゴリする時代
グローバルにチャレンジしたい人はどんどん機会を掴んで欲しい!

【お知らせ】
・彼女の様な「インターンを採用したい」という会社があればこちらまで
・彼女みたいに「ラフでインターンしたい!」という方はこちらまで

それでは日米での企業の女性活用から男性の育児参加まで調べてくれた記事をお楽しみください!

はじめに

近年日本ではSDGsの影響などもあり、男女が平等に社会で活躍できる環境の整備が進められています。女性は妊娠、出産、育児などがあると仕事は辞めるというのが以前の日本の一般的な考え方でした。
技術、知識がある人物が女性という理由で辞めざるを得なくなるのは不平等+企業側にも大きな損失というわけで女性が妊娠・出産などを終えた後でも働ける環境つくりが大切! ということが、現在は大きな流れになってきています。

Lraoughでは「Tech × Globalな企業・事業を支援する」ことを目的としているので、まずは実際に現在行われている日本の大企業の取り組みから学んでいきたいと思います!

アメリカでは性別関係なく色んな人が仕事に関わっています。特にTech企業のHRには女性が多いイメージも。

女性支援を謳っている企業の取り組みについて

①富士通

女性が働きやすい企業ランキング1位!(参考Linkは後述)その理由は主に以下の2点です。

 A:妊婦に対しての理解を進める。 例として、軽作業への転換、勤務時間の制限など。つまり、妊娠・出産がしやすい環境づくり+またこの企業で働きたい!と思って欲しいという狙いがありそうです。

B:子育てへの理解
・様々な勤務形態(テレワーク、フレックスタイム制、休暇制度など)
・育児休暇の取得&期間延長
・事業所内に保育所の設置:早期職場復帰
柔軟な企業側の対応で信頼度を上げる項目ですね。
出産時だけではなく、育児も積極的に支援することで、その後のキャリアへの影響力も高そうです。

他にも

【女性のキャリア、リーダー育成】
→女性幹部社員数を目標設定。長期的に講習を行い支援(富士通の女性幹部数は年々上昇中らしい)国から「なでしこ銘柄(2015年)」「えるぼし(2016年)」に選定され、女性進出企業の最前線とのこと。優秀な女性人材獲得のチャンスに繋がりそう。

「なでしこ銘柄」とは…東京証券取引所(以下、東証)と経済産業省が女性人材の活用に積極的な企業を選定し、投資家に紹介する取り組み、および選ばれた東証一部上場企業を指す呼称

「えるぼし」とは…女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度

②資生堂

【女性にとっての環境の良さ】
→化粧品会社ということもあり、もともと80%以上が女性社員(女性管理職は約60%)
→2030年までに日本国内のあらゆる階層における女性管理職比率を50%にすることを目標に掲げる
復職率は99.3%(事業内保育所開設+近隣住民にも開放)
 →従業員&地域に愛される企業+顧客獲得に良い影響ありそう

【女性リーダー育成について】
・育成塾「NEXT LEADERSHIP SESSION for WOMEN」を開催
→マネジメントや経営のスキルを学ぶ。44%の参加者が幹部に昇進
・安心、安全、働きがい+生産性向上と事業成長の両立
・ワークプレイスコンセプト「想像力の交差点」を展開
 →海外、国内を含めたオフィスに広げることで、世界に進出する女性=グローバルな企業という姿勢

③ヤクルト

コーポレートスローガン「SDGsと共にあり」
人が健康であるためには、人だけではなく周りのものすべてが健康でなければいけません。ヤクルトは、水、土壌、空気、動物、植物、そして人々が織り成す社会、これら全てが健康であって初めて、人は健康的に生活できるのであり健全な社会が築かれるのだと考えています。

ヤクルト公式ホームページ コーポレートスローガンより

ヤクルトレディに細かい工夫が
→制服に機能性とかわいらしさ
→働きやすい機材(保冷バッグ、電動自転車)
→1200か所に保育所を開所
アジアや中南米の女性にも仕事の提供を

日本だけじゃなくグローバルに展開しているなんて素晴らしい!

まとめ

ここまで調べて気づいたことは、支援は女性に向けてのみではなく、男性に対しても必要!仕事は父親、家事・子育ては母親という昔ながらの考えの払拭することで、みんなが働きやすい社会に。
次は男性の育児参加について調べてみます!

日本でも男性が育児するケースが増えてきたと聞きますが、アメリカでは普通にガッツリ休んでいきます。それでもキャリアが繋がる安心感と他の企業で働けるスキルと経験が必要ですが。

男性の育児参加について

男性育休が当たり前な時代になると、より皆が働きやすい社会へ。

令和元年度の育休取得度7.48%
 →前例がないため取りにくい
 →よって、企業側が男性の育休取得しやすい環境を作り出すことが必要

以下で企業実例を紹介します。

①株式会社技研製作所

・「イクメン企業アワード2020」でグランプリを受賞
・2008年から2018年育休取得0%から2019年には30%に上昇
・女性主体の社内プロジェクトチームが育休取得しやすい雰囲気作り
育休取得対象者だけでなく、その上司にも説明会を行い、重要性を理解してもらう
・ノー残業デーの設定、定時退社を促進

②積水ハウス株式会社

・「イクメン企業アワード2020」グランプリ受賞
・2019年より企業で働く男性の育休取得実態を調査
 →3歳未満の子を持つ男性社員に1か月の育休完全取得を目指す
「イクメン3-2-1Action」
 →取得計画書提出することで休業準備も万全

③株式会社サカタ製作所

・「イクメン企業アワード2018」でグランプリを受賞(男性7割の会社)
・残業ゼロの取り組み
 →勤務時間内で成果が出せる人を評価することや育休取得の有無が上長への評価基準になることを明言
・2018年男性育休取得100%&従業員満足度95%以上!

まとめ

現状として
・日本は育休をとる=他の人に迷惑をかけるという考え
男性が育児に参加することに抵抗感がある

現代では企業が育休を進めることは企業にとってメリットの方が大きい

・社員の企業への帰属意識向上 
・引継ぎを円滑にするために業務の透明化、共有化が促進
・企業のイメージアップ

などなど、今後もそういう世界になっていて欲しい!と思います。
最後にアメリカの育休制度について調べてみました。

いよいよ話題はアメリカへ!

アメリカの育休制度について

連邦の制度としては「Family and Medical Leave Act(FMLA)」がある。育休だけでなく、事故や病気、家族介護にも適用。しかし、経済的保障はない。

その為、州や企業で独自の制度を進めている。特に進んでいるのがIT産業。米国企業の取り組みの一部が以下です

①Netflix

・最大1年間有償の育児休暇+復職支援

②マイクロソフト

・8週間の産休+12週間の育児休暇制度の保障+出産前の勤務短縮

③コカ・コーラ

・性別関係なしに最大6週間の有給育児休暇の取得可能

【アメリカ人男性の反応について】
・若い世代の8割は「父親も育休が必要」と回答
→親子の絆、ジェンダー平等につながる+人材確保のため福利厚生内容を充実させる社会的必要性がある
・フェイス・ブックCEOのマーク・ザッカ―バーグ氏も娘誕生の際に2ヶ月の育休を取得
→業界のリーダーが積極的に育休を取ることで雰囲気が改善

まとめ

アメリカでも国としての制度はまだまだ△だが、企業独自の取り組みの方が効果出やすい&IT企業は融通が利きやすいのではないか。日本が決して劣っているというわけではない。企業の取り組み次第で変わるところがあると実感した。

全体のまとめ

女性の社会進出のためには企業が女性に寄り添う仕組みが必要であることが分かりました。また、妊娠、出産、育児と社会活動の両立には女性を支援するだけでなく、男性の理解と企業が男性にも育児を推進することが必要であることがわかりました。日本は女性支援が特に遅れていると思っていましたが、アメリカも遅れていることがわかり、今後女性支援を進めることや打診することはグローバルな企業にとって需要があることが分かりました。そして、IT産業は女性支援を進めやすい傾向は日本でも世界でも見ることができます。今後IT産業が女性にとって働きやすい環境を提供できれば、企業や産業全体にとって大きな利益を生むことができると考えられます。ジェンダー平等の社会は倫理的な問題だけでなく、直接的な利益にもつながる重要な環境であるとわかりました。

参考文献

Lraoughでのインターンのオススメポイント

今回はLraoughで1ヶ月間インターンしてくれたYumaさんからコメントを貰いました!CEOの無茶振り(?)にも笑顔でいつも対応してくれて、新たな可能性がラフでも見えてきてとっても感謝です。

Lraoughではより本格的な業務を体験することやみんながワンチームとして距離が近いので気軽に話すことができます。初めてのインターンでも安心して参加することができ、インターン生でありながら企業のために何ができるかどうすればより良くできるかと自発的に考える力が身につけることができます。また、最新のツールを使用する能力や自己スケジュール管理など様々な職種においても役立つスキルを得られます!

短い間だったけどYumaさんありがとう!またどこかで一緒に仕事しよう!

Yumaさんはまだまだインターンしたいらしくて、Lraoughからもオススメできる人材なので、本人から許可頂いてInstagramのアカウントを載せています。是非、ご興味ある企業は直接ご連絡を!

お知らせ

Lraoughでは海外・グローバルに挑戦したいエンジニア・デザイナー・アントレプレナーなどのTech人材のキャリアサポートを、西海岸のLAから行っています。ご興味ある方は是非以下Linkからお問い合わせください!

以上、Lraoughのしもたくでした!またお逢いしましょう!しーゆーすーん!

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