リビングレイアウトの基本
今回は、賃貸、アパートやマンションでのリビングのレイアウトについて
まとめていきたいと思います。
ひと昔前までは、リビングの中心はソファでした。
今ではまずテレビの置き場所を決めます。
その後でソファやテーブルなどの位置を決めるのが一般的なようです。
では、どのようなレイアウトが効果的なのでしょうか?
リビングレイアウトの基本
■3つの基本パターンを抑える
・L型レイアウト
2つのソファをL字に置くレイアウト。
ソファの接点をリビングのコーナー部分に合わせることで、
スペースを有効利用できます。
正面から向き合って座るということがないレイアウトなので、
来客時などにはかえってリラックスして話ができます。
・対面型レイアウト
テーブルをはさんで向き合うこの形は、
オフィスなどでよく見かけます。
今では一般家庭で見ることが少なくなったレイアウト。
来客の多いお宅には向いていますが、
リビングでリラックスしたいのなら別のタイプのレイアウトがおすすめです。
・コの字型レイアウト
中央のテーブルを3方向のソファで囲むレイアウト。
大人数の家族ならばこのタイプがおすすめです。
来客時は横に座ったり、正面に座ったり、
お客様によって座る場所を選ぶことができます。
■テレビの置き場所を考える
この基本のパターンを踏まえて、テレビをどこに置くか。
置き場所によってリビングの雰囲気も大きく変わります。
ライフスタイルに合わせて、好みのレイアウトを選んでみてください。
・テレビと窓が直角になるように置くレイアウト
一番オーソドックスなレイアウトです。
多くの場合、ソファはテレビの正面に置かれます。
テレビの大きさによって見やすい位置も変わってくるので、
テレビとの距離やソファの高さも十分に検討しましょう。
窓から入ってくる光が反射してテレビが見えにくくなることがありますが、
テレビと窓を直角に置くことで光の影響を受けにくいレイアウトです。
・テレビを窓の反対側に置くレイアウト
ソファの背中側に窓があるこのレイアウトは、
映画やゲームに集中して楽しめるという利点があります。
ただし、窓の向き、太陽の向きによって逆光になり、
テレビの画面が見にくくなる場合があります。
カーテンなどで部屋に入ってくる光を上手に調節しましょう。
・テレビを窓側に置くレイアウト
テレビの向こうに景色が広がるレイアウトは、
窓の外に緑が多い部屋などにピッタリ。
窓の外が明るいと、テレビの画面が暗くて見えにくくなる場合があるので、
昼間はテレビを見ない家庭におすすめです。
・部屋の角にテレビを置くレイアウト
リビングのコーナーにテレビを置くレイアウトです。
ソファをどこに置いても比較的テレビが見やすいという利点があります。
家具をバランスよく配置するのが少し難しいですが、
部屋に広がりをもたせるレイアウトとしてオススメです。
シチュエーション別リビングレイアウト
リビングのオススメのレイアウトは「くつろげる」リビングを基本に、
食事・仕事・勉強・趣味など、シチュエーション別にポイントをまとめました。
■目的別レイアウト
・食事をする場合
食べるスペースも兼ねる場合は、家具選びが大切です。
ダイニングとしても使えるやや高めのテーブルと、
ソファをリビングの中心に置いて対応しましょう。
・仕事・勉強もやりたい場合
コンパクトなデスクを利用してパソコンスペースを作りましょう。
デスクは壁際や窓際にすっきりとレイアウトするのがおすすめ。
・趣味の場所を作りたい場合は
リビングに趣味の場所を作るならば家具を間仕切りにして、
落ち着ける空間を作るのが良いと思います。
何をするかによってイスやソファ、
テーブルなどピッタリなものを選びましょう。
■キッチンタイプ別レイアウト
・対面カウンターキッチンの場合
キッチンとリビング・ダイニングとのつながりがいいカウンターキッチン。
キッチンカウンターにT字にダイニングテーブルを配置します。
リビング側のソファとテーブルも並列に配置すると、
LDK全体に一体感が生まれます。
・壁付けI型キッチンの場合
キッチンと平行になるようにカウンタータイプの家具を置くと、
キッチンが丸見えになることがなくなるのでおすすめです。
カウンターとT字になるようにダイニングテーブルを置けば、
空間もコンパクトにまとまります。
■狭いリビングで気を付けること
リビングのスペースが狭い場合は、
家具をたくさん置きすぎないことが大切です。
ダイニングテーブルをカウンタータイプにしたり、
ソファとダイニングテーブルを兼ねたリビングダイニングセットを使ったり。
省スペースのアイデアを活用しましょう。
リビングレイアウトの上手な進め方
リビングのレイアウトで大切なことは、
予めしっかりとした計画を立てておくことです。
いくらお気に入りの家具が見つかっても、
すぐに飛びついてしまうのは避けましょう。
動線やサイズを考えて選ばないと、
使いにくいリビングになってしまう恐れがあります。
それでは順を追って説明していきます。
■「測る」ことから始める
まずは家具を測りましょう。
W(幅)×D(奥行き)×H(高さ)ですが、
必ず最大部分を測るようにしましょう。
ソファの背の部分などは後ろに反っていることが多いので注意が必要です。
リビングラックなどは、
AV機器などが中にキチンと収まるかどうかを確認するために、
ラックの内寸も測るようにしましょう。
続いて、お部屋の計測ですが、
中古マンションは直接測ったほうが早い場合もあります。
計測する時は間取り図、置きたい家具の寸法をまとめたもの、
メジャー、筆記具を用意して、測ってみてください。
計測方法としては、
まずリビングでどの場所の寸法が必要か確認します。
確認した箇所の寸法を実際に測ります。
柱などの出っ張りがある場合は凹凸の部分も測りましょう。
高さのあるリビングボードなどを置く場合は天井高も測ります。
窓は床から窓枠の下、枠を含んだ窓全体の大きさを測ります。
(搬入経路として使う場合があります。)
照明のスイッチ、コンセント、ドアの開閉部も同時に確認しましょう。
これらは家具を置くと塞がれてしまう可能性もあるのでチェックが必要です。
最後にドア、玄関、エレベーター、廊下なども出来る限り採寸し、
家具の搬入ができるかどうか確かめるようにしましょう。
最後に
以上が決まったら、リビングで重要なポイントをご紹介します。
■動線を意識したレイアウトにしましょう
家具を実際に置いてみた時に、
スムーズに動けるかどうかはとても大きなポイントになります。
例えばソファの前では家族がすれ違ったりすることも多いと思います。
テーブルなどを前に置く場合は、
窮屈でないようにある程度余裕を持つようにしましょう。
スペースが狭い場合は、家具を置かない、という決断も必要です。
■「視線の抜け」を作るようにしましょう
リビングはくつろぎの空間です。
ソファにすわってテレビやDVDを楽しんでいても、
落ち着かないと感じたら「視線の抜け」がないからかもしれません。
テレビラックの背が高かったり、テレビの後ろに間仕切りがあったりすると、
奥行きがなく狭く感じてしまいます。
「視線の抜け」を作るには視線の向こうにスペースがあること。
できれば、奥に窓があったり、その外に緑があったりするといいです。
基本的にリビングに置く家具は低めのものを選びましょう。
■オープンスペースを大切にしましょう
家具が部屋の広さの3分の1以上を占めると、
非常に狭苦しい印象を与えてしまいます。
なるべくオープンな空間を作って全体的に余裕のあるレイアウトにしましょう。
床の部分が多く見えると部屋を広く感じるそうです。
そのためには家具を壁際にまとめてレイアウトするなどの工夫も必要です。
まとめ
どのような家具をどのようにレイアウトするかによって、
リビングのイメージは大きく変わります。
どれだけリラックスできるかもレイアウト次第です。
ぜひこの機会にベストのレイアウトを探してみてください。
その際に、こんな家具が欲しいなどありましたら、
お気軽にご相談ください。
それでは。
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