DIY編 「ビスケットジョイントでローテーブルを作る」アイアンウッド ローテーブル DIY 新築 家具

今回は、小物等を作成してもらっている職人さんにローテーブルを低予算で簡単に作ってもらいました。

細かい説明はないので、役に立つかは分かりませんが作成の風景をお見せします。


ブナの圧縮材の『ビスケット』と呼ばれる専用のチップを、双方の木材どうしに埋め込んで接合する方法をビスケットジョイントといいます。

木材の接合方法としてはとても便利で、応用範囲も広いです。家具作りにはとても重宝します。

ビスケットジョイントのメリット

正確な位置合わせで組立できる。ビスケットが位置の「ガイド」の役割を果たすので、組立の際に「ズレてしまった!」という失敗がほとんどない。

◆ 何枚かの板を接着して机やテーブルの天板を作っても、板どおしの段差がほとんど出ない。

◆ ビス留めのように外面にビスやダボが見えない スッキリしている。

◆ 「ほぞ組」よりはるかに簡単に、「ほぞ組」に近い強度の接合ができる。


ビスケットは圧縮された木材(ブナ)なので、水分を含むと膨張します。

ジョイントカッターで掘る溝の巾は4mm丁度。
これに対して、 乾燥しているときのビスケットの厚さは3.8~3.9mm程度なので、指でギュッと押す程度で溝に入れることが出来ます。

これがボンドの水分を吸って膨らみ4mm以上になろうとするため、しっかりと食いつき、ボンドの接着力も満度に発揮され強固な接合になるという仕組みです。

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■HP
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〜府中家具について〜

主に婚礼家具のメッカである広島県府中市の家具職人さんに作成をしていただいています。

広島県府中市、江戸時代から始まった手工業から発展し、

特に着物から小道具を大切にしまえる婚礼家具は日本の高度経済成長期に全国で大ヒットしました。

技術のうえでも第一人者として自他ともに認める産地として有名になっていきます。

昭利30年から始まった全国市場ヘの登竜門である全国優良家具展への出店が、全国に一躍府中家具の名がとどろいたきっかけとなっています。

その一方で職人さんの高齢化が進んでおり、全盛期の腕のいい職人さんは第一線を退かれている方が多いです。

だからこそ希少な技術をたくさんの方に実感していただきたいと思います。

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