飾り棚のテクニック
お店の什器としてもご相談される飾り棚ですが、
お部屋のインテリアコーディネートを楽しむ方なら、家具だけではもう一歩足りない…そんな感じで飾り棚を検討される方が多いと思います。
飾り棚には種類があります。
スペースや飾りたいものに合わせたサイズで、インテリアスタイルに合わせて選ぶことが大切になります。
今回は、飾り棚をおしゃれに、インテリアに取り入れるポイントをご紹介していきたいと思います。
おしゃれな飾り棚を実現する方法
種類から見ていきたいと思います。
■棚板のみ・壁付けタイプ
一番コンパクトな飾り棚が、棚板のみの壁付けタイプです。
こちらのタイプは、奥行きが浅いものが基本です。
ソファの後ろなどに気軽に設置できますが、小さめの雑貨を少し飾るイメージだと思います。
寂しいと思われる箇所に、小物を飾ることができるとても便利なアイテムです。
注意点として、棚がはずれてしまわないように、設定されている耐荷重の確認をするようにしましょう。
以前も壁掛けの家具について書いておりますので、そちらも参考にしてみてください。
■サイドのある棚・壁付けタイプ
こちらはさまざまなタイプがありますが、棚板だけではなくボックスになっていたり、サイドの枠や側板があったりするタイプです。
棚板だけより、「家具」の印象が強くなります。
棚自体が重くなるため、壁面への取り付けをきちんと行わないといけません(壁の補強が必要になるでしょう)。
その分、奥行きがあるタイプもあり、大きめのものも飾ることが可能になります。
家を考えている方には備え付けでこういった物を設置するのもいいかもしれません。
■オープン棚がある・置き家具タイプ
食器棚(カップボード)やサイドボードなどで、扉がある収納部分とオープンな部分があるタイプです。
オーダー家具を頼まれる方の多くは、こういった家具を考えている方も多いです。
サイズが大きものが多くなりますので、置き場所の検討が必要になります。
奥行きがあり、しっかりした作りのものが多いので、大きなものも飾ることができます。
■全てオープン棚・置き家具タイプ
全てオープンな置き家具タイプの飾り棚は、飾りたいものをしっかりコーディネートして見せるタイプ。
収納すると言うよりもディスプレイするための家具です。
お部屋のポイントになるようなデザインを選べば、インテリアの方向性を表現するのにもぴったりの家具になります。
インテリアスタイル合うデザインを選ぼう
飾り棚はさまざまな素材とデザインのものがあります。
インテリアスタイルに合う飾り棚を選ぶことが大切。
素材を揃えたり、カラーを揃えたり、飾り棚がインテリアをグレードアップしてくれるようにコーディネートしましょう。
素敵な飾り棚を見つけても、飾ってあるものや飾り方がいまいちだと台無しです。
ポイントをまとめてみましょう。
■ディスプレイのコツ
例えばインテリアをミニマムなスタイルにしているなら、飾り棚の上もミニマムに。
お部屋の全体の印象に合わせた量を飾りましょう。
逆に、ものがあふれるインテリアなら、棚の上もたっぷり飾るとバランスが取れます。
■高低差をつけて余白を意識
棚の上が単調にならないように、リズム良く飾りましょう。
背の高さが同じものが並んでしまわないように、高低差をつけることを意識します。
高低差は、横ラインだけでなく、奥行きでも意識するとよりセンス良く飾ることができます。
また、何も置かない余白も作るのもいいと思います。
ただ飾っている時とは、全く印象が異なります。
■メインカラーを決める
棚に飾るもののメインカラーを決めると、まとまりやすくなります。
もちろんお部屋のインテリアに合わせたカラーを選びます。
インテリアのちょっとしたコツについてでも書来ましたが、
色数を増やすと、コーディネートは難しくなります。
つまり、自信があまりないなら、メインカラーをメインに1、2色に抑えると失敗しにくくなります。
■設置場所を考える
壁掛けタイプの飾り棚は、比較的自由に設置が可能になりますので、
目線が集まるフォーカルポイントに設置するのがおすすめです。
お部屋を印象付ける小物が飾られた棚に目につくと、見せたいインテリアを演出することができます。
リビングなら、ソファに座った時に目につくテレビ周りが定番ですが、お部屋に入った時に目に入る場所に設置する方法もあります。
■置き家具タイプは、メイン家具のサイドに
置き家具タイプは、設置スペースが必要になりますので、自由に配置することは難しくなります。
メインの家具のサイドにあるスペースなら配置がしやすいでしょう。
ソファの後ろやサイドもおすすめ。
ソファは高さがありませんので、飾り棚の高さを利用してお部屋にポイントを作るとグッとセンス良くまとまります。
ほかに、ダイニングの横も置きやすいでしょう。
お部屋の中の高低差を意識することがポイントになります。
背の高い家具の横に、背の高い飾り棚を置くのはあまりお勧めしません。
まとめ
今回は飾り棚の選び方や、飾り棚の種類をご紹介いたしました。
少しでもお部屋に合う飾り棚のイメージをつかんでいただけたのではないかと思います。
参考に、ぜひ飾り棚のあるインテリアに挑戦して見てください。
飾り棚のご相談もお気軽にしてください。
他にも家具についてのご要望等、心よりお待ちしております。それでは。
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