#8男女共習 ハンドボール(4/8)
前回のめあてが
「守備をかわす」
ということで授業を進めていきました。
この辺りから、チームの習熟度にばらつきが出てきます。
苦手な生徒の多いチームがうまくいかないと言うよりは、リーダーシップをしっかりと発揮できる生徒が一人でもいるチームが雰囲気がよくなる傾向にあると思います。この時点でうまくいっているチームは正直言って、この後の授業で何をしてもうまくいっていました。試合の時なんかは、めちゃくちゃ負けてても、めあてを持って取り組んでいました。
大変なのは、能力が比較的高いメンバーが多いチームです。自分たちで進めていったり、イメージでやっていくので、その修正が難しいです。自分たちで進めていくことが悪いことではない(むしろそうなって欲しい)のですが、能力の高い生徒は、能力に任せ、勝ちを意識した展開になってしまうことが多いです。練習ごとに気をつけて、声掛けしていく必要があります。
では、授業の流れを
1、挨拶、流れの説明
めあて
「フリーでシュートするにはどうすればいいだろうか?」
2、W-up 1 ラジオ体操
2 コーン通し
前回のコーン倒しと同じくここからチーム活動です。
準備
・各チームに「三角コーン」を二つ、「ボール」を一つずつ
・三角コーンを横に二つを一歩の間隔で置きます。
ルール
・守備者は一人、攻撃者は四人
・守備者はコーンの間は通れない
・攻撃者がコーン間を通せたら勝ち
意識させることは前回と同じです。これも、チームによってオーガナイズを変えさえてもOKです。
これもうまくいったら
必ず褒める
むしろ
褒めるために声をかける
続けていくと、生徒同士で自分と同じ褒め方をする生徒が出てきます。このハンドボールの授業で「生徒たちは褒め方を知らなかっただけじゃ?」と思うようになったほどです。
3、3対2
準備
・1チームでハーフコートで活動していきますが、そのコートを縦半分(具体的には白線を引きます)にします。
ルール
・守備者は半分の線を超えて、移動してはいけない。攻撃者は自由。
めあて、「フリーでシュートするには?」を意識させるようにします。
問いかけは、1、「まず、何を目指す?」
⇨「ゴール」
2、「フリーになったらどうする?」
⇨「シュート」
この二つを無理矢理でも見つけて褒めます。
少し話はとびますが、
球技のゴール型の技能では、
ボール操作、空間に走り込むなどの動き
を身につけるように指導する。と書かれています。
要は、
①ボール操作
と
②ボールを持たないときの動き
を指導する必要があります。
① は 「フリーになったらシュートする」
② は 「どこにいけばフリーになれるか?」
② が上手くいき始めると、全ての生徒が積極的に参加できるようになってきますので、② 「ボールを持たないときの動き」を大切にしていきたいです。
「ボールを持たないときの動き」は成功が見えにくいように思いますが、発想を変えれば、ボールが上手く操作できない生徒も、動いてるだけでいいプレーができる!と思います。
4、チームで振り返り
今回から少し難しい内容だと感じる生徒も多いので、声掛けの工夫が必要になりました。
ということで、今回はここまでです。
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