【七聖召喚】アイデアについて考える
こんにちは、葉山です。Lpというチームで七聖召喚をしています。
今回は、七聖召喚に本気で取り組む上で向き合うべき"アイデア"について書いていきます。
(初心者の方、これから競技的に七聖召喚に取り組みたい方向けの内容となります)
世の中にはアイデアを生み出せる人が存在します。
彼らは既存デッキをチューニングして新たなコンセプトを持つ強力なデッキとして再構築したり、使われていなかった並びを開拓したりと環境に大きな影響を与えています。
もちろん構築面だけでなく、対戦中にもアイデアの力は発揮されます。七聖召喚はカードゲームとしては裏技じみたコンボや複数の使い方を持つカードが少ないためわかりづらいですが、不利盤面から勝ち筋を見つけ出して実行までの筋道を立てるためには、間違いなくアイデアが役立ちます。勝ち筋を見つけられるということは、有利盤面の時に相手がどのように打開してくるかも予想できるということですね。
こんな記事を書いておいてアレですが、私はアイデアを出すのが本当に苦手なタイプです。
彼らのことを心から尊敬していますし、自分もそういった能力を身に着けたいと常日頃から思っています。
そこで今回は、アイデアとはどこから生まれるのか、どのように実戦に役立てていけばいいのか考えてみようと思います。
半ば自分用のような記事ですが、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
前提:カードゲームにおける"感覚"と"思考"
本題に入る前に、カードゲーム全般において強くなるために重要な二つの要素について書きます。
それが感覚と思考。
当然といえば当然のことです。誰だって普段からこの二つを使い分けて行動しているはずです。しかし、本当に重要なのはこの二つの要素をどのように捉えているかだと思っています。
カードゲームにおいて求められるのは、感覚と思考を連動し、同時に稼働することです。
カードゲームをやっていると、上手く言語化できないけどこのカードを入れると強そうだなと感じたり、この盤面は普段しないこっちの動きの方が強いのでは?となんとなく思ったりすることがあります。
こういった感覚を実戦に活かすには、多かれ少なかれ思考を挟むことになります。そのカードはデッキに入れて本当に機能するのかと考えたり、相手がどう動いてくるかを踏まえた上で本当に勝てるかと考えたりしますよね。
多くの時間をかけられる構築面で特に多いですが、カードゲームはじっくり論理的な思考を行うことこそが要、というように感覚が軽視されがち。しかし、その考え方は危険だと思っています。
なぜなら、感覚は新たな発想を生むための起点になるからです。そしてこの場合、思考は感覚を支えて伸ばす支柱のようなものになります。どちらも軽視するべきではありません。
そもそも人間の思考には限界があります。仕方なく感覚に頼るのではなく必要に応じて積極的に感覚を呼び出す、それができるように日頃から感覚を磨く、そういった意識を持つといいと思います。
感覚と思考を対極だと考えるのではなく、協力してゴールへ向かうためのものだと捉えることが必要です。
アイデアに辿り着くために必要なもの
本題です。といっても、ここまでの前置きで言いたいことは凡そ言い終わっています。
アイデアは、感覚と思考の結びつきによって生まれると思っています。
ふとした時に感覚的に浮かび上がってくる発想も、問題を解決するため思考を深めている時に見つける発見も、どちらもアイデアの一種。
つまりアイデアは、感覚と思考、どちらかに偏った概念ではなく、両者と密接な関係があると言えます。さらに言うと、蓄積してきた感覚と思考が具体的な形を持ったものということになると思います。
感覚と思考の重要性は先述の通りですが、それらの具体化であるアイデアもまた、強力な武器になります。
感覚と思考を繋げる意識を持ちながら質の高い取り組みを続けることが、アイデアを生み出す一番の近道。同時に上達の近道でもあります。
アイデアに辿り着くために必要なもの、のために必要なもの
ここまでアイデアについて書いてきましたが、「感覚と思考を繋げる」とは、何とも抽象的だと思います。
そこでまず意識したいのは、感覚も思考も、ゲームをプレイする中でそのゲームに適応していくものだということ。当然ですが、実際に対戦をする時間はできるだけ多く確保したいです。
その上で、より早く正確に適応するためには対戦について反省をするといいです。文字に起こそうとか考える必要はありません、頭の中でちょっと考えてみるだけでOKです。
重要なのは、構築から序中盤の盤面作り、終盤の詰め、あるいは対戦相手の構築や行動まで視野を広く持つこと。
「お任せくださいを引けなくて負けたけど、1枚しか採用してないのがよくなかった」
「ギリギリで負けてしまったけど、根本的な原因は序盤から大事にしなければいけないキャラを見誤っていたからかもしれない」
「ミラーで相手が上手くて負けた。この立ち回りは参考にできそうだ」
といったように、どこに改善の余地があるかを探していきます。
思考の積み重ねがそのゲームの感覚になります。すぐには改善点が見つからないかもしれませんが、確実に実力を伸ばす手助けになるはずです。
アイデアを活かす
ここからは、アイデアが出てきた時にどうやって実戦に活かせばよいのかを考えます。
この段階で絶対にしてはいけないことが一つだけあります。それはアイデアをすぐに捨ててしまうこと。
ここで言う「すぐに」とは、思いついたことがあるのに自信がなくて行動に移せなかったり、理論に基づいていない、現実的でないからと試しもせず切り捨てることです。
特に構築面においては本当にやってはいけないとまで言えると思います。構築なんていくらでも試せばいいですからね。それを捨ててしまうというのは、新発明が生まれるかもしれない可能性を潰しているだけでなく、試行錯誤のチャンスも失っています。あまりにも大きな損失です。
逆に言うと、様々な構築を試すことで次のアイデアに繋がるかもしれません。だから、とにかく構築は試すべき。そして失敗したら反省をして、糧にしていくことが何より重要です。
プレイについてのアイデアも同様で、やはりできるなら試した方がいいです。一般的ではない立ち回りを模索してみることで得るものは間違いなくあります。
特にマリガンや序盤は、一手一手が最終盤面にどう影響を与えているかを意識しながら数をこなしていくと理解しやすいです。
また、他の人と話し合ってみるのもいいと思います。アイデアはあるけど上手く形にならない時、誰かの意見が解決してくれるかもしれません。微妙な反応をされることもあるかもしれませんが、しっかり相手の話を聞けば自分のアイデアのどこが不完全だったかわかると思います。
些細なアイデアから革命は起こります。だから自分に自信を持って、自らのアイデアと向き合ってみてください。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございます。
一つ宣伝をさせてください。
現在Lpは、新規プレイヤーの方、競技的にプレイするための環境が欲しい方に向けて七聖召喚の調整環境を提供する取り組みを進めています。
サーバー名は Lp GITCG ACADEMY
サーバーの概要と募集要項は以下のとおりです。
〇ターゲット
・初心者の方
・実力に自信のない方
・コミュニティに興味がある方
・大会で勝ちたい方
〇活動内容
・テキストを中心とした意見交換
・サーバー内対抗戦
〇活動予定
七聖召喚ver4.2実装後(11/8以降)
〇応募方法
Lp (@LpGITCG) / X (twitter.com)のDMまで
1.七聖召喚や、他のゲームでの実績
2.自己アピール
3.性別
等を送ってください。
*無い場合は書かなくて大丈夫です。
〇募集人数
制限なし
*あまりにも多くの人数が集まってしまった場合、募集を締め切らせていただく場合がございます。
以下のnoteに詳細が記載されておりますので、ご興味のある方はご確認ください。
ご参加お待ちしております!