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【読書メモ】#60『ほんとうの株のしくみ』by 山口揚平

🏁結論🏁
🌟投資は「価格」ではなく「価値」を見る!🌟

株は上がるか下がるかの予測ではなく、「割安かどうか」で判断する。
「株」を買うのではなく「企業」を買うという意識を持って、会社の価値の源泉である強みを理解し、本質を見抜くことが投資の第一歩である。


📌ポイント📌
① 企業価値を導き出す
・企業の価値は、その「企業の事業価値」と「持っている財産」を足したもの。
・株の価値=(事業価値+財産価値―負債)÷発行済み株式数
⇒「事業価値」は営業利益の10倍
 「財産価値」=流動資産―(流動負債×1.2)+固定資産のうちの「投資その他の資産」
・ラフな計算でOK
・価値が厳密に計算されていることよりも安全域(割安度の高さ)の大きさを意識することが重要である。

② 価値の「源泉」を見抜く
・財務や会計から出てくる数値は、単に会社が過去に生んだ業績という「結果」に過ぎない。
【利益の源泉を見抜く4つの質問】
□その企業は「なに」で稼いでいるか(過去の業績)
⇒「その製品から上がる利益が全体に占める割合はどの程度か?」
□「なぜ」稼げているのか?(過去の事業環境)
□今後、稼げる仕組みに変化はあるのか?(将来の事業環境)
□これから「いくら」稼げるのか?(将来の業績)
・高い利益率の源泉のビジネスモデルのパターン
① 多くのことをうまくやる企業(高い業務効率)
② 他に任せる企業(フランチャイズ、ネットワーク)
③ 誰にもできないことをやる企業(知的財産)
④ 信頼度が厚い企業(ブランド・ロイヤルティ)
・横展開の可能性
・日本での有望な投資先は「小型割安成長株」

☆「過去の結果」から「将来の結果」は生まれない

③ 感情の罠にはまらない
・根拠なき投資はバクチとなる
・「儲けは確実に手にしたい、できるだけ損は帳消しにしたい」という感情の罠から損失は生じる
・継続的に投資をするつもりなら、冷静に確率論的知見から合理的な判断を下すべき
【投資に役立つ7つの習慣】
第1の習慣:株価が「上がるか下がるか」を予測するのではなく「割安かどうか」に注目
第2の習慣:意見ではなく、事実に基づいて判断
第3の習慣:結果ではなく、その裏にある原因を見つめる
第4の習慣:全て知る必要はない。価値の“本質”を見抜こう
第5の習慣:投資は手段であって、目的ではない
第6の習慣:毎月最低収入の1割を証券口座へ振り替えよう
第7の習慣:謙虚に学び続ける姿勢を持とう


👀MyView👀
<抽象化>
・木を見て森を見ず
・人間は感情の生き物
・資産株=お家柄が素晴しい人
・成長株=若くして苦労を経験しながらも努力して将来有望な人
<転用>
・投資の考え方と、物事の思考法は似ていると思う。
⇒「木」目の前の材料や物事だけに囚われず、全体像を俯瞰して考えることで本質が見つかるかも。
・感情に流されないようにするためには、やはり俯瞰できる力が必要。
・人との付き合い方も、投資の判断に似ているかも。
⇒お家柄が素晴しく遺産がたくさんある人よりも、将来有望そうな人と付き合いたいひとは、成長株一択(笑)

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