ブックカバーについて
本を読む人にとってカバー選びは悩みの種の一つかもしれない。書店の文房具コーナーや民芸店などで素敵なカバーを見つけてひとめぼれをしてしまうということは多々ある。しかしどんなカバーといえども本の寸法ぴったりとはいかないことが多いのではないだろうか。一つひとつの本に対しておあつらえのフィルムカバーを付けてジャケットを見せるのも手ではあるが、やはり目隠しの意味でもカバーをかけたいと思うときもあるであろう。そんな人にお勧めしたいのがアーティミスのブックカバーである。
このカバーは不織布のカバーで耐水性がある。それから何度も折り目が付いてもそれなりに馴染み、大抵のことでは破けないという特徴がある。書店でつけてもらう紙のカバーのような取り回しでありながら再利用ができる耐水性のカバーといったところだろうか。ただ、結露したペットボトルなどの湿り気には弱いようで、皺が寄ってくる(そもそもそんなことをすれば本自体も傷むのでおすすめしない…、と経験者は語る)。
使い方は紙のカバーと一緒だが、本紙全体の割と上部にあたりが付いていて、それを基準に文庫から単行本までそれぞれのサイズに応じたあたりが付けられている。岩波文庫からA5サイズの単行本まで対応できるなかなかの優れものである。毎日使う学習用の本をカバーするためにも通勤で本を入れ替えながら読むにもお勧めで、多数の柄が用意されているので複数持っておくと心強い。筆者はちなみに世界地図、ゴッホ、パリマップ、本棚、星座、そして真っ白なのを使っている。
所定の折れ線では岩波文庫は多少折り返さないとぴったしにはならないので、下部を少し折り込む必要がある。それが嫌であれば普通の紙のカバーのように中央に揃えて折れ目を付けていくのも一つではある。とはいえ多数の折れ目が付くと天地がわかりにくくなったりするので、カバーの厚みの変化が気にならない方はそのまま折り込んでしまうのをお勧めする。
ちなみにこのカバーにはいくつのものデザインがあるのだが、公式サイトではオンデマンドで自分が欲しいデザインを入稿することができる。オリジナルのカバーを作りたい方はぜひ試してみてはいかがだろうか。