美しくも、きれいでも、優しくもない、本音は泣いて吐くほど、眠らず食べずで自分がボロボロになっていくのを止められない毎日でした
早朝4時に起きて支度をして
コーヒーをカップに注いで車に乗り込んで
まだ暗いうちに出雲へ向かってスタートしました
そとはまだ薄暗かったですが
この神在月を目指して、この日しかありませんでした
今年は、はじめて稲佐の浜へ行き
砂を取って出雲大社へ向かうことにしました
車を走らせ、時折パーキングに入りながら
朝のドライブを快適に楽しみました
2時間半以上かけて、ようやく稲佐の浜に着き
時間は8時前でした
海岸沿いの駐車場へ車を入れようとしましたが
この時間ですでに満車!!でした
しかたなく、少し離れたところに車を止め
目当ての場所までは歩いていくこととなりました
弁天島の一番近いところで砂を取り
車に戻り、やっと出雲大社へ向かいました
稲佐の浜であれだけ駐車場がいっぱいだったので
出雲大社では車が停められないかもしれない・・・・
とドキドキしながら向かいましたが
ここでは、駐車場はどこもまだ空車がありました
ホッとして一番近い場所に停め
砂をしっかりと握り出雲大社へ向かいました
まずは大社の裏にある素鵞社へお参りし
砂を交換しました
これで今回の大きな目的は達成できたので
あとは、ゆっくりとお参りするだけでした
早朝でもあり、まだ人はごった返すほどでもなく
並ぶことなく、お参りすることもでき
フッと力も抜けたようでした
ああ、一人で運転してここまで来れたんだ
できるじゃないか
ひとりでも
そんな気持ちになりました
何でもない事ですが
これまでにはなかったことです
少しだけ自分の思考が戻ってきたのを感じます
ああ、、まだ大丈夫なんだ
こうやって元気に行きたい場所へ行ける
それでいいじゃないか
そんな風に思えるようになりました
3か月前は
自分をコントロールできず
眠ることもできない、目が覚めると恐ろしい現実が迫ってきて
それ以上休めず
髪の毛をかきむしり
自分の顔を跡が残るくらい爪で引っ掻き
食事をとっても吐いてしまい、一気に痩せてしまいました
まだ体重は戻りませんが
吐くことはなくなりました
何一つとっても、心穏やかに現実を受け止め
美しく穏やかに、そして優しく気持ちを整理していたわけではありません
文字にできない程の感情と戦ってきましたし
恐ろしい想像と何度も襲ってきました
そして、ようやく一人になったことを
素直に受け入れている11月となりました
出雲に一人で来ることができて
ようやく、あらゆる意味で
ここまで来たんだ・・・・と
心から思えました
もう大丈夫!というわけではありませんが
このえぐられた場所は
カサブタのように、少しだけ
固く覆われているような感じです
何か大きなきっかけがあれば
ガサっとはがれてしまいそうですが
その下ではだいぶくっついてきてるはずです
出雲から持ち帰った砂は
少し家の周りに撒いて
少しはガラス瓶に入れて
新居の玄関へ置きます
決して美しくもきれいでもない
本気でボロボロになったところから
這い上がろうともがいている3か月目です