時間がたってめちゃくちゃ価値観が変わった話
自分の棚卸もかねてツラツラと。
幼少期~高校生までの自分
この頃は端的に言うと「引っ込み思案でシャイでコミュ障」だった。
小さい頃は泣き虫で兄の後ろをくっついていた気がする。
流石に中学生くらいから泣くことはほぼ無かったけどその気質は持ったままで、授業中に当てられて発言する時はドキドキしてすごい苦手だったし、赤面症だったし、女子とは恥ずかしくて話せなかった。
とにかく注目を浴びるのが苦手。だけど仲良い友達とは冗談を言い合ったり格好つける。陽キャになりたい陰キャ。小学校~中学校まで野球をやっていて友達にはクラスの人気者がいたから、必死にくっついていこうとしていた陰キャ。今振り返るとそれが自己評価。
高校生になっても変わらずで、シャイだけど格好つけたい、真面目に生きるのはダサい、クールを気取ってるけど内心ビクビク。そんな性格だから進路を考える時期になると、
「将来はどんな仕事につこうか」
「やりたくないことは人と関わる仕事。接客業とか」
と思った記憶がある。
とりあえずもう勉強はしたくないしと思い、人と関わらなそう&図工が好きだったので技術系(ITとは無関係)の専門学校に進学。
専門学校~就職後
専門学校に入っても「引っ込み思案でシャイでコミュ障」は変わらなかった。ただこの時、専門学校の後半くらいでこの道を選んで良かったと思えた。少し自分に誇りが持てた。産まれて初めて。その理由は多分初めて自分でやりたいと思うことを選んで人生の歩みを進められたからだと思う。
思えば高校生までは親の言いなりになって動いてきた。習い事も野球も高校選びも全部親の希望だった。
専門学校選びからは自分の意志で決めたこと。だから行動に責任を持てるようになったし、授業でうまく出来ないと「悔しい」「成長してやる」という反骨心というか情熱を持てた。
今でもこの感覚は人生で一生大事にしたい感覚だと思ってる。
就職後は、高校生の頃に思った絶対やりたくない仕事「接客業」についた。
当初1年だけ接客をして、お客様対応とかビジネスマナーを身に着けたあと、技術者として働く流れだった。
この時「嫌だ」という思いより、「俺は多分社会不適合者だ。コミュ障だからこのままだだとこの先30年、人とうまくやっていけなくて早いうちに無職になる。今ここでコミュニケーションスキルを身に着けよう!」と学生時代の斜に構えていた自分からは想像もつかない前向きな思いが湧いた。
これも多分自分で良く吟味して選んだ就職先で"自分の選択"という責任があったからだと思う。
このことから「きっと幼少期とか学生時代に"自分の選択"で選んだものに熱中できたら、性格も全然今と違くて全く別の人生を歩んでいたんだろうな」と思う。
まぁそんなこんなで接客業を通してコミュニケーションスキルを身に着けようと、話し方やコミュニケーションに関する本を大量に読みながら一生懸命働いた。結構うまく接客できるようになったし、何なら人と接するの楽しいとさえ思ってきた。そしてそのまま技術者にならず自分の希望で接客業で7年働いた。
その後、給料の伸び代に限界を感じ、もっと稼ぎたいと営業職に転職。
コロナ禍へ突入
コロナで一番変わったことと言えば「働き方」だ。
これまで幼稚園からずっと「日中は属する場所に出向くこと」が当たり前だったのに、突如「在宅勤務」という働き方が出てきた。まさかの平日休日問わずずっと家にいる。超最高じゃんと思った。1日の可処分時間がめっちゃ増えた。接客業の時に対人スキルの本を読み出してから何かしらの自分磨きの勉強を継続していた自分は、この時に持て余すようになった時間で何か新しいスキルを身に着けて副業しよう!と思った。
そこでネットで情報を集めた結果、Web制作の勉強を開始。
ちょうど「営業職では自分の形となる功績がなくてつまらない」と感じ始めていた時に。
正直学生時代に思っていたことに「接客業はやりたくない」に加え「自分は機械音痴」もあった。
まずWeb制作の勉強をする前まで自分のPCなんて持ってなかったし、仕事で会社支給のPCを使っていたがoffice以外ほぼ使わない。何より自分がPCをゴチャゴチャと操作したら壊してしまうとさえ本気で思っていた。
そんな自分が「折角時間あるしこれを機に1から勉強してみよう!」と思った。駄目で元々、とりあえず3ヶ月頑張ってみて成長を感じなかったり、つまらなかったら辞めれば良いと。趣味感覚で始めた。
そしたら技術系の専門学校を出るほどにはモノ作りに興味があったからかハマった。半年でHTML / CSS(SCSS) / JavaScript(jQuery) / WordPressを独学で学び、クラウドソーシングから仕事を受注し副業を始められた。
エンジニアへ転職
日中は営業職、朝夜はWed制作をこなす日々が半年ほど続くと更にWeb系のスキルを磨きたくなる。そこでバックエンドの学習を開始して半年後に、紆余曲折のあった転職活動を経て、現在の受託開発企業に転職ができた。
日々もがいている。
当初の予定と実際
高校生や専門学校生の頃に思い描いていた未来は、
20代:修行の時
30代:独立
40~60代:細々やっていく
(ずっと技術者)
だった。
それが実際は、
20代:接客業・営業職
30代:営業職~エンジニア
40代以降:模索中
だ。
苦手としていた「対人業務」と「機械に関わる」を経験してきている。
(これは本当に不思議)
学生時代の自分は「引っ込み思案でシャイでコミュ障」だった。
自分は将来社会でやっていけるのか?女子と話せないけど結婚できるのか?そもそも彼女できそう?とか悩んでいた。
今も「引っ込み思案でシャイでコミュ障」という一面を持ちつつも、
「ある程度の社交性」「チャレンジ精神」を手に入れたし、それをもとに仕事もまぁ何とかやってる。ちゃんと女性とお付き合いもしてきたし結婚もしてる。
以上、