見出し画像

毒親サバイバーの夫婦生活

私(妻)は毒親サバイバーで、夫は家族仲が良い家庭で育ちました。
今回は毒親サバイバーならでは(?)の夫婦生活の発見や課題について書いてみます。

体調と労働

前提としてまず、自分がコンスタントに働けないという問題があります。つい最近まで実家で心理的虐待、兄弟差別、男尊女卑という状態で生活していました。

その頃は頭痛、身体のだるさから始まり、味覚障害や記憶障害、発熱嘔吐、喘息や季節性うつ、フラッシュバック、ADHDのような行動や思考になるというのがありました。(ADHDという診断をはっきりともらったことがなかったのと、家のストレスが酷くなるとADHDに似た症状が現れて、落ち着くと出てこなくなったのでこういった表現にしています)

今は一番酷いときに比べたら良くなりましたが、障害者雇用のアルバイトなどを目指すにはまだ不安定です。
なので、行政の保健師さんや地域活動支援センターに行ったときも今のところは【主婦業をしっかりやり、日々健康に過ごし、大きく体調を崩さないこと】が自立として目指すところになりました。
障害年金をもらっているので、そこは助かっています。

言いたいこと言う練習

学生時代、母は不倫して家を出ていきました。そのことで病んだ父とは何年もまともな会話がなく、おはようやいってらっしゃいなどのあいさつもなかったです。そのほかにも、兄弟差別や存在の軽視がありました。
私が結婚するタイミングでやっと父と会話できたと思ったら、父の口からは数年前の私の話しか出てきませんでした。

実家での扱いとその結果の救いようのなさから
・自分の存在を大切にできない
・思ったことを言えない
・家族に何かを頼めないようになりました

体調が不安定なまま無理に家事をして自爆することが多かったです。夫に何かを頼む、体調の悪さを自覚して家事を簡略化したり休んだりすることができなかった。
ただ、家事やコミュニケーションは日々のことなのでこの壁を乗り越えていかなければと思いました。

最近は「今日は具合が良くないから、洗濯物と料理をしてほしい」「生理前で身体の冷えが辛くなるからアウトドア系のお出かけはやめたい」と言えるようになりました。夫は快く引き受けてくれるし、その日の過ごし方のプランも柔軟に変更してくれます。

ああ、この人はあの家族とは違うんだ。そう感じられることは認知療法にも繋がり、辛かったのは過去、今は新しい時間。と区別がつくようになりました。

1日の過ごし方

フラッシュバックが頻繁に起きるので、常に動画を見たり音楽を聴いたりしています。本当はこういうことは脳によくないんでしょうけど…。なのでお風呂に入っている時、ドライヤーで髪を乾かしている時は容赦なくフラッシュバックが起きます。なんで父はあんなことをしたんだろう、あんなことを言ってきたんだろう…。鼓動が早くなり、息が苦しくなります。

【ゆっくり休む】がいまだにわからないです。いつも恐怖と戦っている。

趣味の時間

最近は新しい趣味として手芸をはじめました。それが結構よかったです。

・まず落ち着いて椅子に座れるか(これができないと心が荒れて相当大変な状態だとわかる)
・そのあとに作業時間(少しやってすぐ肩がこれば身体が緊張状態・こわばっているとわかる)
・作業の丁寧さ(気持ちが慌てていると糸をよくばってからまる)

人それぞれだと思いますが、手芸は今日どのくらい調子がいいか悪いかの指標になりやすいです

まとめ

なかなか人に理解を得られるものでもありませんが…
自分なりに自分を律し、今の自分に合った目標を持っています。
夫の手助けのおかげもあり、今まで失っていた安心できる生活をここで取り戻していくんだ!と過ごしています。

夫と愛犬のここあ、寝姿がそっくりで笑った朝

いいなと思ったら応援しよう!