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チェコスロバキア民謡「二ひきの蚊」と原曲「Komari se zenili」(蚊は結婚していた)

蚊ってイヤよね。童謡にするのはちょっとどうなのかなと思ってしまうのは、大昔の、痛い日本脳炎の予防注射がトラウマになってるからかもしれません。

でも、ヨーロッパではそんなに嫌われてないらしく、ある人によれば、「蚊は友達」ってフィンランド人は言って、腕にとまっても叩かないらしいし、チェコスロバキアにも蚊を歌った童謡があります。

日本にも紹介されてます。「二ひきの蚊」というタイトルで。

かわいい歌なのに、あまり知られてないですよね。やっぱり蚊は日本人にとって憎いヤツだからスルーされちゃったのかな。同じチェコ民謡でも、「ぶんぶんぶん」はあんなに愛されているのにね。


「二ひきの蚊」の原曲は「Komari se zenili」。

タイトル「Komari se zenili」を、Google翻訳すると「蚊は結婚していた」。二匹の蚊は夫婦だったようです。日本では、子供向け作品で結婚話はタブーなんだって、そういえば口承文学の先生がおっしゃってました。だから、その辺はぼかして、二匹っていうことにしたのかな笑

原曲の歌詞には、おそらく蚊の吸血鬼のイメージからでしょう、ワインが出てくるのですが、それを日本語の歌詞で赤いチューリップに置き換えてるのは、とてもオシャレだと思いました。訳詞は中山知子さんです。

★見出しにかわいい蚊取りブタさんの画像お借りしました。ありがとうございます!