吹き矢とボイトレ/腹式呼吸で大切な「丹田」とは
吹き矢の基本動作、マインドフルネス…と「腹式呼吸」についての投稿が続いていますが、先日、空手・柔道の映像を観る機会があり、そこで「丹田(たんでん)」という言葉が頻繁に出てきました。
「呼吸」と関連したテーマなので、くどいようですが、投稿します。
■「丹田」とは
空手等の武道だけでなく、禅やボイストレーニング(ボイトレ)でも言われる、身体の部分の名称だそうです。「丹田」という臓器があるわけでなく、「おへそ」の斜め奥下のあたりの部分の呼称、とのこと。
武道で言うと、この丹田あたりが「身体全体の重心」だそうです。また、腹式呼吸の際には、吸った空気を、この丹田に溜めるイメージが大切。これらを意識することによって、身体全体が安定するとのこと。
逆に、呼吸が乱れたり、緊張したりすると、上半身に力が入り、結果、身体の重心が上半身の方に移動してしまうそうです。当然、身体全体が不安定になってしまうんですね。
■ボイトレでは、「喉(のど)からではなく、お腹(丹田)から声を出す」というのを意識することによって、「大きく、かつ通る声」になると指導されました。
吹き矢の基本動作においても、
①上半身の力を抜く
②「丹田」を意識しながら腹式呼吸する
という動きを、大きく、ゆっくりやることで、身体全体とともに「狙い」がより安定するのではないか、と思います。
まったくの余談ではありますが、アニメ「ドラゴンボール」の「かめはめ波」は、「丹田」に溜めた “気” を一気に放出しているイメージですよね。
吹き矢においても、「丹田」に溜めた吸気(=気)を一気に矢に込めて、「かめはめ波」のように放ったら、すべて黒丸の10点に…と、そう上手くはいかへんで!、というのが「吹き矢」たるものの難しさかもしれません。