見出し画像

吹き矢/ポイント その4「呼吸」②

「高得点をあげるため」の吹き矢のさいご「4.呼吸」において、前回投稿した「一定の息で」「大きな息で」に続き、ラスト「短く(一気に)吹く」について、投稿します。

◼️<筒を構えて吹く~矢が筒の先端から飛び出す>この間「約0.04秒」だそうです。この一瞬の間に、大きな息で矢を押し出すわけです。
例えば、吹く “息の塊(かたまり=大きさ)” を「10」として、「0.04秒」以内に一気にその息を吹けば「10」の推進力で矢を飛ばせます。でも「0.04秒」以上のタイムで吹くと、(ロスが生じ)矢に対して「10」の力がかけられていない、ということになります。

協会の指導書より借用

■せっかく腹式呼吸で溜めた「めいっぱい」の息でも、「フゥ~~」という感じで吹いたらダメで、一気に(一瞬で)「フォッ!!!」という感じで吹かなければいけないわけです。
余計な話ですが、私は(前回に投稿)「ゴルゴ13」が狙撃銃で弾丸を発射した時のイメージ(経験してませんが)で吹いてます。最近は、マトに矢が当たった時の音で、ある程度「矢の強さ(速さ)」がわかるようにもなりました。(当然、上段者は、小気味よい音がします)

■話は飛びますが(よく飛びますが)、格闘家「ヒクソン・グレイシー※」の、ヨガをベースにした“炎の呼吸”と呼ばれた「横隔膜呼吸法(=腹式呼吸)」動画を見ました。 ※1958年ブラジル生まれ、柔術の達人、400戦無敗!

息を吐いた時のグレイシー

グレイシーは、物凄い速さでお腹を出したり引っ込めたりしています。しかもお腹を引っ込めた時の状態が普通じゃないですね。
A practical breathing lesson with Rickson Gracie (youtube.com)
私が通っているボイトレの先生(女性)も、もの凄い速さでの「ドッグブレス」を見せてくれました。呼吸をコントロールすることで体調を整えるトレーニングだそうです。

■理屈はよしとして、初段の私みたいなのが「0.04秒」で「めいっぱいの息」で矢を吹く(しかも筒を揺らさない)練習は?と調べたら「空吹き」が効果的ではないか、とのことでした。
家の中で、少し離れた(眼の高さの)目標に筒の先端を合わせて(矢はナシです)、大きな息を一気に吐く。その時、筒先が揺れないように。
これを何回か繰り返すわけです。と言っても、すぐ飽きてしまう(私の場合)ので、短時間でもよいので、毎日やるように努力してます。

以上で、偉そうに「吹き矢のポイント」として、長々と能書きを投稿してきましたが、「それだけ分かってたら、おまえの実績はどうなんだ?」と言われると…返す言葉がありません。「鋭意努力中」とご理解ください。
また、「それは、おかしいのでは?」「もっと、こうしたら」といったご指摘がありましたら、コメントをよろしくお願いします。