【6.x】学賢構成で覚えておきたいいくつかの事
2024/10/19追記 黄金版に対応して書き直したからこっちを見てくれ
絶オメガの感想文では正直小難しいのでかなり省いたが、学者担当の自分の中ではいくつかは検証を重ねた上でかなり脳内ルールを敷いていた。一部は賢者と共有してちょっと打ち合わせた部分もある。
こっちはマジで真面目な方の小話。今後どこかでやってみたい人の参考になれば。やった事ある人は大体知ってる内容だと思うので読まなくても大丈夫です。ちなみに計算とかは特にありません。だって計算できないんだもの
GCDバリアの特性を理解する
学者と賢者はどちらもバリアヒーラーであり、単体・範囲共にGCDを回してバリアを張る事が出来るスキルを有している。
基本的にバリアは、重複できないGCDバリアに限り「対象に既に付与されているバリア量」よりも「新たに付与しようとするバリア量」が多ければ、効果時間も含めて上書き更新。下回る場合は効果なし(No effect)となるのが普通である。
ただし、学者と賢者が同時に存在する時、このルールは適用されない。
必ず、『エウクラシア・ディアグノシス』>『鼓舞』となり、学者が先にどれだけ威力の高いバリアを張ったとしても必ず賢者のバリアで上書き更新されてしまう。共存はもちろん出来ない。逆に、既にEディアがかかっている対象にどの威力の鼓舞をかけても上書きはできない。
これは、賢者のバリアの特性である「バリアがダメージを完全に吸収して消滅した際に得られるアダースティングを、条件が満たされた分獲得出来る」というリソース回収が発生するため、ダメージ吸収で消滅した際に何の利も得られない鼓舞よりも優先される仕様になっているためである。
アダースティングの獲得条件は「対象問わず付与されたEディアが完全にダメージで消滅した時」と、「賢者自身に付与されたEプロが完全にダメージで消滅した時」なので、どちらも『鼓舞』より優先順位が高くなっている(士気で付くバリアも『鼓舞』という扱いなので、ここでは同一のものとして扱う)。
※あとで確認したところ、『Eプロ』と『鼓舞(士気)』はお互い絶対上書きし合う仕様なので、結局賢者が後掛けすると上書きはされるが、Eプロだけは鼓舞士気で上書きしなおせるという仕様だった。そういえば当初からそういう仕様のような気がしたが特に変更はされてないらしい。
そのため、GCDバリアを用いる必要がある場合は下記のルールに従って用いる事にした。
・鼓舞展開をする場合はEディア・念のためEプロの使用禁止
言うまでもなく上書きされて消される、もしくは無効化されるため。また鼓舞展開するにあたって、秘策・生命回生法・クラーシス(+転化、フェイイルミ)で強化しているので純粋にバリア量の減少につながる。もし万が一残ってしまうようであれば、鼓舞展開決め打ち前にペプシスを用いる事で事故を減らすようにした。
・それ以外のGCDバリアが必要なシーンではEプロを優先する
DoT更新を除き、無詠唱で動けるスキルとしては学者は無限に使えるルインラがあるが、賢者の無詠唱攻撃はフレグマとトキシコン、迅速ドシスの3種に限られ、かつリキャストやスタックの制約があるので機動力が落ちる。さらにフレグマは射程の制限があるのと、リキャストと威力の観点からバースト時に出来るだけ撃ち込みたい。迅速ドシスもプネウマを即座に撃ち込みたい時にはできれば使用を控えたいところでもある。
そのためアダースティングを回収し、トキシコンの回数を増やす事で殴りながらギミック処理を可能にする事を優先させる。
またEディア・Eプロ自体も無詠唱で発動できるので、それ自体も移動に利用できる。
最悪、緊急でGCDバリアを撃つ必要がある場合はどうせ賢者が優先されるので、ヒールも込みで士気とEプロを同時にかけても特に問題はない。消費MPに対してちょっと損だなと思うだけなので。
実際、確定でEプロ撃つからバリア要らないけどHP戻したいな~と思った時は不屈>フェイブレ>応急士気という優先順でピュアヒールを足していた。
バリアの消費優先順位について
バリアはそれぞれバフ毎に消費優先順位が決まっている。まあ全部を検証したわけではないので、ぶっちゃけ細かいところは自分でも把握していないのだが、下記の点のみルールを設けた。これは学賢構成以外でも覚えておきたいポイント。
・個別バリアが必要な時、Eディアとブラナイを同時使用しない
これは学者と賢者、というよりは賢者と暗黒特有の仕様による、「バリア消費の優先順位」に関するルールである。
ブラックナイトも「効果時間内にダメージで消滅した際にダークアーツを得る(漆黒の剣1本無料券)」という特性があり、賢者とリソース回収の面で競合してしまう。
両方が付与された場合、被ダメージ時の消費優先順位は実はブラナイが最優先となり、ブラナイだけが割れてしまうとEディアが残り、その後に鼓舞展開する必要がある場合にこの対象だけ上書きできず薄いバリアで次を迎えることになってしまう。
絶オメガだとP1のブラスター+塔で個別バリアで軽減→パンクラ前に鼓舞展開、というケースで事故が起きやすかった。
この時にタンク以外の対象にブラナイを使用しなければいいだけの話ではあるのだが、ダークアーツは永続バフの扱いになるのでタイミングによってはMP3000を別枠で一旦持ち越して火力に転換できるので、最大で実質MP13000からスタートできる事を考えると無下に使うなとも言えない。のでこの辺は賢者と暗黒で使う使わないを決めてもらった。決めてもらったというか感覚で多分何となく察してるはず
また、GCDバリアはそれぞれクリティカル発生時のボーナスとして
鼓舞:激励
Eディア:エウクラシア・ディアグノシス[強]
という追加バリアが発生するが、これは実はお互いの素のバリアと共存可能である。
この追加ボーナスバリアは『鼓舞・Eディア(プロ)』よりも後に消費されるため、意外と残りやすいのだが追加でバリアをもう片方がかけなおした際に「鼓舞+Eディア[強]」や「Eディア+激励」という組み合わせで残るため、有用に使っていきたい(まあダメージが他メンバーより軽減されてブレるが、それは考慮しない事にする)。ペプシスを発動させた場合も消費されるのは素のEディア・Eプロ部分のみなので、[強]は残る。
シェイクオフ・ディヴァインヴェールについては今回は検証は特にしていない。いずれにせよ零式以上クラスの被ダメージでは重ねたところで片方だけ割れるというケースがほぼ存在しないし、存在していたら過剰軽減なので多少わずかにリキャストが腐ろうが他の痛い部分に回すか、割合軽減と他ロールの軽減のみにとどめGCDバリアをやめて攻撃に割く方がお得だから。
残影とマバリアは対象者がいなかったので特に検証する必要がなかった。
多分Eプロから先に割れるんじゃないかなって思うけどどなたか検証してください。
軽減・回復リソースの配分について
学者も賢者もどちらもバリアヒーラーなので、大体共通したスキルをそれぞれ有している。これをどのように使いわけるか? もしくはどちらを優先して動かすべきなのか? というのは意外と悩ましい問題である。
今回の絶オメガに関しては散開し続けるギミックが多く割と賢者に軍配が上がるシーンばかりでさほど悩まなかったのと、軽減自体は賢者が組んでくれたので特に問題がなかったが、一応自分の中ではある程度決めてはいた。
ジョブ固有リソースが必要な軽減・回復
とりあえずベースとしては、リソースが必要なスキルの場合は賢者>学者の順にリソースを吐く。
学者は1分に3スタック(転化が使える場合は実質最大6スタック、秘策が使える場合一部スキルにおいては実質7スタック)をエーテルフローの次のリキャスト明けまでに管理する必要がある一方で、賢者は20秒に1回アダーガルが貯まる(リゾーマタが使える場合は実質4スタック)わんこそば方式なので、短いスパンでの管理がしやすいというのがまずある。
さらに、アダーガルを消費するスキルはMP700回収がついてくるので、定期的に吐き出さないとMPが枯れやすい事、攻撃に回すためのリソースではない事も理由として挙げられる。
学者の場合は最悪余ったらエナドレに切り替えてからのエーテルフロー更新でMP2000を一気に取り戻せるので、多少余りがあっても火力に変換できる。
これらの観点から、基本的にまずリソース消費を行ってスキルを回したいのは賢者であり、学者が不足した分を補う、というのがベターな選択である。
リソース無しのスキルも含め、全体の動きから向き・不向きを考える
これはピュアヒーラー側が持つ軽減スキルに対しても同じ事が言えるのだが、軽減スキルには効果範囲の特性がそれぞれある。
賢者は効果範囲としては自分の立ち位置に強く依存する一方で、一度かけてしまえばそれぞれの対象にバフとして作用するので、少しでも中央に潜り込んで全体に作用してしまえば効果時間中は散開してようがお構いなしというのが大きな特長である。
対して、学者は本体から発動する軽減・回復はGCDバリアと疾風怒濤くらいで、主力の軽減や回復は妖精を起点に発動するので本体がどこにいても関係ないタイプや、設置型なのでそこに立ってさえいれば勝手に効果が発動したり、誰かを対象に取って拡散出来たりといった特殊なタイプになる。
そのため、賢者が中央に入ることが難しく、やや散開状態を維持するような状況であれば学者のペットスキル(光の囁き・フェイブレッシング・フェイイルミネーション・コンソレイション)を使う方が無理なく動きやすい。
基本的に集合から散開、継続して散開しながらギミック処理、という事が多い場合はまず賢者の軽減から入り、学者のスキルで継ぎ足しをして延ばすという形に持っていくと危険を冒さずに軽減を回せる。そういう意味では学者はペットジョブという事もありかなり他のヒーラーに比べて汎用性では優位に立つバリアヒーラーである。
まあこの辺は正直あんまり賢者と打ち合わせはしなかったが、中央に戻る移動で時間がかかる時や中央がふさがれてしまう場合は基本的に自分が、というか妖精や陣が回復補助に入っていたと思う。所詮学者本体はおまけなので
バリア→ピュアヒール変換スキルの仕様について
どうしてもお互いのアビリティだけではピュアヒールが完結できない場合、バリアヒーラーにはそれぞれバリアをピュアヒールに変換できるスキルが存在する。今回の絶オメガでもロスが少ない範囲で多くて3回くらい応急士気を使ったりしたが、応急士気とEプロペプシスだと地味に仕様に違いがある。数値については一応現時点の最終装備で数値を出したが計算は面倒なので割愛させてほしい。
応急戦術+士気の場合
素ヒール5000+バリアからの変換分8000くらい、士気がクリティカルを引いた場合は8000+13000くらい。
変換回復量(つまりバリア分)のクリティカル判定は士気に依存する。また事前に応急戦術を入れておく必要があるので、1GCD間を先に消費しなければならない。一応秘策応急士気でMP消費なしの確定クリティカルピュアヒールもできるが、それなら手数も考慮すると正直秘策不屈(16000くらい)を撃っとけという感じではある。不屈だけじゃ足りなくてやばい時は重ねて使ってもいいが、強制HP1とかじゃない限りは正直軽減の見直しが必要レベル。
エウクラシア・プログノシス+ペプシスの場合
この組み合わせの場合、Eプロヒール分とは別で「ペプシス自体に固定数値の回復力が存在する」ため、バリア残量に関係なく350のヒールが入る。大体Eプロの素ヒール部分が2500(クリティカル時4100)くらいで、ペプシスは9000くらいなのだが、別々に発動する関係でペプシス発動時にもクリティカル判定が生じる。
そのため、Eプロがクリティカルしてようがそうでなかろうがペプシスでクリティカルを引くとそれなりのヒール量にはなる。14000くらい。
ただ、Eプロ自体の素ヒール量が学者よりも少なくバリアの方にウエイトを置いたスキルである関係上、本当の緊急時かEディア・Eプロを消しておきたい時に使う方が良い。2連続でクリティカル引く保証もないのでこれに依存するのはNG。まずはプネウマやピュシスを計画的に撃ってみてから考えましょう。
タンクケアの向き・不向き
結論から言うと、GCDバリアを用いない場合は
学者:HP戻し、HPを増やす事でダメージ相殺する
賢者:バリアまたは割合軽減でダメージ相殺する
という形になる。
学者は単体対象へのバリアアビリティがなく、生命回生法もリキャの都合で間が空いていない場合は鼓舞展開に回しがちという部分も含めてタンクバスターなど単体に対する軽減が非常に弱い。あらかじめ詠唱して鼓舞をかけるなり、陣に入れておくくらいしか対策がない。HPが確定で残るのであれば深謀で即座に戻すことはできるが、素でHPがマイナスになる状況に対しては弱い。
その反面、賢者はハイマとパンハイマのように単体と全体で同じような効果のアビリティをそれぞれ持っているため、タンクに対する事前の軽減を入れやすい。その分カルディアでの継続回復量はソーテリア含めても控えめなので、受け止めはできるがその後のケアが別途必要になる。
上記を踏まえると、ピュアヒーラーのベニゾン・星天交差のような軽減が欲しいときは賢者の方がその立場になる。もちろん学者側でHP自体のケアも忘れないようにしていきたい。
ごちゃごちゃと書いたけど結局は
いろいろ複雑なように見えて、一度特性さえ把握してしまえば楽しいのでもっと流行ってほしい。
もちろんヒラ4ジョブすべて向き不向きはあって当然なので、コンテンツに応じた選択は必要にはなるが、圧倒的な軽減スキルの数や意外とあるピュアヒールで補える事、それぞれGCDバリアに手数を割かなくてもアビリティで完結しやすいので火力面もそれなりに高くなる。
ちなみに学者と賢者でやったらどっちが大変かというと多分賢者の方が大変だと思うので頑張ってください。学者はHPS低めになりがちです。
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