【7.x】学賢やりたい人へお届けするマニュアル
俺「天球儀? すまんそれアルカディアに置いて来たわ」
というわけで、11月12日中旬実装予定の7.1以降の滅とか絶とか絶とか絶とか絶を楽しみに待っている戦闘民族の皆様こんにちは。
最近心をPHに侵食されていてH2の動きが出来なくなってきているかもしれない可能性が出てきたので、久々に学本と賢具を握りしめてLH級の消化をしています。すみませんH2は賢者でやらせていただけますか(学者H2で出来ないかもしれない)。
さて、絶へ挑む弊固定もメンバーを多少入れ替えて全員身内固定で絶オメガでも見知った顔がほとんどなので、
絶エデン、学賢構成やるしかねぇよなあ!
いやLH級でも相方ヒラさん(絶も自分が土下座して来てもらった)が賢者メインなので、消化段階で何度か学者やらせてもらってたので今に始まったことじゃないんですけどね。でも零式は見えない成績の為に侍さんとピさんはカード無くなると文句言うからね仕方ないね。
ここが強い!学賢構成のメリット徹底解説
なんでバリアヒラ2人なの?
わざわざバリアヒラとピュアヒラに分けられている中で、なぜバリアヒラを2人にしてまで構成するのかといったら、純粋にBHとPH1人ずつの組み合わせよりも優れている個所が多いからです。
●メリット
・アビリティによる軽減とHoTの枚数が多く、重ねる事が可能
・学者、賢者共に共通した効果のアビリティが多く分担しやすい
・片方が落ちても維持と立て直しが比較的容易
・アビリティメインの運用のため、ヒラのトータル火力が上がりやすい
●デメリット
・強制HP1からフル回復必須など軽減で防ぎようがないものにはやや弱い
・詠唱バリアが共通の特殊仕様で喧嘩しやすい
・出来る事が似ているので動きが被りやすく、打ち合わせ必須
・構成が固定の為、ピュアともシナジーとも言いにくい微妙な立ち位置
簡単にまとめるとこういう感じです。
デメリットに関しては半分は「固定等打ち合わせできる環境ならなんとかなる」ものが多く、一応厳密にいえば特殊構成PTの部類に入るのでこの辺りはほとんど問題になりません。
利点その1:陣とケーラコレが重ねられる
これが一番デッケェ利点。10%軽減+100HoTが2枚同時なだけでもシンプルに強いのに、30秒リキャで回転率が非常に高い。これが学賢を最強たらしめている要素の一つで、かつHoTが付随して来るのでピュアヒールの負担も軽くなるというのが強みの一つです。他構成が30秒軽減+2分軽減という形になるのに対して圧倒的な強さを発揮します。
欠点があるとすれば、陣がエーテルフローを消費するのでエナジードレイン(火力)とのトレードオフになってしまうという部分ではあるものの、バースト時においてはどうせシナジー次第では学者の威力100なんてすぐひっくり返るような火力でしかないので安定した軽減を重ねてその分極炎法撃った方が強いまである。
また、2分系軽減アビもそれぞれ特色があり、組み合わせ次第でどんな状況にも対応しやすいというのも利点の一つ。
利点その2:お互いの不得手を補うメカニクス
学者はピュアヒールの総量自体はHoTを含めると結構高い部類なのですが、瞬間的に大きく戻さなければいけない状況に対して弱く、応急戦術を使ったGCDヒールを用いてもアビのリキャやフローの状況によっては間に合わない事が多々あります。
また、賢者は白と同様に自分を中心に発動するスキルが多いため、1人ならカルディアで補えますが多人数が大きく離れる状態が続く状況に弱く、事前の対策が必要になります。
これに対して、学者の瞬間ヒール不足に賢者のゾーエプネウマが刺さり、賢者の範囲不足に学者の妖精アビ全般が刺さり……このようにお互いの個性による不得手を個性による得意分野で補う事が可能です。
学者の妖精はタンクだけでなく全体から見て現HPの低いメンバーを優先して回復するので、賢者のカルディアよりも柔軟かつ自動で対応してくれます。
ただ対象を指定できないので、そこは賢者のカルディアで指向性を持たせたヒールを……というような感じですね。
また、7.0以降からの100スキル「セラフィズム」「フィロソフィア」が増えたことによってさらにそれぞれが強化されたため、かなり余力のある形に。
利点その3:アビリティ主体の軽減になりGCDを攻撃に回しやすい
基本的にBHは現行コンテンツ攻略中はどうしてもアビリティだけでは補いきれず、GCDバリアやPH側の軽減も含めた上で動く事になるためそのバリアの分の火力が下がりがち、かつ野良だと周りの軽減が薄い場合は安全のためにGCDバリアを入れないといけなくなりがちです。これに関してはPHもそうといえばそうなのですが……。
軽減アビ多数のBHを2人据える事で、今まで紹介してきたようにアビリティを重ねて軽減はもちろん、HoTによるHP回復をアビ中心にヒール運用しているPHと遜色ない貢献度で行えるため、お互いGCDを攻撃に回して戦いやすくなります。
また、絶などではダメージ量が分かってきたらほどほどに必要な場所は賢者がEプロを貼ってアダースティングを稼ぎ、クソデカダメージには秘策鼓舞展開をぶつけるといった分担がしやすくなり、GCDローテーションを最適化しやすくなるのもある意味メリットではあるかも。
一応、PHも回復による損失分をどこかで補うような形で火力設定されているので、別に学賢ならロスがないから圧倒的に強いかというとそういうわけではないです。ただ、白で言うとミゼリ撃てるまでリリーを撃ちきる意識とか、占星だとできるだけまとめてコンヘリでアビのトリガー発動させるとかいう意識をしなくても楽に火力が上がるという意味での強みではあります。
学賢についての仕様のおさらい
前に記事としてまとめた、今現在も含む仕様についてのおさらいです。
前読んだから知ってる~って人は読み飛ばしてもらっても構いませんがこの文章ここが一番メインなのであと読むとこないぞ。
■鼓舞(意気)とEディア(EプロII)、他バリアの関係について
まず、BHのGCDバリアの仕様と、全体的なバリアの仕様についてザックリ説明。
●共通
同じ名称・種類のバリアを付ける時は既についているバリア量よりもこれからつけるバリア量が多い時だけバリア量と効果秒数を上書きできる。
上書きしたい方が少ない時はヒールだけ入ってバリア秒数も更新できない。
例:クリティカル鼓舞を受けている相手を巻き込んで士気を撃ってもバリアは変わらずに士気のヒールだけ入る(「鼓舞」→「鼓舞」の上掛けになるため)
●学者の鼓舞激励の策/士気高揚(意気軒昂)の策
バリア量が異なるだけで全て「鼓舞」というバフステータスのバリアを付与する。意気軒昂の策でも鼓舞は鼓舞。なのでどのバリアも「展開戦術」の対象になる。
●賢者のエウクラシア・ディアグノシス/エウクラシア・プログノシスII
単体と範囲では厳密にはバフステータスが異なり、
・エウクラシア・ディアグノシス
・エウクラシア・プログノシス
という名称のバリアをそれぞれ付与する。以降Eディア/Eプロと記述。
これを踏まえて、それぞれのバリアバフの優先順位を表すと
Eディア>鼓舞=Eプロ
となります。
・Eディアがかかっている対象
鼓舞・Eプロをかけてもバリアの上書きは出来ずヒールのみが入る(バリアは効果なし/No effectになる)
Eディアのみ、かけ直す際に残っているバリアよりかけるバリアが強ければ上書き可能。
・鼓舞がかかっている対象
Eディア・Eプロをかけると鼓舞がどんなバリア量でも関係なく上書きする。
・Eプロがかかっている対象
Eディア・鼓舞をかけるとEプロがどんなバリア量でも関係なく上書きする。
なんでこんな仕様なのかというと、賢者がトキシコン撃つためのアダースティング獲得トリガーが「Eディアが完全に割れた時」と「自分にかかったEプロが完全に割れた時」なので、攻撃リソース獲得トリガーの為にやや優先順位が高くなっています。
●クリティカル判定によるおまけバリアと他ジョブ・ペットのアビバリア
単体バリアにのみ付与判定が存在するクリティカル時の
学者:「激励」
賢者:「エウクラシア・ディアグノシス[強]」
というステータスですが、「激励」「Eディア[強]」は実は独立したバリアバフであり、「鼓舞」ならびに「Eディア」との関連付けはありません。付与される時におまけのようにくっついてくるので連動していると勘違いしがちですが、例えば「鼓舞」+「Eディア[強]」とか、「Eプロ」+「激励」みたいな付け方が可能です。
もちろん「Eディア」+「Eディア[強]」+「激励」も理論上できます。
また、他のジョブが与えるバリアや学者のセラフィムが与えるバリアもこちらと同じく他バリアと共存できるタイプのバリアバフです。ただし、それぞれのアビリティの仕様によってはダメージを受けた時の消費順に優先順位があるため、特にリソース獲得を含むバリアバフが混ざる時に厳密にバリア管理をする必要がある場合は注意が必要です。
ざっくり消費順を覚えておくなら
暗黒のブラックナイト>(Eディア|鼓舞|Eプロ)>Critバリア=その他アビバリア
で問題ないはずですが、もしかしたらピクトマンサーのテンペラコート/グラッサも割るとリキャ短縮なので優先順位高いかも。特にテンペラコートを使う際はちょっと気にしてみてください。
■似てるようで似てない? それぞれのアビリティ
学者と賢者は似ているようで結構得意分野が異なっています。
ここでは互換がありそうで、実は仕様が細かく違うものをきちんと掘り下げていきましょう。
●「野戦治療の陣」と「ケーラコレ」
互換って言うかぶっちゃけ重ねて使う事も多いんですが、効果は同じでも設置型・付与型という部分で実は厳密には効果秒数が異なります。
FF14自体の仕様で、サーバータイムに依存するのか継続的に展開するタイプのアクション(ナイトのパッセ・占星の(旧)運命の輪等)は対象から外れたり消えても効果時間が即座に切れるのではなく、3秒くらい残ります。
多分聞いたことある人もいるかもしれませんが。なので陣は実質18秒近くあります。ケーラコレはバフ付与扱いなので15秒きっかりしかありません。
HoTのtick自体は一緒かもしれないのですが軽減の効果時間としては割と重要なポイントかもしれません。
●「応急戦術」と「ペプシス」
学賢だとたまーーーーーーに使うのですが、バリアをヒールに変換するプロセスとか効果が結構違うのでわりと違う扱いです。
応急戦術:事前に発動しておくことで次のGCDバリア(鼓舞/意気)のバリア分をヒールにそのまま変換する。GCDバリアの方でクリティカル判定を行い、クリティカルならその分増える。
ペプシス:かかっているEディア/Eプロのバフを消費して、バリア量関係なくペプシス自身が持つ回復量の分回復する。そのためGCDバリアのクリティカルや量に関係なくペプシス発動時にクリティカル判定を行う。
ちなみに7.0になってからペプシスの効果量変わってないのでEプロIIでもEプロでもヒール量は変わらないです。なので、士気→意気の威力に依存する応急に比べると相対的に弱体化してます。特性かなんかではよ修正しろ。
ただペプシスは学賢の場合ヒールよりも「やっべうっかり鼓舞展開前にEディア咄嗟に入れちゃったぜ」とかみたいな時にバリアバフ消すのに使う事の方が多いかもしれません。
●「生命回生法」と「クラーシス」
どっちもタンクに投げればよくない? って感じで結構適当に使いがちですが、厳密には効果が違うので及ぼす影響も変わります。
まず、どちらも『被回復量が10%/20%アップ』の時点で秘策鼓舞展開したい時の下地には使います。ここまでは一緒。
ただ、生命回生法については被回復量10%に抑えられている代わりに最大HPを10%増やす戦士のスリルと同じ効果があります。
これはタンクジョブだとかなり影響があって、『使用者の最大HPを参照して効果量が変わる』タイプのバリアアビリティに対して影響を及ぼします。
これで効果量が変動するのはナイトの「ディヴァインヴェール」、暗黒の「ブラックナイト」です。戦士の「シェイクオフ」は『かかった対象の最大HPを参照する』ので、掛けられた側が回生法ついていれば効果がありますが全体の効果は上がりません。これはクラーシスには出来ない芸当だったりします。
AAのスキマを縫ってMTナイトや暗黒から頑張って鼓舞展開すると、タンク軽減も強化の恩恵を受けられるようになります。ただ削れて薄っぺらくなるのは本末転倒なのであくまでワ○ップ的要素だと思ってください。あと強制HP1技の直前に回生法使うのはやめようね!お兄さんとの約束だ!今でも死ぬのかなあれ
■それぞれの立ち回りについて
基本的には賢者がヒール・バリアの中心になり、それをアビと妖精で補助するのが学者、という形になります。
理由というか理屈というか根拠としては
・賢者のアダーガルがヒールのみに使う固有リソースだから
・賢者のGCDバリア消費でMP無消費の無詠唱攻撃が得られるから
・賢者はアダーガルを消費するたびにMPが700回復するから
・学者のフローは軽減ヒールと火力のトレードオフだから
というところで繰り出す優先順位が自然と決まるからです。
賢者の回転率を上げることによってMP回収を促しつつ、リキャの関係や重ねられない部分を学者がしっかりと支えるような形でお互いに攻撃しつつアビで被ダメを抑えつつ回復も、というような立ち回りが出来るようになります。GCDバリアはダメージ量・秘策や転化や展開のリキャスト等を見ながら、優先は賢者でここぞ!という時だけ学者が入るようにしましょう。
学者は様子見ながら後出しの応急戦術も結構強いので、どちらかというとPH寄りの動きをする方になると思います。
また、タンクへのAA・強攻撃ケアについては賢者がPH寄りのスキル構成なので、タウロコレやハイマの軽減を賢者が入れて、戻しが学者でパクトや深謀を使って……という感じになると思います。
黄金から立ち回りは変わるのかどうか
なーーーーーーーーーーんも変わんないです!
根幹が変わってないのでわりと今までのセオリー通りで行けます。
7.0から増えた「セラフィズム」と「フィロソフィア」については、同じような効果に見えて実は結構使う場所が異なるので、ここはしっかり押さえておきたいポイント。
フィロソフィアに関しては、「ここから火力をできれば落としたくないバーストゾーンだが継続的にヒールはしたい」という時にブッ刺さります。プネウマが「火力落とさず瞬間ヒール」に対してフィロソフィアは「火力落とさずHoT支援」が出来るので、ピュシスや囁きだけだと回復量や効果時間が心もとないという時に使いやすいです。しかも細かいこと言うとHoTのtickと異なりGCD依存の~2.5秒でヒールが入るのでHoTに比べるとちょっと速いよ。ただし攻撃やGCDバリアが撃てないと本来の効果を発揮できないので、運動会には不向き。
逆に運動会などの火力ロスなくGCDバリアを撃てる時は学者のセラフィズムが刺さります。50mの回復力100HoTに加え、意気軒昂の20%上位互換の「アクセッション」が無詠唱で撃てるので、詠唱を含めた動きを考慮しなくてよくなり軽減もギミック対応もしやすくなります。最悪GCDバリア使わない場合でも、アサイラムの代わりに使えるのでとりあえずHoT入れとくか~くらいの気持ちで使ってもいいです。3分リキャ技だけど。
さいごに
なんか前からめっちゃ学賢(賢学)構成で前に書いた記事を参考にしてくれたりとか、TwitterXでオススメしてくれた方とかがいらっしゃって「あんな駄文をこれ以上拡散したら恥ずかしさで死ぬ」と思ったので書きました。
いつ天球儀を拾いに行くかは未定です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?