【FF14】黄金のレガシーのヒーラー構成を考える
最近なんか検索すると自分のnoteの記事が出てくることと、間接的に私の存在をなんとなく知っている人が各種記事を読んだことがあってあなたの経歴は存じあげておりますみたいな感じの状況に陰キャの私は怯えています。対戦よろしくお願いします。
というわけで、あれだけヒーラーの事書いててメディアツアー後になんも書かないのもアレなのかなと思いまして……今後の高難易度コンテンツにおけるある程度の予想というか、こうなるだろうな、こうした方が効率的であるだろうな、というものをぽちぽちと書いていきたいと思います。
※この記事は6/6に公表されたファミ通さんのメディアツアージョブ詳細リポートに掲載のテキスト・数値を元に記載しておりますので、もちろん正式リリースにて数値面での大幅な仕様変更が生じる可能性がある事をご留意ください。
前提として
基本的にPHは単体ジョブ性能でBHには勝てない
一時期、漆黒では白・ダ占の構成が強いという時期もありましたが、基本的にこのFF14というゲームにおいてはどうやってもBHが有利です。
理由としてはいくつかあるのですが、
①主体とする役割を担うスキルのGCD/oGCD(アビリティ)の割合
②プレイヤーのHP/ダメージ周りのシステムとハードコアコンテンツの制約
主にこの2点が大きく関わってくると思います。
①主体とする役割を担うスキルGCD/oGCD(アビリティ)の割合
各ジョブの範囲ヒールキットの分類を考えると、PHは短いクールダウンで常にすぐ使えるようなアビリティのピュアヒールはそんなに持ち合わせていません。
白の『アサイズ』や占の『アーサリースター』がそれに該当するのかもしれませんが、この2つは攻撃と回復を同時に行う関係上高難易度コンテンツにおいては「バーストに合わせる」か「時間内で最大まで撃てる回数まで使用する」事が求められているため、タイムライン上一時的にズラすことはあっても、緊急時の為に温存しておくという選択肢はありません。
つまり、PHはHoTも含めアビリティのクールダウン中賄いきれない部分や、アビリティの性能を活かすためにどうしてもGCDヒールを割く必要があります。
その反面、BHはヒール効果が付随した軽減アビリティを短いスパンで撃てる設計になっています。
とりあえず先に置いておくべき軽減として、30秒リキャで陣やケーラコレにHoTがついているのって普通に強すぎるんですよね。いくら効果時間がアサイラムより短いとはいえ、90秒リキャのアサイラムよりははるかに取り回しが良くてベースのHoT回復量は同じ、しかも割合軽減10%効果が元々ついているのですからあきらかにぶっ壊れてます。
緊急時や差し込みもとりあえず30秒リキャで撃てる範囲ピュアヒールがあり、回復量もPHのGCDヒール1回と遜色ない威力です。欠点は連打出来ない事ですが、ヒーラーが2人いてアビ連打じゃないと対処出来ないケースはほぼ現時点で無いです。
これらの潤沢なアビリティを使い切って(もしくはこれだけでは被ダメが対処できない場合)やっとGCDバリアやそれを補強するアビリティの出番になります。
つまりまあどういうことかというと、それぞれの役割で持つべきGCDアクションはほぼ同等くらいなのに、BHの方がPHよりもはるかにアビリティの優れている点が多すぎるという事です。ピュアヒールでBHがかなり劣る設計にすると、単独でID等に行った際に後手に回った時がキツイという配慮もあるのでしょうが……高レベルになればなるほど格差が大きく広がっていると感じます。
②プレイヤーのダメージ周りのシステムとコンテンツの制約
これに関してはシンプルに、
●前述の理由によりアビメインに大きく減ったHPを戻す方が難易度が高い
●死んだら大きなMPリソースを割いて蘇生しないといけない
●時間切れ履行(enrage)までに敵のHPを0にしないといけない
という観点から、「GCDを攻撃に回しつつ、アビリティ軽減で被ダメージを効率よく減らして、削れた分を必要な分のヒールキットで戻す」というのが最善手という事になります。
そうなると、GCDバリアを持たず数少ないアビリティにしか軽減のないPHはこの最善手からBHよりもやや遠ざかっており、特に白においてはほぼ大半を後手で対応する事になるために足りない分をGCDで補う必要が出てきます。周りが軽減に理解のある優秀なタンク/DPSなら良いですが、野良ではそうもいかない事も多いはずです。いくら1発の威力が他のヒーラーよりジョブ性能として高いとしても、その分GCDごとの重みも大きく、軽減が無い分の被ダメカバーが多く積み重なってしまうと結果として目に見える火力損失になってしまいます。
正直この辺に関しては異聞零式をやっていると性能の差が如実に現れています。4人しかいない中で高威力の全体ダメージを捌くにあたり、効率が良いのはBH組です。完全にこの辺はジョブ使用率が物語っています。一番使用率の高い賢者は軽減もバリアもピュアヒールも全て高い水準で持ち合わせているため、スタンドアローンでの性能としても一番バランスがとれている例となっています。
黄金のレイドでの組み合わせ
学者&賢者
まあ今までの文章の流れからして結局暁月に引き続きこれが一番強いんじゃないかと言わざるを得ないんですよね……。
欠点としてGCDバリアが競合してしまう点については、以前自分が書いた学賢構成についてみたいな記事にも書いたんですが、基本は賢者のEプロで即時バリア&アダースティング回収が優先、鼓舞展開が必要になるシーンなどは学者がサポートに入る形で喧嘩になりにくいようになっています。
そしてLv100で追加される学者の『セラフィズム』と賢者の『フィロソフィア』は、性質が似ているようで使えるシーンは大きく異なるのもポイント。
賢者のフィロソフィアはGCDを回すことでエウダイモニアバフの対象者が勝手に回復されていくので、アサイラム等の「攻撃に注力しながら少しずつ戻していきたい」状況でも使えるし、鼓舞展開がリキャ中の時のそれなりデカバリア候補としても使えるのが大きいです。転化・セラフィズム中の学者の士気と遜色ない威力と考えると、リキャが3分とはいえ対応力の可能性を感じずにはいられません。
学者のセラフィズムは「俺自身がセラフィムになる事だ」というより「俺自身がアサイラムだ」がおおよそ正しく、50m範囲で陣と同じHoT+GCDバリアが無詠唱&強化+応急戦術リキャ1秒なので、GCDをフリーにヒールに割ける状況では著しく強く、賢者が純粋な戻しをやや苦手とする運動会フェーズを補える素晴らしい相方となってくれるでしょう。っていうか今まで学賢だと学者が割と暇だったしこれくらいの仕事はくれ。転化も健在なので、妖精アビの状況で転化秘策鼓舞展開かセラフィズムかである程度の選択肢があるのも◎。
白魔導士&学者
まあ一番見かけるスタンダードな組み合わせだとは思うのですが、白も別にBHと比べたら単体の性能がどうしてもアビの面で厳しいだけで相方がBHであればかえって役割分担が明確になり事前の打ち合わせをそこまで要しない一番野良向きの構成となります。
また、白のLv100『ディヴァインカレス』がテンパランスの効果時間よりも発動猶予が長く、かつ比較的強力なバリアと威力200のHoT付きという破格の性能な為、学者の軽減が薄くなりやすいシーンにおいて即座に繰り出せる軽減+ディレイヒールとしては文句なしと言えます。
占星術師&学者
正直占星のMP回収問題次第だと思うのですが、一応コンテンツを問題なく完走できるだけのMP回収が出来る事前提で話すと、占星側がきちんと使いこなせていれば無論軽減面でもヒール面でも学賢に追いつけるくらいにはポテンシャルがもちろんあります。そもそもノクタ占星のコンパチが賢者と言われているのですから、この組み合わせが強くないわけがないんですよね。
さらにお互いのシナジーがあるため、本体火力がそこまででも周りのタンクDPSが火力が出せるのであればそちらである程度火力が担保できるのも大きいです。固定であれば一番輝く構成なのは相変わらずです。
占星の『サンサイン』も単体で見るとそもそも軽減として(使用可能なトリガーも含め)微妙な評価ではあるものの、バリアが競合しない事もあり周りに依存することなくヒラで大半の軽減を担う事ができ、しっかりとダメージを受けれる安心感はあります。
ただ全体的に即時ヒールが控え目の構成でお互いに先をしっかり読む必要があるため、難易度もそれなりに高いのも今まで通りです。
白魔導士&賢者
攻撃がピュア同士なので、自身である程度の火力を確保しやすい事とシンプルなバリア&ヒールスキルが多いため攻略段階では比較的扱いやすい構成の部類に入るのではないかと思います。
ただ、賢者自体のバリアとしては学者ほどのクソデカバリアみたいな強みはそこまでなく、一番バリアが輝くのがリキャの長いホーリズムと3分のフィロソフィアEプロになるため、白の軽減の手札もテンパ・カレスしかない以上、著しく軽減の少ない構成では苦戦を強いられることになりそうです。
ただしピュアヒールの面では補って余りありすぎる性能をお互いに持っているので、割合軽減の効きにくい(ダークネス属性系)コンテンツにおいてはアビバリアといいヒールといい意外と相性の良い組み合わせです。
占星術師&賢者
暁月中盤より増えてきた組み合わせで、シナジーも持ち合わせつつ占星のヒールのウィークポイントを賢者がカバーしやすい組み合わせになっています。
サンサインがある事で割合軽減も多くなり、どちらもHoTでのダメージ相殺も比較的しやすいタイプなのでガンガン攻撃しつつ先にぽんぽん仕掛けていけば勝手にモリモリ回復していくような組み合わせです。
緊急で大回復が必要なケースにおいても、威力の関係で任意なタイミングで撃てて火力損失の少ない(※)マクロコスモスとプネウマが使用できるというのもまた利点となります。
(※プネウマ・トキシコンは暁月からドシスIIIに合わせての威力がなぜか変わっていないため。引き上げ対象になればロス無し)
白魔導士&占星術師
正直この構成ではそもそも被ダメに耐えきれるのかどうかという部分が怪しいのですが、そうはいってもお互い2分の軽減と追加proc+占星の運命の輪が1分で回ってくるため枚数は少ないにせよ必要最小限の軽減はしっかり入れてそれをピュアヒールキットで補う事が可能です。
戦士やナイトなどのヒール&バリアを持ち合わせるタイプの軽減や、マントラやバマジクなどと組み合わせればそこまで不可能な組み合わせではないようにも思います。
ただ今回黄金の全体的なジョブ調整としてかなり軽減にテコ入れが入ったため、生半可な軽減意識ではこの構成は厳しいかもしれません。
アライアンスとかカジュアルなシーンではわりと分担もしやすいと思います。白は見て戻すだけでいいので……。
おわりに
まああとは実際来てみないとわかんないのであくまで現状読み取れる部分の参考程度にしておいてください。よろしくお願いします。
うちはレイドは固定の学賢で行く予定です。
っていうかPHはもうちょっとGCDヒールとかヒールアビの回復量強くていいと思うんだよな~。なんとかならんのか
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