木を見て森を見ず
抽象的な表現になってしまうかもしれないが、仕事の話
「木を見て森を見ず」
という言葉がある。細部にこだわりすぎて全体を見失うことを戒める言葉だ。
確かにその通り。仕事人として一人前になっていく過程で全体像はしっかりとつかんで学ぶ方が確実に効率的だ。森を見ることができずに優秀な仕事はできないだろう。
しかし、今日ふと感じたのは
それでも「木を見ようとする誠意は必要」
ということだ。
一つのサービスを提供する側の顧客は大勢。サービスをより向上させて、より多くの顧客に満足していただくためには、「森を見る」ことが必要。
それと同時に、一人の顧客の立場や心情をどの程度まで想像して働いているか、ということも大切なのではないだろうか。
声をかける。笑顔で挨拶をする。名前を読んで話をする。前話したことのその後の話を聞く。サービスについての感想を聞く。ありがとうございました。立ち位置、目線、話しかけるタイミングや話す長さ。
個(木)を見て、個に働きかける。その誠意は、森を見る大前提にしていたい。
今日は、たくさんの方に出会ったが、一人一人に心を配ることができただろうか。時間がもう少しあったらなぁ、と感じた今日の仕事でした。