15文字を12文字にする努力
プロフェショナル仕事の流儀
週末にお酒を飲みながら見るか、朝モチベーションを上げるために朝食を作りながら見るかするルーティンになっているこの番組。
今回は笑わないお笑い学校の伝説の講師。
この講師は、自身の病気もあって多くの苦労を重ねてきた。絶望的な人生の中お笑いに出会い、そこでも命を削って努力を重ね、今の職に至る。
多くのメッセージの中残しておきたいことだけ書き連ねたい。
「好きなことを、とことんやりなさい。」
求められること、売れそうなことをこなしていくのでは苦しくなること。自分が好きなことをつきつめて世の中に認められること。その好きなことはお笑いの世界では「自分が面白いと思ったこと」なのだからいつか正解に導くことができる、というもの。誰かの幸せを願うというマインドがあれば、周りと歩調を合わせる方法より自分の好きなことを突き詰める価値が大きい。
「15文字を12文字で言う努力だ。」
小さな時間の短縮で、ボケをより多く入れられる。笑いの総量が増える。そのこだわり。すごく苦しい、難しいことだけれど、それが「基本」らしい。その精神は学ぶところが大いにあるような気がする。
「育てているのではない。育ってくるのだ。」
自分にはとうていできないことを求めている。それをやろうとしている芸人さんたちが自ら育っている。育てているなんておこがましい。というリスペクト精神。そんな講師だからこそ、芸人さんたちも「育ちたい」と思うのだろうなぁ。
記録程度に残した。
笑いってインスタントに欲しいもの。気軽に手に入って欲しいもの。と自分含め一般の人は思っているが、それを生み出す側の人たちは、とても笑えないような努力を積み重ね、真剣な表情で馬鹿らしいこと(ボケ)を考えている。その努力を微塵も見せずに軽々とお客さんの前で披露する芸人さんたち。終わりのない努力。
笑いを提供してもらっていることにも感謝と敬意の念を持って生きられそうだ。