最後まで見られなかった番組・・・
ドキュメント72時間
大好きな番組なのに
中盤ぐらいで、もうテレビのリモコンのオフのスイッチを押してしまった。
なんとなく、タイトルを見てそうなることはわかっていて、ずっと見るのを避けていた回。
開始数分で涙がこぼれてしまった(酔いもあったと思うけど)
自分は、仕事が遅くなって家に帰ったら子供たちが寝ていたとき
それだけでものすごく憂鬱になってしまう。
でも、夜の街を支えてくださっている人たちにも
私と同じ親の立場な人がいる。
そのドキュメンタリー。
夫婦で日本料理店を営み、日付が変わるころに奥さんが保育園に迎えにきて、すでにぐっすり眠っている我が子に言葉をかけながら、抱きかかえて家路につく。
結婚するつもりだったが男にとっては多くの女性の一人だったということを知り、シングルマザーを選んだお母さん。昼も夜も働き、午前1時ころに迎えに行く毎日。ママが来る時間に自然と目覚めて笑顔で迎える2歳の子供。
ママが新しい彼氏を作り出ていって父子家庭となり、子供とすごす時間を作るために経済的に不利になっても時間に融通のきく仕事に転職したお父さん。
必死に生きている親と、変わらずに笑顔をふりまきながら愛を求める子供。
なんというか、言葉にならないのだけど、涙が止まらなくて、受け止めきれる心の限界がきて、テレビを消した。
コロナになる前は、お金を払って、午前様まで飲み歩くこともしばしばあった生活。その時間を当たり前のように毎日作ってくれている人も、自分と同じように子を育て、子の幸せを願いながら生きている。自分なんかよりも数十倍葛藤しながら。
その葛藤の上で「時々」幸せな時間を分けてもらっている側の人。
AIが進化して、働き方改革が進んで
そんな葛藤を背負う人たちの人生も、改革されていくのかな。
幸せをより多く味わえるのかな。
そんなことを考えさせられた日。
また、心が整ったら、続きを見ようと思う。