自信について
子どもの頃、特に思春期は、「自信がある友達」がとても羨ましく感じていた。
当時自分の中で羨ましかった「自信がある」状態は
・次の大会絶対勝てるよ〜。
・定期テスト、めっちゃ順位上がる気がする〜。
・絶対高校入試合格できる〜。
といったものだった。
それにひきかえ自分は
・勝てるかな・・・こんな練習で大丈夫だろうか。
・他の人より勉強してない気がする。順位落ちたらどうしよう。。
・高校入試、失敗したら・・・
という心配事ばかりだった。だから羨ましかった。
でもでも、
今欲しいと思える「自信」はそういったものとは少し違うとわかった。
先ほどあげていたものは、「自信」というよりは、「宣言」「意気込み」に近い。究極を言えば、結果なんてわからないのに宣言しているという意味で「過信」だとも言える。
今自分が欲しいのはそういう「虚勢」に近い自信ではなく
自分自身に向けた「敬意の念」のようなもの。
自分を見ているもう一人の自分が
「よくやっているよ。」
「うまくできなくても、真摯に取り組んでいるからいいじゃないか。」
そのように自分に「しっかり顔向けできる生き方」こそ、自信の源となるような、そんな価値観。
ズルをして成功したとして、周りにちやほやされても、自分への敬意の念が沸くことはない。
スキルや成果が高い=自信ではない。
そんな考え方をする(したい)ようになったと思う。
後輩たちには「自信」を持って欲しい。
「できる」からではなく
「できる」に向かうその「思い」が素晴らしいから。と
そう声をかけられる先輩でありたい。