#ロウポン炎の100番勝負 第15局vs ナカアオさん戦
5/19(金)に行われたナカアオさんとの対局を振り返っていく。ナカアオさんは戦いを終え、指す将順位戦に戻ってきた実力者であり、最近は四人将棋の団体戦にも顔を出しているようである。振り飛車党であるので普通であれば相振り飛車になるだろう。
相振り飛車

気分だけ優位に立つのは将棋において重要である。相手に中飛車を強制して一人だけ歩を交換しているのは気分がいい。個人的にお気に入りの形である。

あの桂馬は「飛んで置ける…よね?」という桂馬で、これを狙われる展開もあろうかと思われるけれども、この▲6六銀型であれば問題はないはずである。さて相振りの定番である向かい飛車であるけれども、すでに何かあるのではないかと思っており、この後その構想(思い)をぶつけていく。

この飛車を指すために▲5四銀まで待ってみた。局後△4二銀のまま、△6四歩という手もあるのではないだろうかという今後の検討課題である。▲同角に△6五銀でいけると踏んでいたのだけれども。

ここで銀を使うところまでは読み筋で、勝手ながら▲8七飛車を打つしかないだろうとか思っており、勝手読みよろしくないですね。先手は堂々と受けて立つ▲4六歩。以下ばらばらになって。

ここまでは良かったのだけれども次の一手ですべてが終わってしまった。さすが振り飛車慣れしているだけはありここ以降後悔をしているところである。解答は書かない。


以上105手まででナカアオさんの勝ちとなった。対局観戦ありがとうございました。結局のところ感触は悪くなかったものの、もう少し全体的に包まないといけないか、追撃の方法を蓄えておきたいところである。ただ相振りの形として深く掘り進めていきたい部分ではあるところである。(了)